語りと筆しごと～書家香玉のうずまき帖

[暮らしの中のお楽しみ] カテゴリの記事

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• 10月のクマゼミ

  夏から秋。 季節の変わり目です。 なんの性分か、私は四季の移ろいを 目よりも先に 鼻や耳でキャッチする。 夏が来たぞの合図といえば 蝉の初鳴きが毎年気になるところで ジジジーと小さく遠慮がちな一声から ワーシワシワシと暑さ倍増のリズムを 刻むクマゼミが真夏のシンボルね。 お盆が近くなると 第3楽章までの多彩なハーモニーを 奏でるツクツクボウシ。 私はこの法師様の声を聴くのが 特に好きだ。 近づく秋を感じながら 懐かしい田舎の縁側を思い出す。 都会暮らしだが まわりは緑が割と多いため　 9月の残暑と共に毎年10月の初めまで その声を楽しむことができ ある日ピタッと鳴き止む。　 最後に鳴いた日は？と 毎年なんの得にもならない 私的メモを知らず知らずと 手帳に書き記したり。 ところがだ。 今年は いつもと違う仕事があって 日々のせわしさからそれに気づかず いつの間にか、法師様の時代は すでに終わっていた。無念。 しかしながら しかしながら まだまだ昼間の日差しの強さに うんざりしていた昨日、10月4日 目覚めると同時にあっと驚く 声を聴く。 クマゼミが鳴いている。 酷暑の夏の記憶が蘇る。 まさかと耳を澄ましたが 間違いなくクマゼミ。 音を撮り、生き物好きで話が合う 東京の大学生息子に送信してみたが 彼も驚いていた。 ちょっとタイミング間違えて 1人で生まれたんやろうね と返事。 切ない。 セミは地中に長いこといて やっとの想いで外に出て 生きられるのはわずか1週間。 ひょっこり顔を出した10月の クマゼミ。 でも大丈夫。 まだまだ暑いから 頑張って天寿を全うして欲しい。 翌朝もその声が聞こえ 彼の生きた証にと ここに書くことにした。 セミ繋がりで ふと思い出した 八日目の蝉という小説 圧巻だったよな。 あらためて絶妙なタイトル。

  2021年10月05日

• 買ったもの

  金曜日。久しぶりに一冊の文庫本とめがねケース。博多に出来た阪急百貨店にベビーカーでぶらりと入って８階、丸善で衝動買い。映画化で話題の八日目の蝉。角田光代さん、やはりすごい。昼寝中の次男を横目に一気に読みすすめる。読み出したら止められなかった。なぜ、八日目の蝉なのか。タイトルの付け方も憎い。単なる誘拐事件ではすまされない、女として生きる、どうしようもない矛盾と悲哀がリアルに見事に描かれていた。その観察眼たるやタダモノではない。これほどまでのストーリーを作り上げる小説家の頭の中をのぞいてみたいもの。

  2011年05月07日

• new balance

  何年ぶりかにスニーカーを新調しました。春のお散歩用に。一歩、一歩、バランスよく前へと歩いていくために。ライムグリーンが最近、気になる。お店で見かけ、一目で気に入りました。ちょうど私のサイズがディスプレイされていたし。履いてみたら、シンデレラの靴みたいにぴったりだったし。中敷にもライムグリーンの星がちりばめられています。春の日差しの中、明るい気分で歩いていきたいです。

  2011年02月27日

• 新学期

  長男の春休みが終わり、きょうから新学期。母子ともに気持ちも新たにがんばります。寒かったり暖かったり気温の変化が激しいこの頃で着るものに迷う日々でしたが、やっと衣替えできるかなコタツはいつしまおうかしらそろそろ部屋を春仕様に模様替えしたいなと思いながら、今、コトコトとマーマレイドを煮ています。義父の作った伊予柑。今シーズン最後の残りが少し乾燥気味となってしまったので、初めて挑戦してます。土曜日にも一度、十個分でつくり、まあまあの出来。でも皮の苦味がけっこう残り甘さ控えめな感じに仕上がったので、今度はもう少し甘めにと再挑戦です。オレンジの香りが部屋いっぱいに広がり爽やかです。

  2010年04月05日

• 

  贈り物

  ２人の友人が赤ちゃんを抱きに遊びにきてくれました。うっとりするくらい甘く優しい香りのするヒヤシンスが入った素敵な花束をいただきました。ラッピングもとてもおしゃれだったのですが、あえて小分けにしてリビングや洗面所に飾りました。家中がいい香りに包まれ、とても幸せな気持ち。誰かにまたヒヤシンスの花束を贈りたくなりました。友達の優しさ、ありがたさをしみじみと味わった１日でした。ティータイムにと早起きして焼いてきてくれた手作りのシナモンロール。自宅の鉢植えを株分けしてきてくれた小さなもじゃもじゃグリーン。漁師の旦那さまが揚げた自慢の大きなタコ。子どもたちと私にそれぞれ水玉のかわいい食器やポーチを選んでくれた上に、肌触りのよいワッフル地にパッチワークした素敵なスタイまで手作りしてきてくれました。友人たちはかわるがわる、心尽くしの贈り物を手渡してくれ、赤ん坊に微笑み、語りかけ、にこにこと抱き上げ、誕生を祝ってくれました。嬉しかった。本当にありがとう。一方で私は彼女たちが２人目の赤ちゃんを産んだ当時こんなにも豊かな優しい気持ちで祝ってあげられたのでしょうか。ちょっと不安になりました。ごめんね人にしてもらって嬉しかったこと、忘れずにまた誰かに返していきたい。そう強く思いました。

  2010年02月23日

• 小春日和

  きょうはポカポカとあたたかくお掃除がはかどりました。年末にやれなかったのであちこちに溜まったままになっていた埃を一掃。気分爽快です。特に玄関が気になっていました。玄関が汚れているといい気が入らず、幸運も逃げていくのだとか。風水の知識や習慣はまったくないのですが、そんなことを以前雑誌で読んだことがあり、気にとめていました。なのできょうは思い切ってベランダから廊下を通って玄関まで長いホースをひっぱってきて、たたきやポーチのタイルにばしゃばしゃ水をかけてデッキブラシでごしごし。ああ～すっきりです！赤ん坊も日だまりの中気持ちよくお昼寝中です。一気に気持ちが高揚し、そろそろ筆仕事も再開しようかなと考えました。実はきょう、お掃除中にオーダー再開はいつですかとのお電話もいただきまして…思わず、今月中には！中旬には！１５日には！とお答えしてしまいました。まだまだ夜中の授乳が頻繁で寝不足の日々なのですがどこかでえいや！と腰をあげないとずっとダラダラしてしまいそう。背中を押していただいたようで、ありがたいことです。とはいえ私の今年の目標はできる限りダラダラぼおっと過ごすということだったのですがねどうしましょうかねこの間、ケーブルでいつか見ようと録画しておいた「かもめ食堂」を見たのですが、ぼおっとするのも案外難しいものという食堂店主の演じる小林聡美さんの台詞に、そうよね～としみじみ思いました。なんにも考えず頭の中を空っぽにしてぼおっと佇むの憧れです。無の心。なかなか難しいですね話がそれましたが今更ですけど「かもめ食堂」。今見たからこそ、すごく良かった。時間をかけて珈琲を入れたり、飾らない普段のご飯を大事に作る喜び。何気ない人との関わりを重ねながら人はご飯を食べて笑顔を忘れずに淡々と生きていくのだなぁと。なんとなくそれで十分だなと、ほっとさせられる映画でした。映画の影響で私はいま、珈琲を一杯ずつドリップして飲むことを日々の密かな楽しみにしてます。授乳にカフェイン？なんて気にせずにね。さてそろそろ長男が学校から帰ってくる時間。赤ん坊も泣き始めましたのでこのへんで。明日もあったかいといいなぁ。

  2010年02月09日

• 新年

  年末年始の入院騒ぎでどうも今年は年明けの実感に乏しいなぁと感じていたところ、なんと見事にその潜在意識を証明する事実を発見！実は私、初めての育児をスタートさせた2002年から毎日欠かさず日記をつけている。日に五行の連用日記で、まずは三年分が一冊になったものを完了。今はちょうど五年帳の最後の段をすすんでいるところなのだ。慌ただしい日々、一週間分まとめて書くことも多いけどそれでもなんとか毎日埋まっている。やれやれ２月になろうかというとき、ふと眺めていてびっくり。なんと１月いっぱい全ていまだ2009年と記述しているではないか！あらまあこりゃいかん2010年おめでたや気を取り直し２月からは新年の気分で！

