|
カテゴリ:本、読書
不思議といろんなことがつながる時がある。 たまたま借りていた本の続きを昨日読んだ。 それがまた昨日の「世界は美しい」と思ったこととピッタリに思えたのだ。 『 森の妖精ティタの旅』(文・田中 章義 絵・葉 祥明) 2001年8月発行の本。図書館で何気なく手にとった本。 葉さんのメルヘンチックな絵があり、田中さんの文があり、英訳された文も付いている。 田中さんの名前は初めて知ったが、歌人でもあるという。 一行詩のような文が綴られている。 好きな文(詞)がたくさんある。 ひとつの花咲かせるために何枚の葉っぱがこの世に生まれるのだろう 花も実も大切なれどほんとうに会話すべきは茎かもしれず 花より早く生まれる茎よ 花より早く枯れることなき君を見ており さみしさばかり語って何になる 笑顔の似合わぬ生命などなし 地面を離れて咲く花は無し 旅先で雀と見つめる赤いカーネーション ツリフネソウ、ミシマバイカモ、ホタルブクロ 小さな川の豊かな仲間 いつもいつもその場を離れぬもの優し ヤシもケヤキもふるさとの海も おごってきばっていばってたところで自らの吸う空気さえつくれぬ我ら あわてずにあなたはあなたのスピードで心の灯を届ければいい 他にもステキな詞があり、絵がある。 この本の最初にメッセージが載っている。 2001年に出版された本。 地球の緑・自然が急速に失われていることへの危惧が切実に語られている。 19年経った現在、この嘆きはさらに深刻になっているように思える。 昨日は身近な自然、小さな生き物や草花の不思議や美しさにいっぱい出会えた。 世界がすばらしいと思った昨日のラン&ウオークにぴったりの本! 日本の今、世界の今、宇宙の今も知らなきゃ! 2020.10.2 湖面が光る離湖の方角を写す お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.10.03 19:10:38
コメント(0) | コメントを書く
[本、読書] カテゴリの最新記事
|