■11位 ハチミツとクローバー CX
真剣に見た、成海さん、大好きなのに、残念だった。青春群像劇で、それぞれの旅立ちで終わった。下宿や学校が、何だか懐かしい建物だった。旅立ちで、キャラは完結しただろうか? 何だか、雰囲気で流されただけで、心の動きを、しっかり説明して表現しただろうか? 懐かしく美しい青春の一瞬・・・だから、曖昧でも許される、曖昧の方が良い。そう思っていないだろうか? 漫画なら、ファンタジーだから許される。でも、リアルなドラマでは難しい~~細部を克明に描いて、なお、全体が曖昧・・そんなドラマが見たかった。主役・祐太の自転車での旅は、結構刺激的だった。
■12位 SP(エスピ) CX 10月ドラマ 11位
これは10月ドラマだ。妄想シーンが入って、訳分からない。総集編もあったけど、映画の番宣だった。最終回で結末も闇のまま、終わっていく。この救われようがなさ、これが現実かもしれないが、ドラマでやられると、何だかやりきれない。この虚しさを、新しい味わいとして許せるか。自分には許せなかった。
■13位 1ポンドの福音 NTV
減量のできない、食べることが大好きなボクサー。それが修道女に恋をする。食べること、恋すること、ただただ、盲目的なのだ。中盤では、それなりに楽しめた。でも、主人公にボクサーとしての才能を見せて欲しかった。自分の年代だと、秘められた才能の片鱗を表現してくれないと、試合で勝ったとしても・・・納得できなかった。それにジャニーズ満載のドラマって、辛い。若い男の子を見て成長を楽しむ趣味までない。残念だ。
■14位 斉藤さん NTV
視聴率も、評判も良かったドラマだ。自分はテーマの斉藤の正義に共感できない。序盤の高校生との確執、ツカミとしては良かったが、危険すぎて好みでなかった。最後に小学校の統廃合が取りやめになったが、説明はなかった。議会への殴り込み発言って、あり得ないだろう、それが正義か!? 結局、正義とかいうけど、最後のアフリカらしい町並みで斉藤は外人の空き缶ポイ捨てを叱っていた。分かりやすい正義だけに矮小化され、巨悪に迫らないドラマだった。ママさんに狙いをしぼって、共感を得た。さりげない日常のドラマだ。斉藤さんの正義なんか、どうでもよかった。ミムラさんが良かった。結婚して久しぶりの登場だが、ミムラさんの言動が救いだった。幼稚園ママとも、斉藤さんは、仲間になった。何故? 高島、濱田、矢沢、北川さん、まあ、楽しんだ。高島さんとミムラさんの年齢差は? 同じ幼稚園ママになるなんて・・・女子高生も意外と可愛かった。そこらが、楽しめたかな?
■15位 赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団 EX
何だか、訳分からないドラマだった。コメディ? 人が殺され、家が1軒燃えたりする。シリアス? 証拠や警察がいい加減で、4女単独が犯人と戦う設定は信じがたい。どう味わって良いのか分からない。低温系、脱力系、探偵ドラマ!? それにしては、キャラもストリーも曖昧で面白味もない。中越、加藤、市川、夏帆さん。もっと、うまく使えなかったのだろうか? ゲストは意外と豪華でした。初回にいだいた疑問を最後まで持ち続けた。不思議な味わいの「ファンタジィー探偵物」姉妹の絶妙のキャラと絡みを期待したが、駄目だった。
■16位 佐々木夫妻の仁義なき戦い TBS
毎回見たが、完全に怒った。ドラマの構成が毎回、夫婦で離婚だ! と喧嘩する。弁護士なので法律用語で、冷静にバトルする。バトルなので、レスリングとプロレスラーが登場する、役名もプロレスラーの名前にした。仕込みは面白いと制作者は思ったかもしれない。でも、遊びもいい加減にしろ! 人間の何を描きたいのか? 夫婦や愛を、どう描きたいのだ? そう叫んでしまった。弁護士同士なのに、裁判所で調停を申し込むなんて、夫婦喧嘩くらい自分で始末しろ! 周りを巻き込むな! 裁判所も税金で運営されている。そんな下らないことで使うな! 最後まで怒り続けた。まあ、小雪さんの出産シーンでの露わな太腿にドキドキした。情けないが、そこはポイントアップだ。こんな視聴者がいるから、しょうもないドラマが増えるのかな?? 反省だ! 脇の役者さんが可哀想だった。
■17位 薔薇のない花屋 CX