  2010年01月31日

• 快晴

  きのうは息子の運動会でした。見事な秋晴れ、これぞ雲ひとつなしの気持ちのよい青空が広がりました。ただ一人のお宝坊主の頑張りをみてやろうと、総勢六人の大人が集結。そのうちの女三人、朝早くから手分けしてせっせとお弁当作り…そのうちの一番若き男は観戦用大荷物の運搬、場所とり、セッティング…かくして秋の一大イベントは無事に終了しました。主役の息子も期待にこたえ、ダンスにかけっこに、キビキビと楽しげに取り組む姿を見せてくれ、良かった良かった。のどかで幸せないい１日でした。

  2009年10月05日

• ごきげんさん

  朝夕、犬と散歩に出るのが定着しつつあります。軽い運動にちょうどいい。きょうは息子の登校時に一緒に出て、近所の公園をぶらりと歩き9時前には出勤。最近、ひどい頭痛が続いているのですが、家で寝ているよりも、予定があって体を動かしているほうが気が紛れます。生後6ヶ月になろうとしているマロンくんも、散歩に出るとき、それは嬉しそうに私の顔を見上げながらニコニコしているように見えます。大きくしっかりとした顔つきになってきました。

  2009年07月09日

• 落ち着ける場所

  誰がなんといおうとアタシはここ。

  2009年07月04日

• 雨の散歩

  梅雨らしく数日ずっと雨です。すぐに水不足になる福岡市ではありがたい雨だけど、こうなってくると今度は降りすぎも心配。もう10年近く前になりますが大洪水が起き、博多や天神の地下街や駐車場などが水没して死者も出てそれは大変でした。土砂降りの今朝、息子はランドセルごとすっぽり被れるレインコートに長靴に傘。万全の体制で元気に出かけていきました。春からベランダで飼っている豆柴犬のマロンは今月中旬で生後半年を迎えます。最近はずいぶんしっかりしてきてトイレの習慣も安定し、朝夕のお散歩を楽しみに待っているのか、粗そうを余りしなくなりました。こうなってくれば散歩に連れていってあげる方も気合いが入り、雨であっても少しでも期待にこたえねばと、小雨になったころを見計らって5分でも10分でもと私自身の運動不足解消も兼ねて、外へ出ています。結局はずぶ濡れになってしまいますが。ひとりではとても面倒で続かないものも、誰かが待ってくれていたり期待されるとつい頑張ってしまうものですね。どうせならちゃんとしたウォーキングシューズでも買って散歩の時間を有効的に楽しみたいな。

  2009年07月01日

• ヒマワリ

  夫が昨夜、会社から大きなヒマワリを一抱え、持って帰ってくれました。生産者の方がPRのために訪れたのだとか。ちょうど今週の生け花のお稽古で使った数本のヒマワリをガラス瓶に挿していましたが、新たにやってきたヒマワリは花びらが花火のように激しく二重に広がっていて野生味あふれる美しさです。黄色とオレンジが混ざっていてほんとうにキレイ。大好きな色合いで眺めているだけで元気が出てきます。そう、まるでゴッホの絵みたい！まだまだ続いている不快なツワリに加え、突然の腰痛にも悩まされていた私に何よりのお土産でした。さぁ、元気を出していまから、作品づくり頑張ります

  2009年06月26日

• デスクワークのお供に

  なんとなく小さなラジオを買ってみました。ソニーのシンプルデザインで感度良好。音もよい。単4電池二本でいつでもどこでも聴ける小さな携帯ラジオ。しかも安い。ヨドバシカメラでたったの2000円ちょっとでした。最近はIPOTをはじめハイテクの携帯音楽機器がいっぱい出てて、欲しーなーと思ってたけど、あえてこんなアナログも楽しいね。さっきからずっとCrossFMつけて仕事してます。自分好みにセレクトしたものじゃなく、リアルタイムでどんな音楽が流れてくるかわからないのがラジオの面白いところ。初めて聴く洋楽についノリノリになってしまったり、誰が歌ってるかわからないけど、好き！な感じの歌に出会えると、うれしい。ふと・・・仕事の手が止まった。流れてくるのはJUDY&MARYの「散歩道」のメロディ♪でも歌っているのは、なぜか男の人。軽快でそれでいて、艶っぽくて、時々ハスキーになり野太いようで、高音がよく伸びる。かっこいい！このアレンジ、そしてこの歌声は・・・！！やっぱり。大好きな奥田民生さんでした。わーい！先月発売になったJUDY&MARYのトリビュートアルバムに参加されたのだそうです。知らんかった～！ラジオ買って良かったとしみじみ思った瞬間でした。

  2009年04月15日

• 豆柴マロン

  豆柴の子犬マロンと暮らしはじめて一週間がすぎました。少しずつトイレも覚えてきて、警戒心もとれてきたと同時に甘えん坊ぶりを発揮してます。日中、マロンとすごす時間が一番多い私。餌をもらえる確率が高いとあって、とにかく行くところ行くところまとわりついてきて歩き辛いったら。踏んでしまいそうで恐ろしい。まだ全てのワクチン注射が終わってないので外へ散歩に行ってはならないのです。せっかく桜も満開で気持がよいのに残念だね出かけるときはサークルに閉じ込めてますが、家にいるときはなるべく自由にさせてやろうとしてますが・・・私のお化粧中もこのとおり。ほかほかあったかいです

  2009年03月30日

• マロンがやってきた日

  ついに我が家で犬を飼うことになりました。毎晩、犬のぬいぐるみを抱いて寝る息子のかねてからの夢。いつかは本物の犬を飼いたい！物心ついてからずっと七夕でも初詣でもクリスマスのサンタさんにも、ひたすらに願ってきたこと。小学生として無事、一年がすぎようとしているし、そろそろいいかなと。物騒だし番犬としても活躍してくれればとの思いもあり・・・いろいろとあたって、熊本のあるブリーダーさんのところで生後二ヶ月を迎えた豆柴の子犬を我が家に迎え入れることになりました。まるで熊の子みたいな黒い毛並にところどころ茶色のアクセントが可愛い、まるまると元気な子犬です。よちよち歩く姿は本当に愛らしく見ていて飽きませんが・・・ただ、子犬との生活は予想以上に大変！今のところ室内にゲージを置き、トイレトレーニングの真っ最中なのですが、いくら教えても、まるでわざとのように、あちこちでおもらし。困ったものです。とはいえまだ3日目。気長にやるしかありません。なんだかんだいってもやっぱり7歳の人間が偉くみえる。これを機に甘えん坊でのんびりやの息子にしっかりしてもらわなくては！そうそう、名前は、息子の直感でマロンになりました。初対面の瞬間、こおばしい焼き栗みたいに見えたらしい。私にはどうみても、ツキノワグマのコドモにしか見えません。

  2009年03月23日

• 製造中

  ベランダでのアジの干物づくりも私たちにとっては、すっかり当たり前の光景となってきました。たまに友人などに我が家の特産品といってプレゼントすると驚かれて楽しい。家で出来るもんなのね～と。いやぁ、まったく簡単ほったらかしで、日持ちもするオカズができるから便利。先人の知恵にあらためて感謝です。昨日は風もなく暖かな夜、絶好の釣り日和ということで初めて息子も同行し男ふたり海へ！私はお気楽にコタツにはまってテレビみてました。カウントダウンTV！再生ユニコーンの新曲が・・・ジャニーズに敗れるなんてねとブツブツ。深夜2時過ぎ、大興奮の息子が無事に帰ってきました。父に教わったとおりに竿をふり、自力で中型アジを十数匹も釣りあげたそう。しかも父にはこなかった小さなメバルも上げ、眠い目を擦りながらも得意満面でした。良かった良かった！

