小学校の先生から事例報告
C県の小学校のI先生よりお子さんの事例をご紹介いただきました。I先生は3年前の研修期間にこちらのセンターで1日視覚トレーニングを学ばれました。その後もご自身で工夫をされて指導に視覚トレーニングを取り入れられて1年目から結果を出されています。小学校の担任の先生に読み書きに困難を持つ子供のアンケート調査をされ、私も大変参考にさせていただいております。I先生「1年前から支援しているお子さんです。似ている文字の混同・行飛ばし・黒板の文字を書き写せない等の問題で相談がありました。眼球運動等に苦手さがあり、認知にも難しさがありました。そこで家庭で、数字羅列よみ・ひらがな羅列読み・1スケール法(定規の端と端を交互に読ませる)・積み木合わせトレーニング(見本のとおりに作る)などを実施してもらいました。時々面接を行いながら学習の様子を聞くとだいぶ小さな文字も書けるようになり文字もしっかりしてきたことがわかりました。9ヵ月後WISC-3 をすると動作性が大変向上していました。符号3⇒6 積み木4⇒10 組み合わせ5⇒10 記号1⇒8PIQ 71⇒90 PO77⇒95 です。(言語性は、支援前から大変優れています。)保護者も驚かれ、教育センターの指導主事も認めていました。このお子さんには、効果があったようです。学習も、細かい漢字の部分まで注意がいくようになったりしました。今年度、校内でもまた、担任にアンケートをとり苦手さを持つ子どもの発見と支援がはやくできるようにと考えています。これからもご指導をよろしくお願いいたします。」私の方こそ勉強させていただいております。各学校でこうした取り組み、指導をしていただけるようになると大変嬉しいです。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。