幸兵衛6848のブログ

2024/06/09(日)10:00

公共交通機関を民間事業者まかせにする時代の終りが見えている。

生活雑感(428)

このブログは、元・旅行業に従事していた「幸兵衛」(S12年生れ)が書いています。 「利用実態に応じた持続可能な交通体系を相談したい」JR西日本は赤字路線沿線の自治体に提言する。公共性を保つために今のままでは継続困難だと言う。 ここにきて、私は自治体とJRとの溝が深まっていくのを感じている。民間企業ですからとJRさんは仰る。JR発足時に赤字路線はすでに赤字路線であったがそれは公共交通機関としての使命を承知のうえで、発足していると自治体側は言う。 私個人としては事業経営をしてきたので、赤字路線は手放したいと言うJRの気持ちは理解できるが、では公共性を潰す、廃線への道は承知しにくい。 だから、どうしましょうかと、交通体系について相談したいとJR側は国を交えて協議しましょうと、提言していて、実態として利用実績を突き付ける。 私にはにらみ合いのように見える。私は観光列車を走らせたり、地域内に公的機関を移転させて新たな人の移動を作りあげる、高速化に改修して利便性を高めるという方法で存続という言葉より発展させることを願っている。 それには巨額の資金投与が求められる、その原資を都市部で稼いだ利益で賄うことはできないと言う。いったい、どうなるんだろう。行き詰まっていると思う。 公共交通機関のあり方を、いつまでもにらみ合いをしていても結論は出ない。首都圏機能を中国山地に持ってくるとか、移住特別施策を講じるとかも考えてはいかがかと、ふと何らかの改革の時がきているように思われる。

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