マジン・ゴー！な日々

永井豪原作版　デビルマンの最終回。

デビルマンの最終回は不動明が下半身ブチギレ状態で、神の軍団が地球に迫ってくる展開だった。

あれは不動明が死んだ後に、神の軍団が地球に攻めてきて「地球を消滅させる」と言うバッドエンドだったといいます。

これは激マン！！で原作者の永井豪ちゃんが語っていたはず。

結果として天使の軍団が来たんだけど、私はあの時に「神の軍団がサタンを迎えに来た」のだと思ったんですよね。

というのはかつて遥か昔、地球の生物「デーモン族」を醜い生物として死滅させようとした神の軍団に対し

デーモンを生きて残そうとしたサタンは『それに反対』して地球を救うために天使たちと戦ったわけです。

今回人類という存在に対し「自らの手で滅ぼし、過去の自分たちと同じことをしたサタン」を仲間として迎えに来たという考え方でした。

なんだよサタン、やっぱ君も同じだったんじゃないか？前のは水に流してまた一緒にやろうぜ。って感じ(笑)

地球はデーモンも人類もいない状態になり、天使たちは本来『自分たちのなすべきはずだったこと』をサタンが行なったことで

『仲間』として認められた。と思ったんですよ。

あの最終回は、こうしてみると色々な受け取り方があったのかなー？と最近気がつきました（笑）

激マン！！で当時の背景を語ってましたから、デビルマンがなぜあんなに端折って展開していったのか？という部分がよくわかりました。

無理やり、連載を続けさせてもらった状態だったんですね。

そこで、後半は端折る物語になって、展開が早い。

主人公だったデビルマンも、主役からただの物語の一人になって状況の説明だけになって行きましたからね。

そしてあの最終回！あの最終回の天使たちは破壊の使者だったということですが、皆さんはあの天使たちの来襲をどう受け取ったのでしょう？

今になって、「あの天使たちは何しに来たの？」って当時の皆さんに聞いてみたいと思っています。

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