幸兵衛6848のブログ

2024/06/24(月)10:00

「夜の観光」にもっとスポットを当てよう。オープンバスによる夜景。

観光産業(681)

このブログは、元・旅行業に従事していた「幸兵衛」(S12年生れ)が書いています。 2階建てオープンバスに乗って東京の夜を駆け抜ける定期観光バスが新設されると言う。まだ全国的には珍しい2階建てオープンバスだが、観光ドライブにはおすすめである。 はとバスは定期観光バスの王者である。東京だからこそできるのだと思うが、さまざまなプランの企画力に、旅行業OBとしてしっかり敬意を表したいと思う。 私はエンタメファンなので、旅行先ではその土地ならではのエンタメ、伝統的な芸能を鑑賞するのを楽しみにしてきた。それは国内でも海外でもである。 夜、私はテレビはもっぱら録画したものを楽しんでいる。探してみるとお気に入りの番組はあるもので、番組を予約録画して視るようにしている。CMから逃げるためでもあるが。 旅に出ても夕食後、ベッドインまでの時間を楽しみたいので、7月から運行開始のNEWコースとして東京スカイツリー展望台入場チケット付きの夜景ドライブコースがNEW登場!!!という通知があって注目した。 2階建てオープンバスは夏場は特に良い。暑さの中でも日光がないと野外の風に吹かれると気持ちが良いものである。ツアー代金は3900円、スカイツリー入場料は込みなので、ナイトツアーとしてお手頃。首都圏に在住なら出かけてみたいと思う。 これからの季節は夜祭が日本全国で開催される。私は東北の4大夏祭りがおすすめだが、本来の神事としての営みから「観光」「興行」に特化してきていることに問題ありではないのかとちょっぴり心配している。 伝統は時代により変化して行くものなので、夏に開催される東北4大祭りも変化して観光のイベントになっていて、それは地域発展のためにも良いと思うが、無形文化財である民俗芸能は「興行」にならない方が良いと思っていた。 私の思慮の浅はかさを知った。東北と言えば4大祭りと思い込んでいたが、岩手県北上市は「北上・みちのく芸能まつり」を開催している。 伝統芸能はふだんのくらしの中では気付かないが、絶やしてはならないと私は思っている。文化財は保存しなければならないが、同時に活用しなければ意味がない。 「北上・みちのく芸能まつり」は、100を越す民俗芸能が披露されると言う。中でも1300年前より伝わると言われる民俗芸能、勇壮に舞う「鬼剣舞」が見られるのは素晴らしいと思う。それが活用である。 「夜の観光」は夏だけに限ったものではない。旅行者の身に寄り添った企画が大事だと思っている。一時期に人が集中するからオーバーツーリズムになる。季節ごとの「はとバス」企画を参考に、「夜の観光」の知恵を絞ろうと思っている。

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