城下町臼杵ＴＩ日記

毎年、受験シーズンの訪れと共に、受験生の皆様へエールを送るお菓子類が、スーパーなどに並び始めますよね。



特に有名なところでは、｢きっと勝つ｣のネスレ日本｢キットカット｣がありますが、商品棚をよく眺めると、カルビーのスナックも応援を展開していました。



｢かっぱえびせん｣は｢勝っぱえびせん｣、｢サッポロポテト｣は｢咲っポロポテト｣、｢さやえんどう｣は｢さや応援どう｣といった具合です。



私はあまりスナック菓子を食べないながら、｢合格祈願  ガンバレ受験生！｣の御札を目にして、その場で即、験担ぎに買い物カゴへ入れました。





ちょうど前回の投稿に記した桜観察の直後だったから、可愛い桜の花に縁取られたパッケージをそもそも素通りなどできるわけないですものね。



深夜にまで及ぶ受験勉強は本当に大変ですけれど、満開の笑顔が咲く日を心に描きながら、受験生の皆様、どうか頑張ってくださいね。




そうそう、第１５４回目の｢城下町臼杵ＴＩ日記｣では、真冬に見つけた赤いカラスウリをご紹介させて頂きましょう。



昨夕、３日振りに愛犬散歩へ出掛けた私は、仕事などの都合で家族に任せていた間の運動不足を穴埋めしようと、いつもとは違うコースを歩きました。



幾分、日が長くなり、まだ明るさが残っている時間帯だったので、辺りの景色はそれぞれの色を帯びたままでしたね。



久し振りに歩く道の両側に視線を向けて、季節の色合いを確かめているうちに、突然、前方左側で赤く輝いている楕円形のものを発見！



｢まさかぁ｣との思いが先に来ましたが、近づくにつれてはっきりと現れたその形は、頭の中の疑いを打ち消すに十分なほど立派なカラスウリでした。





帰宅後にインターネットで調べたところによれば、カラスウリの果期は１０月から１１月まで、或いは初冬の１２月までとなっていました。



臼杵市が九州東部に位置しているとは言え、私の暮らす郊外は山間部で、真冬など海側よりも最低気温が何度も低いのが常なのです。



昨年末から今月まで、寒波を生き抜いて来たカラスウリがとても愛おしく感じられ、他の大人の方々同様、いろんなものを肩に背負った現在の自分と、姿を重ねずにはいられませんでした。




｢頑張れ、カラスウリ！頑張れ、受験生！頑張れ、私！頑張れ、皆！｣と、強い思いを込めてひとり静かに呟いた路傍のひと時でした。




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