  2009年02月15日

• 

  番茶ブーム！

  昨日、久しぶりに会ったママ友達が、お正月太りが！！と悩んでおりました。いつもの私なら、そうそう！と乗るところですが・・・今年は、それがまったくなのです。あれだけいろいろ飲み食いしたというのに、まったく太ってません！むしろ体が軽い！なぜでしょう。ふっふっふ私にはいま強い味方が。これです！去年の秋頃、息子の水筒用の冷茶を探していて偶然発見した、水だしの赤ちゃん番茶。滋賀のお茶やさんのもので、まるで掃き集めた落ち葉のように荒い乾燥茶葉がどどーんと400グラム入っています。ダイエットティーなどとしてではなく、ごく日常的に飲むお茶として買ったわけですが、これが飲めば飲むほどおいしくて、すっきりさわやか。驚くほど便通もよくなり、いい感じなのです。いまでは、息子の水筒はもちろん、夫も水筒持参で会社に行くようになり、家族中で飲んでます。赤ちゃん番茶というだけあって、カフェインゼロ。水だしであることで熱でこわれやすい健康成分たっぷりそのまま体に届くとのこと。血行や代謝をよくするためには1日1、5リットルから2リットルの水分をとるといいと前々から言われていたので、この番茶をいま暇さえあればゴクゴク。体質改善を目指し、100円ショップで買ってきた出しパックにせっせと詰め替え切らさないよう1日に4リットルは作ってます。といっても、浄水器から汲んだ水にぽんと入れておくだけなので楽ちん！健康が一番だから、みんなに教えたい！ただいま家族や親戚はもちろん、職場の人や友達にもどんどん愛飲の輪が広がってます。だーすきな辰岡製茶赤ちゃん番茶【水出し】400g いまだけ！送料350円のお店情報ゲット！！お試しあれ～

  2009年01月20日

• コタツ記念日

  11月14日金曜日。本日が今年の我が家のコタツ記念日とあいなりました。毎年、いつコタツを出すべきか・・・冷え症寒がりな私としては大いに悩むところ。ちなみに去年は11日。おととしは15日。すごいでしょう！7年目に入った毎日の5行日記にちょこちょこと、季節の変化や暮らしのこと記してます。時々読み返すと面白い発見がいっぱいなんですよ。で、今年もそろそろかなということで、えいやっと押し入れからコタツ布団などを引っ張りだしたのでした。今年は早々に風邪をひいてしまい、ぶるぶる寒気と闘いながら、あぁこんなときにコタツがあったらなぁと想像してはみたのですが、わざわざ出す元気がありませんでした。私に似たのか、こどものくせにやたらと「さむいさむい」と言う息子もまた大のコタツファン。冬の朝、目覚めるとまず、あったかい布団から、ダッシュでコタツにもぐりこみ、きょう着る服も一緒に中にいれて温めております。←これは実は夫の教え。彼もまた子供のときいつもそうしていたそうで。コタツをめぐるエピソードが尽きない我が家です。今朝、「きょうこそはコタツ出しとって～」と言い残して学校へ出かけた息子。喜ぶ顔を見るのもまた楽しみです。

  2008年11月14日

• 心いれかえ

  ９月です。息子のながーい夏休みがついに終わった。明日からまた気合いれて、日常生活に励む所存。８月は予想以上に、たくさんの方々から、お名前詩のご注文をいただきました。きょうこそ、いまこそと思いつつ、なかなか時間がとれない日が続き長くお待たせしてしまっている方がたくさんいらっしゃいます。本当に申し訳ございません。さあ今こそエンジンぶんぶん。がんばりますので。楽しい秋にいたしましょう。

  2008年08月31日

• 完封勝利

  写真は、福岡ソフトバンクホークスが勝利をおさめた直後の福岡Yahoo!ドーム。千葉ロッテマリーンズを完封、大量得点をあげた気持のよい快勝でした。福岡ドームではホークスが勝つとドーム内に大輪の花火が数発打ち上がります。おまけにこの日は、オープンルーフショー付。虹色にライトアップされたドームの屋根がゆっくりと開き、熱戦を終えた会場に心地よい夜風がそそぎました。熱心なファンというほどではありませんが時々、野球観戦の機会があります。でも実際に福岡ドームで勝利試合を見たのは初めてかも。なぜか見にいくと、いつも負け試合。ドーム内での勝利の花火、一度目の前で見てみたい！と思っていて・・・ついに叶いました。やったぁ！いい夏の思い出がまたひとつ。

  2008年07月25日

• バナナチップ

  博多リバレインのガーデンカフェで作っているというオリジナルのバナナチップ。こんなに大ぶりでおいしそうなそれを初めて見た気がして思わず、手が伸びました。(レジ横で売ってた)なんとなく食欲のわかないこの頃にちょうどよい感じ。味も自然な甘さでシンプルでおいしかった。そういえば今、バナナダイエットって流行っているみたいです。夏太りしないように気をつけないと！

  2008年07月22日

• 朝の日課

  きょうも暑くなりそうです。夏休みまであと3日となった息子は早くもダラダラモード。小学生になって初めての1学期、なんとか無遅刻無欠席をたもってきましたが・・・学校ではプール熱など夏特有の病気も流行っているようで、なんとか気合いで乗り切って欲しいものです。朝ごはんは雑穀めしに納豆。しっかり食べろ、ふにゃふにゃするなと一喝しておきました。さぁ！行ってらっしゃい！息子を送り出してまず一番にすることは・・・ささやかながらベランダで大切に育てている、草花たちの水やり。日差しが強くなる前にたっぷりと。この時期は、すぐにカラカラになってしまいます。枯れた花を摘み、痩せた土を補い、手をかけてやると、無言ながらまた元気を取り戻す姿に癒されています。最近、息子が学校で育てた朝顔も仲間入りしていっそう賑やか。楽しみが増えました！息子が持ち帰ったものといえば・・・ブログに何度も登場したカタツムリ。相変わらず元気です。最初は息子が珍しげに世話をしていたのですが、最近はほったらかし。こちらも乾燥を嫌うので花の水やりのついでに、キリシャワー。いまだ毎回見るたびに、死んでる！！とびっくりさせられる彼。ある時はカラカラに乾ききったように見える殻だけの姿で全く動かず、そうかと思えば、殻からだらりと身を出したまま、土に転がり、ピクリともせず・・・けれどもこれが、水をかけた途端、むくむくと蘇るわけです。だんだんと空気が行き渡り、カタチになっていく浮き輪のように、ゆっくりゆっくりじわじわと、自慢の角が立ち上がるわけです。逃がしてやろうと、何度かかごのふたを開けっぱなして知らんぷりしていたこともありますが、なにしろスロー。しばらくたって見ても、まだその辺にいる。そのうちに、ベランダ仕事の間、散歩させることにしたり、突然、ジェットシャワーをお見舞いして、びびらせたり、すっかり楽しんでいる私なのでした。さ、洗濯しようかね

  2008年07月16日

• スタートライン

  私にとって、毎年６月は新たなスタートライン。朔日生まれは実にキリがよくて、お気に入り。お母さんありがとう。無事に１年を生き抜き、またさらに１年。元気に笑顔ですごせますように…きょう、一日遅れで、故郷の母から手紙が届いた。「お誕生日おめでとう。一日一日を大事に　家族仲良く　幸せを祈ります」というようなことが切々と書いてあってちょっと涙が出た。それよりもなによりも「お母さん、生んでくれてありがとう」と最近、自分の誕生日が来るたびに、しみじみそう思う。その日は人から単に祝ってもらうものではなく自分という存在を生み出してくれた人に感謝する日であるような気さえする。悩み多き思春期の頃は「好きで生まれたわけじゃない」なんて親に向かって、平気で吐き捨てたこともあるこの大バカものの私。反省、反省。きっといつか私も同じことを、息子から言われることだろう。でもそのとき私はきっとひるまない。その気持ちは痛いほどわかるから。好きで生まれたわけじゃないけれど気がついたらスタートしていたわけだけれどとにかく前へ進むしかないのだけれどでも、悪いことばかりではない。好きで生んだのはこの私。ごめんよ勝手に。けれどもきっと、生まれてよかったと大声で叫びたいときがきっとあるきっと今に、笑いがとまらない毎日が前進することの誇らしさに満ちた日々がそんなふうにかっこよくは言ってあげられないかもしれないけれど。

  2008年06月02日

• ハーブの香りで

  どんより空模様。梅雨入り間近です。きょうはベランダのお掃除をして、大事に育てているハーブを摘みとり、お部屋に入れました。バジルにラベンダーにローズマリー。どれも大好きな香りです。小さな瓶に一緒に入れてみたけど、それぞれが主張して、ちょっと変？見た目はかわいいけどねぇバジルをかいだらお腹がすいた。ラベンダーをかいだら眠たくなった。ローズマリーはとにかく元気がでる匂い。健気な名前に似合わず、ぐんぐん伸びるし強い。かわいくて内から漂う清き芳香かつ頑強。スバラシイ

