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March 7, 2015
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カテゴリ:音楽
少し間が空いてしまいましたが3Bsのライブセッティング紹介をします.
今回は普段メインで使用しているS90ESに加えてTomに借りたD-DECKを最大限に活用してのセッティングになりました.
ddk&s90es

最大の特徴は鍵盤数、、、ではなく音色替えの少なさです.
普段S90ESとKX61でのセッティングではS90ES側をマスターにしてもKX61側で6つも7つも音を替えないといけなかったりします.

大体,1曲に対して1ソング(16ch)を使用するのですがT'sLAB等では次のチャンネルに切り替えるタイミングがなかったりしてスプリットせざる得なかったりと実質16音色以上を使ったりすることもあるわけです.
その点,D-DECKはレジストで一気に全鍵盤分の音色を差し替えられる手軽さがありますので非常に楽なのです.

ただ,ライブが決まったのが2か月を切ったころだったこともあり準備期間が短かったのであまり音色は作り込まずにこうしたいああしたいを実現するのに手っ取り早い方法をと以下のセッティングにしました.
ddk&s90es_bg

S90ES⇒ソングモードで1chを演奏,4chをD-DECKのU.K.のサブ音源,5chをD-DECKL.K.のサブ音源を6chをD-DECKのP.K.サブ音源
s90es_song

D-DECK⇒MIDIチャンネルを上記に合わせてセカンドエクスプレッションのピッチベンドを4chにアサイン
ddk_midi

D-DECKのMIDI OUTをS90ESのMIDI INに接続してD-DECKをMIDIキーボードとして接続する形にしました.
D-DECK本体の音色も使うのでDECKの出力をS90ESのAudioINへ
s90es_adin

こうすることで,ダイナミックレンジの低いD-DECKを割れるギリギリまで持ち上げてかつトータルエフェクトをS90ESで制御できる形になりました.

K.K.JAMの窪田さんとかTRIXのAYAKIさんは,多分MIDIコントローラとしてD-DECKを使っていないと思いますので,特殊なケースかもしれませんがTomもポケドラやサポートでMOTIF XF8やXS7をマスターにD-DECKを私のセッティングと同じような接続で使っているらしいのでレアケースとは言えないかと思います.
いずれにしてもセッティングが大変ですからワンマンか休憩ありの入れ替え制ライブでもないと大変ですね.


楽曲でどのように使ったかを簡単に説明するとこんな感じです.

・S90ESでピアノ系バッキング
・D-DECK上鍵盤でリードやストリングス
・D-DECK下鍵盤でブラスやPAD
・D-DECK足鍵盤でベースやパーカッション他
ほとんどの曲でどれか一つに徹すると言う事がない鍵盤奏者にとっては非常に助かりました.

足鍵盤の使用は客さんだけでなくメンバー間でも疑問だったようです.
いるのか?と…
個人的にはいらないものは持っていきません.
また1曲しか出てこないとかでも持っていきません.
ちゃんと活躍していました.

と,言うことで今回はバンドで足鍵盤を上手に使うコツを紹介しまーす.

普段のスタイルだと右手で上物を弾くと左手でコードを押さえるためルート音が消えます.
バンドなのでベーシストがいるためそれでも問題はないのですが,Aメロ・Bメロと弾いていたルートが急にサビでなくなるとたとえストリングス等が出てきても全体的なダイナミックレンジが下がった感じに聞こえてしまうのです.
レコーディングの場合はLowがたまって意外と悪さしてしまう鍵盤のルート弾きですが,ライブの場合は結構重要なこともあるんです.
今回のセッティングだと足鍵盤でルートが弾けるためその心配がないと言ったところです.

また,70-80年代のFusionでしたので意外とパーカッションが多かったんです.
今回は尚美コンの時のようなMEP4を使った裏ワザはできませんでしたが足鍵盤を使ってほとんど同じ手法で解決しました.
ドラマーが確りリズムキープマンなのをいいことに16分でディレイをかまして8分でペダルを踏むと16分で刻めるようしたわけです.
s90es_ins-efx

尚,D-DECKだけではアサインができてもキーボードパーカッションにエフェクトがかけられませんので,実現不能なのですがS90ESの音色とインサーションエフェクトにテンポディレイを割り当てることでその不可能を可能にしたわけです.
今回やりませんでしたが外つけのエフェクターをアサイナブルOUTに挿してEFX経由後オグジュアリインに戻せばD-DECKでも実現はできます.

そして,極めつけはペダルでベルやストリングスと言った上物を演奏してしまうという離れ業.
ルート弾きでコードを押さえるエレピパートだったので最初はエレクトーン弾き的にベースでルートを弾いて右手でストリングスをと思ったのですが,ベルとストリングスがいっぺんに出てくるんです.
ストリングスはFのロングトーンだけだったのでサスティーンペダルでホールドすれば再現できますが,そんなにフレーズが複雑じゃなかったので足でも弾けそうだとなったわけです.
ただ,音色面で不都合が発生します.
D-DECKは2音色を一気にレイヤーに重ねることはすぐできるのですがスプリットがプリセットのままではできません.
一瞬S90ES側で音色をとも頭をよぎったのですがそこは元エレクトーン屋魂が許さないわけです.
ユーザーボイスを使うべくエディットになりました.
音色エディットでは皆さんご存知キー音有効範囲を決めることができます.
ddk_edit

ストリングスのノートリミット"ロー"をF1まで上げれば今回の場合はOKということになります.
ベルはちょうど合うベース音色が見つからなかったので使い慣れてるS90ES側で作り実現しました.
シンセ屋さんじゃ,足鍵盤をなかなかこういう発想こういう使い方できないでしょうね.

ペダルキーボードもこういう風に使えばライブでも大活躍できるんですよ.
もちろん,D-DECKだけでは実現できないものもありますけどわざわざ持ち出して鎮座させたのが見た目のためじゃないとわかっていただけたのではないかと思います.


文字で説明しましたが,単純にどうなっているのかを動画化しましたのでお楽しみください.

著作権の問題がありますのでフレーズそのままではありませんが何となくイメージつかめましたかね?
似たように使っているものは省きましたので,紹介した音色は一部と言うことになりますが決してオルガン弾き専用のペダルではないのだとわかっていただけたのではないかと思います.

私はYAMAHAフリークと言うわけではないですが幼少期からエレクトーンを弾き続けている為,このペダルの質感でないとなんかしっくりこないんです.
D-DECKのペダルは単体でMIDIキーボードとしては使えないので困っちゃう.
こういうニッチな商品は球が少ない分,製造コストがかかって売り上げにならないですから大きなメーカーでは難しいでしょうね.
それをいいことに(?)信号ラインにロジアナをつないで波形解析をしていると言うのはナイショです(爆)

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脱線しすぎましたが,こういう使い方はバンドやオケも演奏するエレクトーンでは結構メジャーです.
両手がふさがるバンドでペダル鍵盤は大活躍間違いなしですよ.
皆さんもお試しあれ~♪





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最終更新日  March 10, 2015 09:42:36 PM
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