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カテゴリ:音楽
愛用のステージモニターカナレ型イヤフォンSONY MDR-EX800STが壊れてしまいました.
とは言っても,よくある事なんですが原因はL字プラグ側のケーブル断線です(Rだけ聴こえない) 必ず延長ケーブルを付けて肩掛けのまま外さないように気を付けていたのですが最近,信濃路☆変で頻繁に持ち出していて,慣れもあって煩雑に扱ってしまいました. ま,イヤフォンはケーブル径が細いですから断線はつきものなんですけど… 延長はキャリーポーチに同梱できてS90ESから這わしても足を引っ掛けない長さと言うことで色々考えた末のStudioT'sLAB製オリジナルケーブル. 最近,新たなシチュエーションが増えて長さが足りない事がわかっていはいたので自己責任ですね. ごめんよEX800STくん。。。 例の如く修理になるわけですけれども,ステージモニターシリーズで有名なMDR-CD900STもMDR-EX800STも業務用の為,初期不良の2週間以外は見積もり含め全てが有償になります. とは言え,大抵の製品の無償期間中修理に至ったことのない私にとっては大した差はないのですが… 本シリーズの修理は少し特殊な扱いで業務委託という形を取っています. 国内唯一の正規代理店である有限会社メークアップ・カンパニー社にて対応していただけるのですが修理はもちろんカスタム,そしてなんと部品単位での卸しも行っているんです. 不明確なドライバユニット不調ならまだしもケーブル断線と断定できる内容なので(テスターで計りましたし)部品を取り寄せる事にします. せめて次の3BsPractisまでに間に合うことを願います(それまでに新しい延長も作ろうかな) DIYが苦手な方は以下より依頼しましょう…といってもユニット交換だけであれば誰にでもできるかと思います. 修理依頼はこちら 尚,ご存じかもしれませんが説明不要国内で最もメジャーなモニターヘッドフォンSONY MDR-CD900STのカスタマイズも行っておりMDR-CD900STの部品単位購入もできます. 部品単位購入では現在SoundHouse等でも取り扱っているので困る事は無いと思いますがご参考までに. MDR-CD900STの部品購入はこちら MDR-800STの部品購入はこちら 一時期,MDR-7506のカールコードや折り畳み式ハンガーにMDR-CD900STのドライバーユニットを取り付ける折り畳み型MDR-CD900STが流行りましたね. 昔はこちらの会社も行っていたような記憶がありますが現サイト上には見当たりませんでした(曖昧な記憶ですが…今でも各社カスタムショップでやっているでしょうからDIY苦手な方でも困らないでしょうけど) ちなみに,上記改造による音質の変化みたいなものが巷では騒がれましたが『はて?』と思ったものです. 皆さんよく考えてくださいよ~ ドライバユニットは一緒なんですがメカニカル部分が違うということは耳への密着度が変わりますから当然音の届く位置関係が変わります. 逆を言えば各部品が劣化した古い物と新品での差も,ユニットの差だけではなく部品のヘタリも関係していると言うことになるんですね. 音質が変わっていると決めつけられません視聴条件が既に変わっているんですから. ま,オーディオの世界ではよくある話です. そういう捉え方を否定しているわけではありません. ただ,空気の振動による"音"は全条件を完全一致させられない故に厳密には比べられないという事なんです. chromeのPA屋Dさんともよく話す内容ですけど,極論それでも経済が回る世界なので僕らはとやかく言うつもりはありませんけどね. 感覚でとらえることは素晴らしい事ですが,検証するならそれ相応の理屈も念頭に置いて特に情報を発信したいなら冷静な判断の元でお願いします. 似たような事例と言うわけではありませんが事のついでにもう一つ蛇足. 接続条件の都合で出力端と差が出てしまうという理由からバランス接続型のヘッドフォンをカスタマイズする方もいるとか聞いたことがあります. 実際にニッチな分野ですが,プロ仕様ヘッドフォンの中にはXLR端子がLとRにそれぞれ付いたモデルもありますし,MDR-CD900STを同種カスタマイズするカスタムショップもあったかと思います. 回路的には何の不思議もなくその通りなんです. ヘッドフォンは基本的に出力インピーダンス等の関係で通常の出力とレベル差が出てしまう為,別途アンプIC類をかまして専用回路で作っています. 対するバランス出力側も不平衡で処理されている音声信号を最終端で平衡回路に変更して出力していますのでここでも別途アンプ回路を経由します. 故に実は全ての出力において別々のアンプ回路等を経て出力されるのです(パワード出力の際はご存じパワーアンプを経由しますので無論条件が違うのは言うまでもありません) 各種出音はもちろん極力差が出ないようにメーカー評価の中で調整されるでしょうけど部品特性や実装特性が変わりますのでいくら理論上同じ条件に出来たとしても出音は一致しないでしょう. どれをマストと捉えるかは各メーカーの方針等で異なるでしょうから一様には言えませんが,私が設計側だったら基本的には回路数が最も少ない部分を基準と考えたいですね(勝手な希望ですので鵜呑みにしないでくださいね.メーカーだったら最もエンドユーザーが使用するだろう条件に焦点を合わせる事と思います) これらの事はミキサーを1台分解すれば一目瞭然なはずですので,ご興味あれば是非(もちろんメーカー保証受けられませんので自己責任で、、、私は責任持ちません) 単純にバランスにすれば良音とかピュアオーディオとか勘違いする人が出てくるので上の文章を読んでもピンとこなかった人のために一言. バランス接続のヘッドフォンは,あくまでバランス接続でスピーカ越しにミックスする人たちが同じ条件でヘッドフォンに変えても差が出ない事を証明するためのものでしょう. ミックス・マスタリングの過程上でアンバランス接続をしている宅レコの方が無理してバランス接続のヘッドフォンをこしらえても無意味な事がわかりますよね? ちゃんと,理由があっての仕様なので目的に合ったものを検討して賢い消費をしたいですよね! 【Joshinは平成20/22/24年度製品安全対策優良企業 連続受賞・Pマーク取得企業】MDR-CD900ST【税込】 ソニー スタジオ用モニターヘッドホン SONY [MDRCD900STK]【返品種別B】【送料無料】【RCP】 脱線しすぎてしまいましたね. どうも,オーディオの話になるとこう,何て言うか訂正的というか証明的な説明が多くなっていけません. それだけ,不明瞭な情報が多すぎるのです. 最後に,MDR-CD900STを使っている方なら1度は遭遇するStudioでの「どれが俺の?」っていうあるある対策. そんな時に便利な彫刻加工のネームサービスをカスタムでやってくれるみたいです. 私のは既にプラグが純正と違うのと,StudioT'sLABの備品扱いなのでラベル付きなので一目瞭然ですがご興味ある方は是非. ヘッドフォンカスタムシートはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
March 27, 2015 07:54:52 PM
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