  2008年05月29日

• 入学準備

  できた！ただいま午前三時前。母ちゃんはかなり夜なべをして、ずっと気になっていた入学グッズをついに作ったぞ。ばんざーい！！材料は、3年ほど前、ソーイングにすごくハマった時期があって、その時にやたらと買い集めた布を利用。バイアステープやいろんな紐や、小物もいっぱいあったので、あとはそれらをどう組み合わせて作るかだけだった。男の子のわりに、かわいいキャラが大好きな息子。特に動物ものが好き。ポケモンなんかも好きだけど、出来るだけ、みんなと一緒じゃないほうが、自分のものを見つけやすいだろう。というわけで、お道具袋は知る人ぞ知るデザイナーもの。カラフルな動物たちのイラストが可愛くて、いつか何か作ろうとずっと大事にとっておいた。カバン型ブックカバー(図書館の本を借りて帰るときに使うそうだ)は、赤ちゃんのときから大好きだったピングー。恥ずかしい？と聞いたら、全然！ピングー、いまでも大好きやもんって答えが返ってきた。こちらはちょっと難しかったけど、なんとかかんとか仕上がった。持ち手は、かなり目立つ黄色。交通事故にあいませんように・・・あぁ、ひとまずすっきり。さぁ寝よう。

  2008年04月07日

• ピカピカ

  ランドセル届きました。息子がリクエストしたチョコレート色。六年間たっぷりと楽しい思い出をつめこんでね。こだわりの鞄職人さんの手作りです。オリジナルのかわいい絵本もついてきました。おめでとうの文字が素直にしみじみ嬉しいね

  2008年02月27日

• アクアループ

  新しく購入したサンヨーの洗濯機アクア。とっても快適です。なにより溜まった洗濯物が一気に洗えるパワー。ま、それはどのドラム式洗濯機にもできることだけれど、特にすごいのは風呂水を使い捨てせずにすむこと。専用のポンプで、浴槽の水を吸い上げて、浄化除菌した上で自らのタンクに貯水してくれる優れものなのです。しかも、通常のすすぎのお水もためておき浄化して再利用。なので洗濯の際、あらたにそそぐ水道水は、ほんのわずかなのだそう。水道代がどれくらい節約できるか楽しみです。毎日、お風呂の残り湯を流してしまうのは大変心苦しかった。これまでも市販の風呂水吸い上げポンプなどを買って時々使っていましたが使い勝手があまりよくなくて…単になまけものなだけなのだけれど。自分も楽してしかも環境にもよいことができるなんてなかなかないよ。もし洗濯機の買い換え予定がある方、これおすすめです。

  2008年02月10日

• 林檎のキモチ

  今年は故郷で年越しです。母の年越しそばに雑煮にお節。コドモに戻ってうれしく頂く予定。手土産に母も大好きな、私の数少ないスィーツレシピである、林檎のコンポートを今ことことと煮込んでいます。りんごはいつものサンふじ。身が堅い林檎のほうがさくっとした食感が残って美味。赤ワインも箱買いしているリーズナブルないつものカリフォルニア、リバークレスト。とにかくこれがきれいなルビー色に仕上がるゆえん。唯一いつもと違うのは、コンロがIHだってこと。火加減がようわからんけどうまくできるかな。焦がさぬように、煮すぎぬように・・・見張り中です。部屋中が甘い甘い匂いに包まれていて、今のところいい調子です。今年もあと3日。2007年もいろいろな出逢いがあり、充実した一年でした。心からお礼申し上げます。なんのために生まれて、なにをして生きるのか・・・アンパンマンも歌っていました。だから僕はいくんだどこまでもと。とにかく日々はすぎてゆきます。なんのために・・・たぶんこうして誰かと心を通わすために生きているんだと私は思っています。家族、友人、仕事仲間、見ず知らずのひと・・・それぞれに心通う喜びと笑顔のあふれる2008年でありますように。みなさま良いお年を。来年もまたどうぞよろしくお願いします。

  2007年12月29日

• あと１０日

  わぁぁぁ…気がつけば、２００７年もあと少しです。新居はなんとか片付きましたが、あれもこれもせねばと焦るばかり。息子が幼稚園に行っている間が勝負！！と思っていたのに、いよいよ明日が終了式で、あさってから冬休み突入です。本日もすでに午前中終わりで帰ってきまして、暇そうにするので、ささっと小さな手抜き弁当ふたつ作って、ふたりして自転車をこぎ大濠公園へ繰り出しました。大きなすべり台で跳ね回って遊ぶ息子を横目にベンチに座り電卓片手にこの一年の決算を。今年は初めて自分ひとりで確定申告に挑戦するつもり。うーむ。数字は苦手だぁぁ偶然、そこに遊びに来ていた同じ年のロシア人ハーフの男の子と意気投合して仲良くなった様子の息子。だんだん暗くなりみんな帰り始めているというのに、ふたりのテンションは高いまま。後から迎えに来るというロシアンママはなかなか現れず、帰ろうにも帰れない。同じ年なのに、息子より頭ひとつ大きな彼は、陽気でしっかりもので、独特の巻き舌チックな愛嬌たっぷりの日本語でやたらと話しかけてくるかわいい子だった。「ぼくのパパはピストルをもっているんだよ。この間、バーンって撃って、人の手がとんでった」という話にはさすがにひいてしまったけど。やっとのことでママが迎えにきてサヨナラした。楽しかったね。また会えるといいねと言いながらルンルン気分で自転車をこいで帰宅。すでに１７時をまわって薄暗い。帰ってからご飯を焚き、クリームシチューとサラダを作ったところで息子に異変。いつもなら腹減った腹減ったというはずなのに、ごはんできたよといってもぼぉっとしている。お腹が痛いといいつつ、ご飯を少し食べたところで突然、嘔吐。それからというもの、ずっとずっと吐き続けている。食べては吐き、飲んでは吐き、疲れて眠っていても突然吐き…たぶんノロウィルスかな。突発性胃腸炎。そう、恐怖の嘔吐下痢症。なんどか経験があるので、私自身はわりと落ち着いているが息子はとにかく苦しそう。３年前に初めてかかったときはもうびっくりして、病院に担ぎ込んだけれど、それはもう行く途中でも何度も何度も吐いて大変だった。病院では脱水を食い止めるための点滴を打つのが常。吐き気は必ずおさまるのでその間、脱水にならないように吐いても吐いても少しずつスプーンなどでこまめに水分補給。これがなにより大切です。私も母業５周年で少しは学びました。なので今は、背後でソファに寝かせて、もよおしたら洗面器キャッチをすべく、待機中です。昼間あれだけ元気だったのに、コドモの生活もまた波乱万丈なのです。明日は今年最後の幼稚園どうなるかな。残り１０日間。悔いのないように２００７年を締めくくりましょう！

  2007年12月20日

• 心新たに

  新居に越してきて、明日でちょうど一週間です。引越しの日は朝から夜遅くまでかかって、とりあえず全ての荷物を押し込んだ状態。家から家へなんとか中身は移ったけれども・・・もうそれからが大変で。うずたかく詰まれた段ボールの隙間をぬって、あれはどこ？たしかこれ？いやいやあれ？？ないないない！！の日々でちっとも落ち着きません。引越しの翌日から3日連続で撮影の仕事が入り、身支度をするのも一苦労。息子のお弁当の日は台所の段ボールをひっかき回して、ストックの缶詰や魚肉ソーセージでなんとか。わかるように箱づめしたつもりでしたが、それが一斉に押し寄せてくるともう、何がなんだか・・・です。それでも少しずつ少しずつ地道に箱を開け続け、平穏なもとの暮らし、いやこれまでより、すっきり快適な生活を目指して頑張ってます。写真は荷物を運び込む前の新居のリビング。前の家より格段に日当たりがいいので、嬉しいのです。明るくあたたかな暮らしをイメージして、お日様オレンジ色の縦型ブラインドをつけました。はやく日だまりの中でのんびり寛ぎたいなぁそんなわけで、風香堂のオーダー再開はもう少々お待ちくださいませ。なにしろ書斎が一番の段ボールジャングルと化してます。心静かに筆をとれる日が1日も早く訪れますように・・・がんばります！

