柴田章吾投手と魔法の言葉
今年の夏甲子園に出場した愛工大名電の投手柴田章吾選手は中学のとき全国NO1の投手でした。しかし中3のとき難病指定のベーチェット病にかかり野球どころか命の危険にもさらされることになります。どこの高校の野球チームも病気になった柴田選手を受け入れるところはなくなりました。ただひとつイチロー選手の母校の愛工大名電高校をのぞいて。監督は柴田選手のために食事も練習も別メニューにして受け入れることにされたのです。あれほどの投手を埋もれさせるのは惜しいと思われてのことでした。おなかの中で火傷が起こっているほどの激痛が襲いました。柴田選手のお母さんは五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」の話を聞き、「ありがとう」と感謝して言うと痛みが和らぐらしいよと教えました。柴田選手は素直に聞き、やってみたところ痛みが少なくなったそうなのです。普通はそんなことを言えるような状況ではないでしょう。普通では言えないことを言えるから奇跡が起こるのです。高校に入って2年間は入退院を繰り返し、ほとんど練習はできませんでした。柴田選手はあきらめず「魔法の言葉」とともにがんばりました。そしてついに3年の夏の甲子園でマウンドに立つことができたのです。お世話になった人のため自分の命も投げ出してもいい、という気迫のこもった力投でした。柴田選手は明治大学に入学が決まり、来年は「ハンカチ王子」と投げ合うことになりそうです。病気もほとんどよくなっているそうです。「僕が投げることで病気の人の励みになってくれれば」そう思っているそうです。この感謝の気持ち、人のためにという想いがあるから奇跡が起こったのですね。柴田選手を取材特集した映像はユーチューブで見ることができます。http://jp.youtube.com/watch?v=psC3W1ux5f0