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昨日、バージニア州のブラックスバーグにあるバージニア工科大学(VT)で乱射事件が起きて、32人の犠牲者を出した。
この犯人は家族とともに韓国から移民した23歳の学生。で、犯人はまだ永住権(グリーンカード)保持者で市民権を取得していなかった※。そして永住権保持者が銃を保持することは違法である。 ※アメリカにずっと住むには、永住権を取得する必要がある。永住権保持だけでは一生涯アメリカに住めるが、国籍は元の国のままである。完全にアメリカ国籍となるためには、市民権を取得しなければならない。これは永住権を取って、数年して初めて市民権を申請できる。←野球選手の新庄の発言「オレ、アメ人になっちゃたから」 んなこたぁ、あるわけない。野球選手は恐らくOビザ(outstanding visa)ではないかと思われる。永住権以外で長期に渡ってアメリカに住むことのできるビザは、確かEビザでジャーナリスト用だったと思う。 この犯人は、日本人もたくさん住んでいるDC郊外のフェアファックスのセンターヴィルの出身で、現在 両親も住んでいる。ここの公立高校を卒業後、バージニア工科大学へ進学した。 そして今回の犠牲者の中にはセンターヴィルの高校で一緒のクラスメートだった女子学生も含まれている。この犯人はどうやらうつ病だったらしく、薬を服用していたようだ。この辺りに、報道されているように女学生をストークしていたという裏付けがあるのかも。 またこの犯人を知る学生によるとあるクラスが始まって教授が学生の出欠を取ったが、彼の名前が含まれていなかった。犯人は自分の名前を伝えたが、いつのまにかクラスから孤立して行ったらしい。あまりにも大人しく、全く目立たずそうなったらしい。 これらの情報は、ワシントンポスト ラジオ(FM 107.7)より。 ところで、バージニア工科大学とはどんな大学か? フットボールの強い学校である。 それから今回の事件と関係があるかどうか分からないが、この大学は1970年代半ばまで黒人学生(アジア系も含まれていたのかは ?)を受け入れていなかった。昨年末 他界したフォード大統領によって黒人学生も受け入れられるようになった。(フォード大統領の葬儀の父ブッシュか現ブッシュのスピーチより) 信じられないが、約30年前のことである。全米で公民権運動が盛んになったのは、60年代初頭のケネディ政権時代である。それから10年以上遅れていたのである。つまり街自体が、とても田舎でとても閉鎖的である。もしかしたら人種差別があったのかも知れない。 一人の人間の心の奥底に溜まった物が、こんな形で出るとは... 丸一日以上経つが、未だに何がどうして?という思いである。 私も前セメスターまでずっと学校に行っていたが... やはりどう考えてもなぜ?という疑問しか出てこない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/18 03:40:47 PM
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