  2007年12月03日

• 

  釣果

  ２５センチ強の鯵６匹。休憩ばかりの母子を横目に辛抱強い父の収穫でした。引越しの準備も心配なのですが、なんだかんだいってもギリギリになるまで荷物をまとめる気になれないような。引越し前って生活しづらいなぁ…と外へ飛び出して正解。プリプリのお刺身と塩焼きを楽しみました。

  2007年11月18日

• のどかな休日

  小春日和。糸島の海に来ている。最近、釣りにハマっている夫にしばらくつきあったけど、アタリがないとすぐに飽きる根性なしの私たちは、近くの浜で休憩中。穏やかな波音を聞きながら、砂遊びに興じる息子のそばでぼぉっとしている。ニット帽にパーカーとキルティングジャケット。破れたジーンズにゴムブーツ。少年のようなラフなくつろぎスタイルがやっぱり一番すき。

  2007年11月17日

• 食いしん坊

  最近、休日のすごしかたのひとつに釣りが加わった。先週に続き、今週の日曜日もみんなで釣り竿持って海へGO。きょうは朝7時に家を出て頑張っていますが・・・狙うアジやカワハギはあまりこなくて、やたらと毒持ちのバリや小フグばかりがが食い付いてくる。せっかく釣れてもすぐにリリース。あぁ面倒だ。サビキ釣りといって、釣り糸の一番下にカゴがついていて、その中にエサを入れて釣る仕組みなのだが・・・糸をあげてびっくり！食いしん坊のフグがかごに頭を突っ込んだまま出られなくなってもがいてました。まったくドジなふぐだこと。パニックになって膨らむものだから、ますますとれないんだって。かなり笑いころげました。

  2007年10月28日

• 無言の花束

  帰宅すると、食卓の上に無造作に花束が置かれていました。スモーキーローズな色あいが秋らしくて、センスのいいラッピング。見覚えのあるショップシールにピンときました。6年前のきょう、結婚式の日に、ブーケを届けてくれた花屋さんの花束です。粋なことをしてくれますなぁと、思わず、にっこり。しかし、当の贈り主は、そのことを全然知らなかったとか。仕事帰りに偶然見つけた花屋さんで、ふと思い立って買ったのだそう。ふーん。それ以上の言葉は特にありませんでしたが、きょうはそれで充分でした。ありがとう

  2007年10月06日

• 手のひらサイズ

  どういうわけか、ミニチュア類に弱い私。見つけたらついつい買ってしまう、プチサンプル(食玩)の昭和レトロ小学生の思い出シリーズで、ついに！念願のお習字道具セットを引き当てました。みてみて～よくできてる～！だから何？と言われそうですが・・・たまりません。この精巧さ。手のひら感。お釈迦さまにでもなった気分だわ。わかる？みなさんにもこの感動がどうか伝わりますように！

  2007年09月16日

• ほんの出来心です

  ついに、やっと、とうとう息子の幼稚園が明日から始まります。長かったです。特にうちの幼稚園はのんびりスタートのようで…９月５日が始業式。夏の終わりを記念して（ふつうは夏の始まりにだと思うけど）伸び放題だった息子の髪を、私好みの昭和の少年風いがぐり坊主頭にしてしまおうと思い立ちました。実は自分の手で息子を坊主頭にするのはこれが２度目。初挑戦は、３歳の夏。それまでは割と長めで天使の輪がトレードマークの王子風だったのですが、そろそろ、憧れの昭和レトロな夏の少年風でいけるかも…とわくわくしながら、息子と一緒に近くのホームセンターにバリカンを買いに行ったのです。今思えば、近くの床屋に行けばいいものを、なぜか、初めての坊主頭は自分の手でと思い込んでいました。ビキナーズラックで最初は思い通りの坊主頭に仕上がり、大満足。もともと丸顔の息子の顔がさらに、くるくるまるまるになってもうその可愛さといったら、泣きたくなるほどでした（笑）しかし可愛い坊主頭をキープするのもけっこう大変。すぐに伸びてきて、そのたびに手を入れるのも面倒で…結局は、自分が美容院にいくときに一緒に切ってもらったりしてそれなりな髪型に落ち着いていました。久々に坊主頭がみたいよなぁ　夏休みも終わるし気合入れるためにもねぇそんな感じで、きのう、息子を裸にしてお風呂場の椅子に座らせ久々にバリカンを手にしたのですが、なんだか要領がイマイチつかめない。どうも手元が安定しないのです。２年前とは明らかに毛質が違うからでしょうか。それでも、がががっとすでに刈り始めたものだから、もうあとには戻れないし。とりあえず、いくとこまでいくしかないという感じ。私を信じて覚悟を決め、落ちてくる毛がちくちく痒いのを懸命に我慢して目をぎゅっとつぶっている息子のことが、だんだん哀れになってきました。とりあえず、それらしいカンジに仕上がりました。遠目で薄暗いところでみると、それなりに。でも近くではっきりみるとかなりまだらです。でこぼこしているし、極端に薄くなりすぎたところがあったりして…ああああ、これでは息子がかわいそう。息子はあまり気づいていない様子で「ああ、すっきり軽くなったよおかあさん　じょうずだね　ありがとう」なんていうから、ますます哀れ。これはもう、プロに手直ししてもらうしかない！と慌ててきょう、行きつけの美容院へかけこみました。「これをどうにかしてくだい」とせまる私に、いつもの美容師さん「やってしまいましたか…」と苦笑い。「はい、ついついやってしまいました。ほんの出来心です。　どうか、このこがまともに世間を歩けるように　お力を貸して　いただけませんでしょうか」とまでは言っていませんが、そんなような気持ちで、美容師さんにすがった私です。夏休み最後の一日。ついでに私も、息子と一緒に並んで髪を切り、すっきりして明日からまたスタートです。

  2007年09月04日

• がばいパワーだ！逆転満塁ホームラン！

  やりました！佐賀北高校初優勝。何度見ても、あの、神がかり的な満塁ホームランは鳥肌がたちますね。はなわにそっくりのエース久保くんの存在感も大きかった。甲子園の決勝で満塁ホームランが出たのは、史上２本目だとか。なんと一本目は、まさに１３年前の、あの試合。やっぱり佐賀代表の佐賀商業のあれ！だったのです。忘れられないはずだ。しかし、今回も佐賀とは！もうダメかもしれない…というピンチにもけっして希望を捨てず、プレッシャーに打ち勝つ精神力。素晴らしいと思います。見習わなければ。実況アナウンスでも、なんども「しのぐ」という言葉が使われていました。しのぐ＝「凌ぐ」と書きますが「凌」いい漢字だなぁとあらためて。お名前ポエムでも、「凌（りょう）くん」など、何人かこの字を使ったお名前のオーダーを受け「苦難を凌ぐパワー」などと書かせていただきました。暑さをしのぐ、ピンチをしのぐ。苦難をなんとか乗り越えて、次につなげるパワー培っていきたいです。ありがとう。おめでとう。