毎回しっかり見てブログもアップした。終盤から美桜に腹が立った。神山を怒らせて、院長と喧嘩させた。しかし、手術がうまくいかないと英治に何とかして~~~美桜と父の関係も、そんなに濃厚だったか?? 美桜のやったことを列記する。院長に命令され英治を騙した。盲目の真似をして近寄り、同情から手術代だと花屋を売って金を貰った。反省もなく、一緒に住もうという。しかし、それも長続きしなかった。ひどいぜ! また院長も英治から店を奪い、雫も奪った。それでも反省がない。皆、許せない。最終回、疑似家族だ。反省のない人間が一緒に食事だ。省吾君までやって来た。英治「それでも、人生は素晴らしい」と、あざといセリフを言うが、怒りは最高潮だった。慎吾君のボソボソ・セリフ、感心できなかった。池内さん、こんなドラマに出ないでくれ。ただ唯一救いのキーパーソンでした、爆。雫は可愛いが、それを売りにする計算は許せない。全回見たドラマではワースト作品だ。
■ワースト作品 貧乏男子 ボンビーメン NTV
2話しか見ていない。余りの金に対する軽さに驚いた。お人好しは、人がいいことでは必ずしもない。友情も薄ペラだった。ひどいドラマだった。結末に爽快感がない、不快なだけだ。一美のキャラに全く共感できない。それが最後まで、このままだったらしい。小栗君を使って、ケチをつけた。他の作り方があったと思う。
(各賞の発表) 上位3つで独占です
■主演男優賞・・・玉木宏(鹿男)・・鹿として不思議世界を超然と演技した
次点 小日向文世(善男)・・ネガティブとの一人芝居は最高だ
高橋克実(フルスイング)・・本人と似ているが熱血演技は感動
■主演女優賞・・・貫地谷しおり(ちりとて)・・ネガティブなヒロインを愛らしく表現
次点 米倉涼子(交渉人)・・見せ場が脱ぐシーン、自分は好きだ
伊東美咲(エジソン)・・恋愛なしで役を演じた、30歳だ!?
■助演男優賞・・・塚本晋也(フルスイング)・・凄い役者で監督だ、存在感で圧倒
次点 小日向文世(善男)・・ネガティブ善男が、最高だ
■助演女優賞・・・綾瀬はるか(鹿男)・・大好きだが、確実に役を広げた
次点 多部未華子(鹿男)・・剣道はやる、鹿に乗る、大活躍だった
■新人男優賞・・・加藤虎ノ介(ちりとて)・・演技とスタパの緊張のギャップに感動
■新人女優賞・・・吉高由里子(善男)・・ゾッコンです、その肉体に役者魂を見た
次点 徳永えり(フルスイング)・・久しぶりの日本女性の美しさを見た
■最優秀子役・・・清水優哉(エジソン)・・愛しい彼なしでドラマは成立しなかった
■注目の男優・・・城田優(交渉人)・・見たことあるキャラですが、狂気を見た
丸山智己(善男)・・茶髪与田役、生瀬と絡み最高 アラフォ新庄役
桂吉弥(ちりとて)・・落語家が落語家役を演じて役者に・・!?
■注目の女優・・・藤井美菜(鹿男)・・頑張れ剣道部キャプテン、声援した
ミムラ(斉藤さん)・・救いのキャラだ、結婚、これからも頑張って
滝沢沙織(ハチクロ)、北川弘美(斉藤さん)見つけました
黒木メイサ(1ポンド)・・コスプレのシスター姿に萌え
小西真奈美(善男)・・悪役でしたが、難し役を演じ切った
和久井映見(ちりとて)・・ボケ具合の見事さ、達者だ
吹石一恵(フルスイング)・・相変わらずの目力だ
石橋杏奈(斉藤さん)・・茶髪から黒髪、可愛い女子高生だ
真木よう子(SP)・・・・男臭いなかで憩いだった
黒川智花(未来講師)・・・・コスプレしてくれたけど・・・
■主題歌賞・・・♪真夜中のBoonBoon♪山崎まさよし(善男)・・心にしみた
■企画賞 ・・・遠田孝一、豊福陽子(善男)・・小日向主役で、作る勇気に1票
■脚本賞 ・・・藤本有紀(ちりとて)・・細部まで精確に書き込んだ技に感服
次点 相沢友子(鹿男)・・短い原作を広げ、独特の時代と世界を再現
飯田譲治(善男)・・ワイエスから宵町まで構成・セリフに乾杯
■演出賞 ・・・鈴木雅之、村上正典(鹿男)・・鹿公園、下宿、奈良の空気が独自
■名セリフ・・・宵町(善男)が演じる役のセリフ
「人は人を恨み、怒り、怒りに身を委ね、抗争することは困難ではない。困難なのは、許すことだ、その先に調和がある。悲しみに打ちひしがれる事もある。純粋に愛を求めることがある。本当の愛を知りたいなら、許すことを知りなさい」