河野裕子歌集『あなた』を借りて来た
宮津図書館で借りていた本を返しに行った。時間があればゆったりとした館内で本を読んだり、選んだりしたいところだ。絵本を含む5冊を返し、また7冊借りてきた。京丹後市の図書館もお勧め本を「低・中・高学年、中学生」に分けてリストにして毎年出しているが、ここ宮津図書館でもやっている。「幼児3~5歳」用のリストまで用意されている。おとな用の本2冊も借りて来た。そのうちの1冊は、先日紹介した歌人・永田和宏の奥さんの歌集。 『あなた』河野裕子歌集 永田和宏・永田淳・永田紅 編永田淳、永田紅は子ども達。彼らも歌人。「はじめに」で夫・永田和宏が書いている。 2,010年8月、河野裕子は64歳という短い生涯を閉じた。作歌を始めてからほぼ50年のあいだに、河野の作った歌は、歌集に残っているものだけで6585首である。きわめて多作の作者であったから、実際には発表する歌の数倍の歌を作っていた。生涯に作った歌の数は、数万首になると思われるが、今回は歌集収載歌のなかから1567首を択んだ。歌集ごとに家族の3人がエッセイを書いていて、それがまた河野裕子の人となりを浮き彫りにしておもしろい。合わせて家族のカタチも見えてくる。2週間借りられて、さらに2週間延長できる。ほぼ1ヵ月ある。少しずつ読んで行こう。