  2007年08月23日

• がんばれ！佐賀北高校

  夏の高校野球。ついつい見てしまいます。特別、野球ファンというわけではありませんがあどけなさの残る坊主頭の高校生が憧れの甲子園で必死になって頑張っている姿にみとれてしまいます。スポーツってやっぱりいい。中高と私は陸上部でした。４００や８００などの中距離で自分がどこまでやれるか記録に挑戦するのがとにかく楽しかった。夏休みも毎日、真っ黒になってグラウンドを走りまわったものです。でも、ひそかに憧れていたのが、チームプレー。陸上はどうしても自分との孤独な闘いが中心ですがみんなでひとつの目標に向かって、励ましあいながら力を出し合いながら頑張れる球技は、いいなぁと。うらやましく思っていました。ついに決勝戦まで勝ちあがった佐賀北高校。２度も延長戦を乗り切って、最後まであきらめないあの精神力。ほんとうにすごい。平成６年佐賀の商業高校が鹿児島の楠南高校を破って優勝したとき、私はちょうど、佐賀のテレビ局でニュースキャスターの仕事をしていました。９回裏、２死満塁の最後のチャンスで、４番打者のキャプテンがなんとホームランを打ち、見事なサヨナラ勝ち。鳥肌が立ったあの瞬間を今も忘れることができません。「快挙です。佐賀商業が見事、優勝を果たしました」というニュースを、佐賀で読めた私はほんとうにシアワセものでした。翌日のスタジオににこやかに登場してくれた選手たちとの記念写真も大事な宝物。あれから、１３年がすぎました。不思議なことに、先日、同じくらいぶりに佐賀で仕事をしてきたばかりです。また佐賀がぐっと身近になった気がしていたのでなんだかとてもソワソワしています。またあの快挙が見られるかなぁ。佐賀北高校出身の人をたくさん知っているし。みんな盛り上がっているだろうなぁもちろん広島の人たちも。広島といえば…私は広島出身で熱心な野球ファンの奥田民生さんが大好きなので。うーん。どちらにしても好きな人が笑顔になるのは嬉しい。どっちも頑張れ～！いや、いつもどおりにね（最近のお気に入り）そういえば大ヒットした、島田陽七さんの「佐賀のがばいばあちゃん」たしか島田さんは、野球が得意で、佐賀から広島の広凌高校に推薦が決まって、がばいばぁちゃんのもとを去ったんじゃなかったかしら。ちなみに今回の佐賀の旅番組のロケでも、がばいばぁちゃんゆかりの武雄市に行きましたが、町は今すごいことになっています。どこもかしこも、がばいばぁちゃんグッズだらけ。観光客もものすごく増えているそうです。映画もドラマも両方見た私。ばぁちゃんが「行くな～」と叫ぶシーンはかなり泣けました。明日の決勝戦。なんだか「がばいばぁちゃん」の因縁試合みたい。楽しみです。

  2007年08月21日

• 

  夏の記憶

  暑くて、つい気持ちがダレてしまいますが、せっかくの夏休み。こどもたちに、夏らしいこと、いっぱい体験させてあげたいな。楽しい夏の思い出つくってあげたいな。気がつくと、そんなことばかり考えている自分がいます。もちろん自分も楽しみたいんだけれど…まずはコドモに笑って欲しい。コドモと一緒になって、笑ってはしゃいで…きっと、そうしながら自分のコドモの頃の夏の思い出を重ねているのかもしれません。楽しかった川遊び、虫捕り、カキ氷、花火…あれあれ、気がつけば、昭和レトロな昔懐かし風景ばかり追いかけて…ああ、でもやっぱり田舎はいいですね。帰れる田舎があるシアワセをかみしめながら。平成生まれの子どもたちもすっかり田舎遊びに夢中です。「ああ、いなかというところは　むしがいて　かわがあって、かぜがつめたくて　ほんとうにたのしいねぇぇ」５歳男児がしみじみとつぶやいています。おっと、母がいきなり、どこからか蚊帳を引っ張り出してきました。どこにしまってあったのでしょう。ずいぶんと年季が入った蚊帳です。 懐かしき蚊帳の思い出があるのは、まさに父母の世代。「寝る前にね、おとうさんがこれを吊ってくれるのが　虫を入れないように、さっと中に入るのがね　楽しくて仕方なかったねぇ」（大好きな博多の童画家　故　西島伊三雄さんのイラストより）蚊帳をはじめて見た５歳児は、ばぁばぁの話をきいているのかいないのか、とにかくおおはしゃぎ。キャンプだ、テントだといいながら、中の布団でさんざん跳ねて最後には、虫かごから取り出したカブト虫を中で放して寝転がり、満足気です。私はふと、見るたびに悲しくて仕方がない反戦アニメ「火垂るの墓」のワンシーンを思い出してしまいました。幼い兄妹が蚊帳の中にいっぱいのホタルを放して喜ぶあのひとときの平和な時間。そう、日本の夏には悲しみもたくさん詰まっていることも忘れないでいよう。コドモがいつでも、笑っていられる平和な夏の景色を、あらためて愛おしく。大切に。

  2007年08月07日

• 博多の夏

  いま、あちこちで、博多人形師たちが作った見事な飾り山が見られます。これぞ博多の夏の風物詩、祇園山笠です。祭り好きの博多の男衆のユニフォームがこれ！期間中、彼らは仕事も休みひたすらにこれを着て、追い山でいい走りをするべくボルテージをあげていきます。そんな憧れの博多の男にあなたもなれる！いろんな観光スポットで目にする、顔くりぬきボードですが、これはちょっとすごい。

  2007年07月06日

• 初鳴き

  本格的な夏を前に…早くも体がダルい。イマイチやる気がでなーい。あくびばっかりしています。夏バテを防ぐには前もって、スタミナのあるものを食べておく必要があるそうです。そのときになってからでは遅いのだとか。今のうちに、精のつくもの、いっぱい食べておきましょう！そんなわけで、土曜日は友人家族と焼肉をもりもり食べてきました。タン塩、ロース、カルビにサガリに丸腸…どれもこれもおいしーい。レバ刺、ユッケ、キムチなどなどサイドメニューも大好物です。で、たっぷりスタミナ充電してきたつもりなんですけどやっぱりなんだか気合が入らない。ジメジメ、むわむわ…気候のせいでしょうかね。息子も今朝は、寝起きが悪くて、起こすのに苦労しました。ベッドからリビングのソファーへ、目をつぶったままなだれ込み状態です。そんなとき…竹林に面したベランダから聞こえてきたのです。盛夏には、耳をつんざくような響音がうるさくてかなわない彼らの声が。「ジジジ　ミーン　ミーン　ミミミーン」遠慮がちに。今？まだ？そろそろ？可笑しくなるほどぎこちない鳴き方です。虫好きな息子、その声を聴いた途端にかっと目を開きました。「あ、いま、セミ、ないた」「なつがきた」そういって、ソファから飛び跳ね「やったあ　　虫捕りできるね」とにっこりしました。セミは成虫になるまで、十数年がかかります。やっとの思いで出てきて、たったの数日しか生きられない彼ら。精一杯、鳴いて鳴いて、夏を盛り上げてもらいたいものです。暑さ倍増になるあの合唱。今はまだ愛おしく思えますが。いい夏を。がんばりましょう。

  2007年07月03日

• これでどうだ！

  まいったか。本気を出せばこんなもんだ。はっはっは～！！体はにんじんの型抜きではなく（そんな型ないし）スライスチーズを、はさみでチョキチョキ…マッシュポテトでしっかりあげ底。これは使える！けっこういいじゃーん勇んで息子をたたきおこす。「ちょっとちょっと～！目の赤い、目玉の親父弁当つくったけん　はよ起きれ～」息子、目をこすりながら「えええ～　もう目玉の親父は飽きた。ピカチュウがよかったのに～」子どもとは…そういうものである。わかっちゃいるが、腹が立つ。つべこべいわずに、持っていけ～！きょうのは本当に、ちょっと、いつものとは一味ちがうんだから！！

