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ヴィラムジカ葡萄酒村

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2006.08.06
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テーマ:祭り(2)
カテゴリ:おでかけ
Kerweという単語、12年間ベルリンに住んでいた時には聞いたことがありませんでした。
南西ドイツでの夏祭り、実質ベルリンのStrassenfest路上祭りみたいなもんですが、ちょっと違いがあります。
祭りのVIPである?カップルが選ばれることと教会と関連があるということ。
この地方ではKerweと呼ばれますが、地域によって呼び方にヴァリエーションがあり、一般的なのはKirmesキルメス。
元来、収穫感謝祭であったり教会の落成祝いみたいなもんだったというような説明が
こちらに書いてあります。
移動メリーゴーランドなどの遊具、焼きソーセージ、ビール、これは全国どこにもある定番。
アルザス風ピザのフラムクーヘンだの、スペインのスナックだの、中華焼きそばだの、買い食いも国際化しておりますね。
ヘッセンの田舎にもインドインビス(軽食)が出るくらいです。

さて、この日曜は隣村の「てっぺんハイム」(うちの双子命名)の聖霊教会でミサの伴奏の仕事でした。
のっぽの女性牧師が「ミサ終了後ブラスバンドと一緒に行進云々」と言ったので外に出てみると
楽器を持ったオジサン達が集結しています。
ちなみに教会のブラバンはPosaunenchorトロンボーンのコーラス という名前です。
フリューゲルホルン?やトランペットもいるのに名前がトロンボーンというのは、神様の楽器で偉いから。
その割にドイツ語において「トロンボーンを吹く」というのは「ほら吹き」と同義語なんですが・・・・。
金管楽器はオトコの世界という伝統があり、ここも見事にオジサンの団体・・・。
教会で歌うのは少年合唱団という伝統もあるので、元少年達の受け皿として?男声合唱団も多いですね。
もっとも練習後に(奥さん抜きで)ビールを飲む口実として機能しているという説も。

閑話休題。
帰ろうとしていた三代目も誘われて一緒に行進します。
オジサン達の演奏はかなり怪しいものの、賛美歌の演奏に乗って旧市街の広場へ。

posaunenchor

木組みの家が並んでかわいい街です。
広場の舞台脇では、
地元のワイン醸造所が小さなグラスに白ワインを用意しています。

wein


反対側からはカトリック教会の団体が行進してきました。
プロテスタントの牧師が黒服なのに比べるとカトリックは派手です。
小坊主?もかわいいです。
今時の世の中、女の子も小坊主に加わります。
赤い制服の下にジーンズでしたけど。

kathorischer zug

新教・旧教合同のお祈りが始まりました。
ミサとは言わず、Agapeアガペといって、最後にパンとワインが配られます。

agape

ワインは多分リースリング、若い酒で、一本3ユーロ以下なら買い、という味でした。
(宗教行事で利き酒をするな・・・。)


このKerwe、わが葡萄酒村では8月11日から14日まで旧市内で開催されます。
最終日の月曜は地元企業は半ドンで飲みに行くのが伝統とか・・・・・。
近在の村より規模が大きいので大変にぎわいます。
毎年首に掛けるマスコットが売られ、催しの割引券としても機能しています。
今年のモチーフは木組みの家です。





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Last updated  2006.08.08 05:34:09
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