マジン・ゴー！な日々

俳優で『5万回斬られた男』で有名な”福本清三”さんが2020一年1月1日に肺がんで亡くなられました。

77歳だったそうです。

ご自宅で亡くなられたそうです。


生涯脇役の斬られ役と言うお仕事を全うされました。

福本さんは斬られ役で仕事をしており、これでやっていこうとひたすら斬られまくりました。

俳優の松方弘樹さんも、たいそうお気に入りだった斬られ役の役者さんで、殺陣の時に距離が少しあいて”斬られるにはちょっと遠い”と思ったときには、福本さん自ら近寄って着られる距離に入ってくれた。

と言う、非常に気の利いた斬られ役を演じられておりました。


そのおかげで切る側の役者さんはたいそう助かったと言うことです。

福本さんの唯一の主演映画では、尻すぼみになっていく時代劇でそれでも斬られ役をやると言う役者を演じられておりました。

その映画が決まったときには「福ちゃんの主演なんだから」と言うことで、松方弘樹さんも喜んで出演されておられましたね。

長年、斬られ役で頑張った男にようやっと光が当たった瞬間を色々な人が終わってくれたのだと思います。

そうそう、平成仮面ライダーでブラック将軍に扮してご出演されてましたっけ。

特撮と時代劇の好きな私にとっては、ちょっと嬉しかったですね。


思えば、こんな話がありました。

娘さんが学校で「家族の絵を描きましょう」と言われ、父親の顔を書いたときに眉毛を書きませんでした。

先生が眉毛がありませんと言うことで注意をしたんですが「書かなくていいの」ということで頑固に眉毛を書かないので家庭訪問をすることになった･･･。

で、その父親に会った瞬間「自分は役者をやっており悪役ですので眉毛を剃っております」と言うご説明を福本さんから受けたそうです。

先生はようやっと納得してくれたようですが(笑)


長年斬られ役一筋に生きてきた福本さんからすると、今の時代劇の有様はどの様に見えていたのでしょうか？

時代劇復活のためにどうすれば良いとお考えだったのか…？


お聞きしてみたかった。



心より福本清三さんのご冥福をお祈りいたします。



合掌




にほんブログ村
見たら…押して～♪
​
太秦ライムライト [ 福本清三 ]​
​
東京都葛飾福祉工場 防災用品 非常持出袋C ※バッグ単品​