  2007年06月21日

• 週末あれこれ

  先週の金曜日から何かと動き回った週末でした。まず金曜日は、福岡市内の某スタジオで先日由布院で弁士としてお仕事をさせていただいた幻灯「せんぷりせんじが笑った」をあらためて録音しました。がんばった甲斐あって、ご好評いただき貴重なフィルムと合わせて、きちんとした形でＤＶＤを作ることになったのです。原作者の想いを一番よくご存知の上野朱さんの監修のもと２時間ほどスタジオにこもって、ああでもないこうでもないと再び、熱のこもった作業を行いました。マイクを通して録音された自分の声を客観的に聞くとまたいろいろな発見があります。勢いで突っ走っていたもののアラも見事に露呈しもっともっとと欲も出てきます。いい勉強になりました。数日中にＣＤができあがり、それを東京に送って映像と合わせ、ＤＶＤを作っていただきます。どんなものができあがるのか、今からとっても楽しみです。そして、雨もやみ薄曇りとなった土曜日は家族で久しぶりにアウトドアを楽しもうと車で３０分ほどかけて、糸島半島にでかけました。「釣りをやってみたい！」という息子の希望で海釣り公園で手軽なさびき釣りに挑戦。さびき釣り。一本の糸に交互に小さな針が幾つもついていて、一番下に重りの入った小さなかごがついている仕掛けです。かごの中にスプーンでえさをいっぱい詰め込んでぽちゃんと、海に落とすだけ。水の中で、かごから舞い上がったえさが小魚をよびよせ、小さな針にかかる仕組み。私も昔、テレビの仕事で体験レポートをしたことがありました。女性やこども、初心者でも簡単に釣りが楽しめます。いちいち針にえさをつけなくていいし、海に落としてからしばらくして、糸をゆっくり巻き上げると…かなりの確立で１０センチ～１５センチくらいのアジやサバの子が一匹、またはダブルやトリプルでかかっています。息子はそれはもうおおはしゃぎ。堤防から落ちないか、ハラハラしましたが普段の遊びの中でみせる笑顔とはまた違った喜びようでこちらも嬉しくなりました。釣果は３人で５０匹ほど。帰ってからさっそく南蛮漬けをつくりました。ただ、小さいのでお腹を出すのが大変でした。でも、カラッと揚げて一口サイズで、とっても食べやすく美味しくいただきました。自分たちで捕った魚を食べるなんてなんだかそれだけで、豊かな気持ちでした。そして日曜日は…新宮町での上映会の司会を頑張りました。夫と息子はふたりで、仮面ライダーのショーを見に行ったようです。映画はとても素晴らしく、一日一日を大切に今生きていることを、まわりの人たちを大事にしようと素直に思えるものでした。撮影が行われた久留米の風景もとても美しく描かれていました。上映後に監督や脚本家の方からも、映画への想いを直接語っていただき、実り多い上映会だったと思います。映画に出演された、中野大地さん、高木古都さんもまさにスクリーンから飛び出した感じで、トークに参加してくださり豪華なトークショーとなりました。ふたりとも本当に爽やかでキラキラしていて…これからの活躍を大いに期待したいです。さて、これから書作に本腰を入れようと思います。ご注文くださった方、ちゃーんとやっておりますからご心配なく。常にみなさまのお名前を持ち歩いておりますよ。アイデアをびびびっとどこで受信するかわからないのでメモ帳は欠かせません。きょうはこれから、額縁を仕入れにいってきます。外は梅雨の晴れ間が広がっていて、気持ちよさそうです。

  2007年06月19日

• 

  長崎にて

  週末は、親戚の結婚式で長崎に行きました。祈りのまち、坂のまち、異国情緒漂う素敵なまちです。見晴らしのいい高台にあるホテルからの眺め。感動の式を終えた直後、夕刻の空はほんのり茜色できれいでした。家族をはじめ、人々のつながりは、やっぱり一番の宝物だと実感します。来月は、義妹が東京で結婚式をあげることになっています。

  2007年06月12日

• おたがいさま

  きょうはテレビの取材でとある住宅展示場にきています。空の青さに仕事を忘れそう！とはいえ、きょうこうして仕事に来れたのは思いがけない人の善意があったからこそでした。実はきょう、息子の幼稚園は都合で午前中保育。いつもの延長預かり保育もなしとのことで、どうしたものかと困っていました。いっそのことお休みして、車で二時間近くの実家に前夜から預けようかそれとも、こんなこともあろうかと、以前、息子と見学に行った託児所の出番かとあれこれ策を練っていたのです。息子と一番仲良しのお友達でいつも一緒のバスで通園している子のお母さんに相談したら、うちの前で一緒に降ろしてもらって、時間まで遊ばせておくよと言ってくれ、ありがたく甘えることに・・・ところが、きのう幼稚園へ事情を話しつつお願いに言ったところ「そういったことはトラブルのもとなので、できません」の一点ばり。いつもの停留所のひとつ前で降ろしてくれさえすればいいのに情け容赦ない、ダメなものはダメとの返答にがっかりしているとそのやりとりを偶然聞いていた、別のクラスのお母さんが、思いがけず声をかけてくれました。子供たち同士は園でも仲良しの様子ですが、母親同士はほとんど初対面。なのにそのお母さんは、私が困ってるのを見かね明日、私が息子と一緒に家に連れて帰っていいですよ！と言ったのです。まさか、初対面に近いような人に、そんな図々しいことをお願いするわけには・・・と慌てて返した私に対し、その人は、困ったときはお互いさまです。私の家は園から近いし、毎日、お迎えに来てるので。家にはあと二人子どもがいるんです。三人が四人になったくらいどうってことないですよ！と本当にたいしたことないっていう素振りでにっこり笑ってくれました。私より少し年上の穏やかで落ち着いた感じのお母さんでした。もし反対の立場だったら、私はこのお母さんのようなことを言えただろうかと今も、その心の広さ、あたたかさに涙が出そうになります。困ったときはお互いさま。忘れないようにしよう。そんなふうに、さりげなく助け舟を出せるような心の余裕を持って育児に仕事に頑張らなくてはと思いました。ちなみに、本日、撮影分の放送日は６月１４日木曜日の午後いつもの徹子の部屋の後のミニ番組「FOR　YOU」の中で。その前日の１３日にも、明日、取材に行く分が放送される予定です。ご縁があれば…

  2007年05月31日

• 

  バンパチ

  思わぬことから右手に大怪我をしてしまってきょうでちょうど２週間目。とにかく痛くて不自由で、まるでフランケンシュタインのおでこみたく、ギザギザになってしまった世にもおそろしい傷跡を（だって、１５針も縫ったのです）毎日ため息まじりに眺める日々…だったのですがついにきょう、抜糸を迎えました。うれしい。うれしい。まだ傷は痛みますが、黒くて針金みたいな糸がちくちくと皮膚にささっているという状態というのがとにかく嫌で嫌で…まだかなぁ～まだかなぁ～とずっと念じておりました。でも、そのおかげで傷口がふさがったのですからお医者さまに感謝。そして自らの治癒力、再生力に乾杯！まだ、包帯ぐるぐるで、水仕事などはできませんがこれから少しずつ回復してくると思います。ほんとうに、とんだGWでした。怪我の原因は…しばらくはショックでほとんど誰にも言えてなかったのですが…実は、犬に噛まれたのです。それも子犬の頃から１５年近く、実家で可愛がっている老犬に！普段はおとなしくて、人懐こくて、絶対に人を襲うような犬ではありませんでした。名前はバン。オスです。いい番犬になるようにと私が名づけ、しょっちゅう一緒に転がりまわって遊んだものです。進学のため家を出て一人暮らしを始めた私がたまに帰ってくると、私の顔を見るなり尾をちぎれんばかりに振り回しその鼻をしわくちゃにして、彼なりの妙な笑顔を見せてくれるようになり、それはそれは家族中でい大爆笑していました。「よく帰ってきたねぇ　どこに行ってたの？」そんな声が聞こえてくるかのようでした。私の実家は山の中の一軒家。両親が大の犬好きだったこともあり、我が家には私が子供の頃から代々、いろんな犬がいました。もちろんペットブームなんて関係なく、飼うのはいつも雑種犬。捨て犬を拾ってきたり、道端で何千円かで売られているのを買ってきたりして番犬として、そして家族の一員として仲良く一緒に暮らしてきました。えさはもちろん、私たちの残りご飯。食べ物は無駄にならないし、効率的です。ドッグフードなんてなくても、大丈夫。元気で逞しいのが雑種の良さなのです。私が園児の頃から数えて、バンは８代目。交通事故や病気や寿命で、悲しい別れもあったけれど、それぞれに思い出がいっぱいです。多いときには２，３匹一緒に飼っている頃もありました。近くの野山に散歩に行って、綱を放すとみんなで一斉にかけっこをしたりじゃれあったり…犬同士の仲間意識が垣間見れ楽しいひとときでした。喧嘩をしかけてくる、野良犬には要注意でしたけれど。そう、喧嘩。犬も喰わない夫婦喧嘩ならまだしも犬同士の喧嘩には、絶対に手を出すべきではありません。長らく一匹で飼ってきたバンの遊び友達にと数年前に父が新たに子犬を拾ってきました。茶色で賢そうな顔つきだったので、忠犬ハチ公にちなんでハチと名づけたそうです。「バンパチ」とひとくくりに呼び、あの楽しかった野山でのかけっこを想像し、一緒に散歩に連れて行くのですが、どうも二匹の相性が悪く、いつも唸りあい、からみあって、うまく歩けない。そのうちに、父は二匹同時に綱をひいて歩くのを諦め、わざわざ一匹ずつ散歩に行くようになってしまったのだとか。そんな話はよく耳にはしていましたが…まさかこれほどとは想像もしていませんでした。GWに入り、息子と実家に遊びに行った私は、犬好きな息子を喜ばせてやろうと、母に声をかけ、一緒にバンパチの散歩に行こうと誘ったのです。母がバンに綱をかけ、すっかり大きくなり力もついてきたハチに私が綱をかけようとするのですが、彼はうれしくてはしゃぎまくり、うまく首輪に綱がかかりません。あ！と思った瞬間、やっとかかったと思った綱がはずれ自由になったハチは一目散に、母が綱をひくバンへ突進してなんとその首ねっこに喰らいつきました。ものすごい歯をむきだしにして、今にもバンの首がちぎれてしまいそうで、怖くて怖くて…とっさに、手を出してしまいました。バンの首に噛み付いて離れないハチをひきはがそうとしたその時なんとか逃れようと、顔を左右にふって苦しみもがくバンが無我夢中で、私の手を噛んだのでした。ガツンガツンと最初は、歯が当たっているのかと思っていましたが、ふりはらった自分の手を見て蒼白。親指と人差し指の間が、三箇所、ざっくりと切れていました。肉食動物の歯の威力を思い知りました。どうして素手でいってしまったのか「飼い犬に手をかまれる」という諺もあるくらい恥ずかしいこと、自戒せよとの警告です。幸い、騒ぎに気づいた父が、二匹を引き離してくれバンの首は大事には到りませんでした。そのかわりの大怪我です。父母は、私の手がこんなことになってしまい相当なショックを受け、バンパチを保健所にやるなどとバカげたことを言って、毎日ため息ばかり。それだけはどうかやめてこの通りと、懇願する私。バンパチはわけもわからず、今でも私に愛想をふりまいています。手前がバン　後ろがハチ人生いろいろです。こんなこともあるさね。

