マジン・ゴー！な日々

​​アニメはお金の安い業界、と言う話は有名です。

アニメーションの制作スタッフの給料の安さと言うのは、目を見張るものがあるそうです。


で、給料が安いと言うのは

『手塚治虫が悪い！』というのが定説です。




手塚治虫と言う人が「アニメーションを作るにあたり、あまり高い金額で受けると仕事をもらえなくなる。

足りない分の金額は自分が漫画で補うからこの金額で受けてほしい」と虫プロのスタッフに説明したと言われています。


結果、その安い金額で制作をすると言う習慣が…アニメーションの世界に残りました。

そして現在も安いまま！

に至っているそうです。



安い金額で請け負うと言う習慣は、長くなればなるほど固定化します。

ハリウッドの持っていないもの『日本はアニメーション』として持っているワケで。

ハリウッドの持っていない技術として、日本のアニメーションは尊敬されています。


私たちも日本のアニメーションは素晴らしいと知っています。


しかし、その裏で薄給に悩んでいるアニメーションの制作スタッフが数限りなくいるのも事実です。


どうか、彼らにも十分な報酬が与えられるような世界になってほしい。


しかし、メイプル超合金のカズレーザーが言っていました。

「金額の安い業種はその安い金額で成り立っている。したがって、それ以上の金額が流れ込んでくる事はまずない」


これが現実の社会です。


つまり、アニメーションの業界は

よほど誰かがテコ入れをしない限り…今の低水準の給料から抜け出すことはできない。

と言う意味にもなります。


では？


はて？


どうやったら、アニメーションの世界で一般の社員が十分な報酬をもらえるのでしょうか？


良くある話で、アニメーションに限らず弱小のプロダクションが仕事をもらうには

請求額を下げるのがどこの業界でもお約束です。


他のプロダクションも下げて後追いして行くと”全体に”下がる。

また、そこから弱小社が下げて仕事をもらう。

と言う負の連鎖。


この値下げのスパイラルから抜け出す秘策…​なんてあるんでしょうか？

悩める問題です。





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