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カテゴリ:読書
ひきこもり探偵シリーズで有名な(とうさぎは思っている)坂木司の新刊。『シンデレラ・ティース』の姉妹編にあたる本作品。そして、面白いことに一作前の『ワーキング・ホリデー』ともちょっぴりリンクしていたりするのだ。 『シンデレラ・ティース』に登場したサキの友人のヒロこと柿生浩美は大家族の長女に生まれた、経済的にも思想的にもしっかり者の働き者。旅費を稼ぐ目的で夏休みにバイトをすることにしたサキは歯科医院の受付として、ヒロは沖縄でホテルのバイトへ。最初バイトをしていた石垣島のプチリゾートホテルから、人手が突然足りなくなったという沖縄本島のホテルジューシーなるところに駆り出される。ところが、そこが、なんとも沖縄らしいアバウトさを持ったホテルで、ヒロはカルチャーショック。それでも、持ち前のしっかり振りを発揮しようと努力するが、空回りしたり…。しかし、そのホテルジューシーのほかの従業員に囲まれながら、少しずつ、気持ちに余裕ができてくるのも確かなのだった。 平和な中にも、謎の宿泊客がいてトラブルがあったり、いろいろのお話たち。6編と書き下ろしの短編(後日談)があります。ラストが意味深だけど、『シンデレラ・ティース』ほどははっきりしたものではありません。笑^^坂木司、やはり、面白いですね~。12月には『先生と僕』なる新刊が出るとか。 ちなみに、シンデレラティースは下の本ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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