  2007年05月10日

• 一寸先は…

  GW…みなさんはいかがおすごしですか？わたしのほうは、とんでもないアクシデントに見舞われ、かなり落ち込んでいます。主婦として書家として、日々の手仕事を業としている私が、ちょっとした不注意で大切な右手を１５針も縫う大怪我をしてしまったのです。まさに一寸先は闇です。ちょっとした一瞬で、とんでもないことが起こるもの。時計を戻せるものなら…と悔やんでばかりです。ま、こどもをはじめ家族や他人様の体ではなかったことがなによりの救いですが。とにかく、痛くて痛くて、不自由でなりません。幸いGWまでにお送りしなければならない作品についてはすでに仕上がっておりましたので、良かったのですがこれから作業をしようと思っていたものについてはすこし時間を置くことになりそうです。なんとかパソコンは打てますが、筆も箸も包丁もまだ持つことができません。どうしてもこの日までにとの制約があるご注文については追ってこちらからご連絡申し上げます。申し訳ありません。しばらくブログもお休みいたします。また完治したら、ご報告いたしますねみなさまもどうぞ不意の事故にはじゅうぶんにお気をつけくださいませ。追伸あ、テレビのロケはいつもピンマイクを使うので右手を隠して…やれますから大丈夫です。ちなみに明日５月１日、１３時５５分よりKBC-TV「FOR YOU」にて、人形作家　与勇輝さんにインタビューをさせていただいた様子が流れます。与さんの人形芸術の世界は、それはそれは見事です。どうぞご覧ください。

  2007年04月30日

• 

  有明海にて

  行ってきました。念願の潮干狩り！義父と夫と三人でひたすらに掘って約10キロのアサリをゲット。けれども大漁とはいえないそう。一昔前は、ざくっとひとすくいするだけで拾うのが大変なくらいゴロゴロと出てきたそうです。それも身のたっぷり詰まったおおぶりのヤツばかり。有明海のすぐそばで育った義父は、おかしか、おかしかと言いながらどことなくヘドロの匂いがたちこめる干潟を慣れた手つきで掘り起こしていました。もちろんスーパーで買うのとは断然旨味が違いますがそれでも採集した貝はどれもたしかに身がやせていました。大好きなバター焼きにはちょっと寂しい感じ。有明海といえば、諫早湾の強引な締め切りによる大規模な干拓事業の影響を心配されている漁場。こうした自然の恵みが少しずつ消えていくようで、胸が痛みます。 持ち帰った貝はすぐにムキミにしてその茹で汁も小分けにして冷凍しました。手始めにアサリ飯に。 クラムチャウダーに、ボンゴレ、しぐれ煮…これから大切に大切に味わいたいと思います

  2007年04月21日

• 知らぬが仏…のつもりが！

  寒の戻りでしょうか。きょうは冷えます。4月も中旬だからと、先日、しまったコタツが恋しい。特に寒がりの私は、足がひやひや、なんだかゾクゾク。もしかして風邪？かもしれないけど、明日は朝早くからロケだし気にしないふり。病は気からと本気で思っている私は風邪っぽいときでも、まずは気づかないふり。薬もほとんど飲まず、体温計で熱をはかるなんてもってのほか。気がついたら、いつのまにか治っている…ていうのが理想。自然治癒力に期待しまくり。熱があるという事実を知った途端、へなへなになってしまう。あぁダメだダメだと思ってしまう。どうか元気で切り抜けられますように。…と思っていたのですが、どうにもこうにも辛くて夕食後、近くの整骨院にかけこみました。風邪かな？と思ったけど、どうやら違う。ヤツの仕業だ。長年のつきあいだからわかっている。寝不足というわけでもないのに、きょうは一日まぶたが重くて、目が半分しかあけられないくらいにぼーっとしていた。あくびばかりが何度も出る。そう、これは私の万年肩凝り体質のせい。血行が悪い？運動不足？パソコンの使いすぎ？なんとかしてこの体質を改善したいと、なるべく時間があるときはゆっくり湯船につかったり、肩をぐるぐる回したり、いろいろやってるつもりだがなかなか抜け出せない。定期的に整骨院でマッサージするのが良いとも聞いていて幸い、歩いてすぐのところに、夜９時すぎまでやっている明るくて入りやすい感じの整骨院があるのだがいつも、もうダメだ～という状態になってはじめて駆け込む始末。なかなか続かない。今回も、助けて～といわんばかりに寝台に横になる。５～６人の施術士が手があいた順にみてくれる。顔見知りはまだいない。でも行くたびに「こ、これは…」という風に驚かれる。「こんなになるまでほっといたらダメですよ　全身、これ以上ないというくらいにパンパンです　よく倒れませんね」そんなふうに言われてしまう。そして必ず、ほおっておくと大変なことになりますよ…とたけしのなんとか状態で最終警告のごとく脅されるのである。特に首と肩がガチガチに硬く、循環が悪いので脳に酸素がいきにくくて、あくびばかりが出るのだという。知らぬが仏ですまされないな。精神的なこともすごく影響してくるらしい。いつも何か考えているでしょう。あれもこれもしなきゃと、毎日力が入ってませんか。大変なとき、苦しいときにこそ力を抜く努力を…とても難しいことですけど脱力が、肩凝り克服の最大のカギですから。心新たな春を迎え、とても刺激的でわくわく楽しんでいたつもりだがたしかに、ずっと緊張していて家庭でも仕事でも、ちゃんとしなくちゃといつも以上に肩に力が入っていたのかもしれない。でも今、力を抜くなんてほんとにとっても難しい。踏ん張るときに力を抜く？まるでお産のときのよう。約３０分のマッサージを受け、起き上がったら確かに、視界が明るくなった気がした。あぁぁでも明日は早起き。息子に弁当。そしてテレビの仕事。うまくまわせるかな。書きかけの書作もとっても気になる。だったら早く寝ればいいのにパソコンなんかして…こんな自分がいやになる。とにかくもう寝よう。また目が半分になってきた。おやすみなさい。

  2007年04月18日

• 不覚にも・・・

  侵されてしまった。恐怖のインフルエンザウイルスに。ここ数週間、なんとなく体調が優れない日が続いていたが、気のせい気のせい、そのうち治るさとタカをくくっていたら、昨夜どっかーんとやってきた。じっとしていられないほどの悪寒、節々の痛み、高熱、止まらない咳。まさかと思ったが、今朝、病院に行き、やつの仕業だと判明。年末に家族全員、予防接種を受けたというのにどういうことだ。さっきあのタミフルを飲む。飛んでしまいませんように。ちゃんと戻ってこれますように。みんなにうつさないよう、奥の和室に布団をしいて閉じこもってます。それから、書のご注文メールを下さった方、そういうわけでお返事が遅れております。申し訳ありませんが復活までしばらくお待ちください。

  2007年03月17日

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