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カテゴリ:ヘアーケア
枝毛・切れ毛
髪の毛が傷ついて、木の枝のように裂けたり(枝毛)、切れてしまったこと(切れ毛)をいいます。 枝毛や切れ毛の主な原因は、過剰なパーマやブリーチ、ヘアカラーのしすぎ、乱暴なブラッシング、紫外線、間違ったドライヤーのかけ方などがあります。髪の毛は肌と違って、回復する力がありません。ですから一度傷ついてしまった髪は元に戻らず、放っておくとどんどんひどくなってしまいます。 枝毛や切れ毛がひどい場合は、枝毛をカットしてあげましょう。よく切れるハサミで、枝毛の2~3センチ上のところで直角にカットします。斜めにカットすると、毛髪の断面積が広くなり、枝毛や切れ毛になりやすくなってしまうので気をつけましょう。 また、枝毛や切れ毛になりやすい人は、通常のお手入れにトリートメントをプラスすると効果的です。シャンプーの後、トリートメント剤を毛先など傷んだところに重点的につけます。すぐに流しても効果はありますが、2~3分おくとさらに効果的です。その際に蒸しタオルで温めると、さらに髪によく浸透し効果的です。 キューティクル 毛先に向かって重なりあっている、ウロコのようなもののことをいいます。 毛のことを毛幹(もうかん)といい、外側から、毛表(小)皮(キューティクル)、毛皮質(コルテックス)、毛髄質(メデュラ)の3層からできています。キューティクルに包まれた髪の内部コルテックスは、毛髪の中身ともいうべきもので、メラ二ン色素を含んでいます。メデュラは毛髪の芯の部分のことで、うぶ毛など、細くて柔らかい毛では、まだ見ることはできません。 シャンプー シャンプーマッサージと呼ばれるほど、ヘアケアの第1歩だといわれています。 シャンプーをおこたるとカユミやフケが増え、特に、脂性のフケが多くなると、毛を作る毛根での毛髪の角化が阻害され脱毛の原因になります。ですから、脂性の人は毎日シャンプーする方が良く、逆に乾燥性の人はシャンプーをしすぎると乾燥がすすむので、2日に1回位がおすすめです。 白髪 髪の毛に含まれるメラニン色素が消失した毛のことをいいます。 なぜ白髪になるのか、つまりメラノサイトがどういう場合にメラニン顆粒の生産を止めるのか、その辺の事情はまだ解明されていません。老化現象が一因であり、年齢と共に細胞機能が老化して白髪が生えてきます。ストレスによる白髪や、若白髪がどのような理由で発生するのか、現在いろいろな研究がなされています。個人差がありますが、日本人の平均的な白髪の発生は大体35歳を過ぎた頃からといわれており、頭髪の半分が白髪になるのは大体55歳ぐらいからだともいわれています。 タオルドライ 乾いたタオルで、髪をポンポンと押さえるように水分を取り除くことをいいます。 髪の毛同士をこすり合わせると、髪の毛表面のキューティクルがはがれ、髪の毛を傷める原因となるため、タオルを髪にこすりつけないように、丁寧に水分を吸い取るように気をつけましょう。 抜け毛 年齢により髪の毛の量が少なくなったり、病気により部分的に抜けてしまったりすることをいいます。 抜け毛の原因は、ホルモンバランスの乱れが一因だといわれています。毛髪には男性ホルモンが強く関与しているため、女性は男性のような抜け毛に悩まされることはありません。しかし、女性の場合も、女性ホルモンの分泌量が原因で微量分泌されている男性ホルモンの抑制が効かずに抜け毛になることがあります。 40歳前後から、加齢により女性ホルモン分泌量が低下する傾向があります。すると、毛根の栄養が不足して髪が細くなり、髪のハリ・コシがなくなったり、ボリュームがなくなったりします。また、妊娠が原因のときもあります。妊娠中は女性ホルモンの分泌が活発ですが、出産後は急激に減少します。そこで、ホルモンのバランスの大きな変化により、急に毛が抜けたり、薄くなったりすることがあります。また、ダイエットなどの不摂生な食生活も、女性ホルモンのバランスがくずれる原因です。他には、ストレスが原因となることもあります。ストレスが蓄積すると自律神経がアンバランスな状態になり、血管に悪影響を与えるので、血行が悪くなり栄養が届かなくなって抜けの原因になります。髪をつくる栄養素が不足すると抜け毛の原因となるので、栄養バランスには充分気をつけましょう。 フケ 皮膚から出るアカと同じように、頭皮の細胞、いわゆる皮膚が老化して剥がれ落ちたもののことをいいます。 フケは頭皮の表面にくっついているか、あるいは剥がれてパラパラと落ちるものですが、フケになる角質も、初めは表皮の深いところにあります。それが、皮膚のターンオーバーによって押し上げられて、表皮のいちばん外側の層になってくるのです。 フケの出るメカニズムは、まず表皮のいちばん深いところにある基底細胞が細胞分裂を繰り返して新しい細胞をつぎつぎと作り出すところからはじまります。そして、その新しい細胞が順次押し上げられ、皮膚表面に近づくにつれて丸い形から扁平な形になり角化。いよいよ表皮に達すると角質細胞になり、完全に角化して角層を作ります。この角層を形成している角質細胞が、徐々に皮膚表面に押し出され、上にいくほど細胞同士の結合が緩んで、最後には剥がれ落ちます。 毛髪に毛周期があるように、フケのもとである頭の表皮にもサイクルがあり、表皮の細胞周期とよばれています。正常な場合は、このサイクルは28日とされています。角質細胞の剥離は、細胞が非常に小さいために目で見ることができません、つまり、正常な人のフケやアカは目には見えないものですが、実際には何十万という角質細胞が、頭皮だけでなく全身からフケやアカになって毎日剥がれ落ちています。 ヘアケア 毎日のヘアケアですこやかな髪と頭皮を保ちましょう。 25歳を過ぎると髪はだんだんと細くなり、伸びるスピードも遅くなってきます。特に、過激なダイエットをしたときや普段から偏食ぎみの方は気を付けましょう。知らない間に、頭皮がやせ衰えている場合があります。普段からシャンプーは洗い残しがないようにし、リンスやムースは頭皮に付かないように気を配りましょう。 髪をすくすく育てたい、ツヤのある健康的な髪になりたいと思ったら、まずは頭皮ケアからはじめましょう。紫外線で炎症を起こしたり、毛穴が詰まったりと、顔と同じトラブルを抱える頭皮も顔の皮膚の一部と考えましょう。また、抜け毛の最大の要因はストレスによる過剰な皮脂分泌ともいわれています。気分をリラックスさせ、なるべくストレスはためずに発散するようにしましょう。 ヘアケアのワンポイント ◎ 紫外線やヘアカラーで痛んだキューティクルは、マイナスイオンの効果で髪をしっとりと包み込むようにまとめるドライヤーを使うようにして、なるべく髪に負担をかけないようにしましょう。 ◎ 週に1~2度は、植物成分やビタミン配合の育毛剤などで頭皮をマッサージしましょう。地肌が清潔になるとともに、血行が促進され頭が軽くなったようなすっきりした気分になります。 ヘアサイクル 髪の毛の成長過程のことをいいます。 髪の毛の成長は、3つの期間に分かれていて、(1)成長期・・・髪が伸びている時期(2~6年)、(2)退行期(中間期)・・・成長が止まってしまった髪が、未だに根づいている時期(2~3週間)、(3)休止期・・・髪が生えかわっていく時期(2~3ヶ月)の順番となっています。この3段階の流れによって、髪が成長していきます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.03 22:58:24
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