恩田 陸著 『私と踊って』
☆この世の終わりに踊る時も、きっと私を見ていてね。ダンサーの幸福は、踊れること。ダンサーの不幸は、いつか踊れなくなること――稀代の舞踏家ピナ・バウシュをモチーフに、舞台を見る者と見られる者の抜き差しならない関係をロマンティックに描いた表題作をはじめ、ミステリからSF、ショートショート、ホラーまで、物語に愛された作家の脳内を映しだす全十九編の万華鏡。☆作家さんの身の回りにあったおはなしのタネが、いろいろな作品に成長していく過程をみるようで、興味深かったです。図書館の本なのにカバーがはずれるようになっていて変だな?と思ったら、なんと!カバー下にも作品が書かれてました。職員の方も、ちゃんと考えてくださったんですね~感謝。