マジン・ゴー！な日々

漫画家の桜多吾作先生が死去されておられました。


冒険王のマジンガーZ・グレートマジンガー・グレンダイザ－が有名ですね。

そしてグロイザーXは、原作を勤め

永井豪先生監修と言う名目だけがついていたと言われているダイナミックプロ関連の作品でした。

グロイザーXは、永井豪先生と東映が裁判でトラブっている関係でナックに制作を頼んだとも言われており

マジンガーZの権利裁判だったので面倒な期間だったのでしょう。


実際に「原作漫画」を自分で描いてはおりますが、後年『幼児誌に描いただけだった』と残念感を含んだコメントを呼んだ覚えがあります。


グロイザーXは、知名度が残念ながら高いとは言えず、スーパーロボット大戦系のゲームにも出演がないとか言われており

ダイナミックプロ関連のロボットとしては後発の企画だったのが残念でした。


当時の私は、ダイナミックプロ関連のロボットを注目したいたのでグロイザーXも知ってはいましたが

金曜だったか、平日の夕方に放送されていたモノを見たのですが、飛行形態で空中戦をやってばかりで

ロボ形態での地上戦があまりなかったので、結局ほとんど見ないままになりました。


当然、スポンサーから合金系の玩具が出ておりましたが

ゲッターロボほどではありませんが、変形にはちょっと無理があった系で

確か、マグネットで手足を交換してロボ形態を表現していたと思います。


で、桜多吾作先生の話ですが

石森章太郎先生のアシスタントを務めておられ、そこから漫画家へと羽ばたいたのです。


ちなみに、桜多吾作先生はダイナミックプロの人間ではなかった様です。

石森御大の同じアシスタント仲間だった永井豪先生系のつながりでダイナミックプロ関連のロボット漫画をコミカライズしていた漫画家だった様です。

グロイザーXも、そのラインで依頼があったのだろうと思われます。


この石森御大のアシスタントをやっていた時期は、永井豪先生も石森章太郎御大の元におられた時期で

桜多吾作先生の作品を石森御大は「漫画が綺麗すぎる。作品に狂気が足りない」と指摘されていたと

永井豪先生が語っておられました。


ちなみに永井豪先生の作品評価は「永井の作品は元々狂っているからそれでいい」って事だったらしいです(笑)


冒険王のマジンガーZ・グレートマジンガー・グレンダイザ－を描いていた桜田先生の作品の「個性の強さ」は

石森御大の指摘した「狂気」を練り込んだ作品だったが故に、あの個性の強い展開になったのだとわかります。


グレンダイザ－などは、最終回のビックリ展開に「長年最終回のコミックス化がされていなかった」くらいの狂気を含んだモノとなっておりましたっけ。

晩年は、趣味の釣り系の漫画などを描いておられたと聞いております。


wikiでは、新型コロナで亡くなられたと言うのがありました。

どうやら、新型コロナで他界されたみたいです。


2022年12月12日

74歳。


天下の石森章太郎のアシスタントから漫画家になりました。

コミカライズのマジンガーZは、今でも検索すると『桜多吾作版』が出てくるほどの人気作となりました。

数あったマジンガーZのコミカライズではトップクラスだったと言っていいでしょう。

師匠：石森章太郎作品の『サイボーグ009超銀河伝説』を描き下ろしでコミカライズも手がけており、大恩ある師匠の作品に参加した事になります。


漫画家、桜多吾作。

ここで絶筆となりました。



桜多吾作先生の死去に

心よりご冥福をお祈り申し上げます。




合掌



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