|
カテゴリ:医学
へその緒とは臍帯のことです。 胎児と胎盤とを繋ぐ白い管状の組織で、胎児は胎盤を通して母側から酸素や栄養分を受け取り、老廃物を母体側に渡す役割をしています。 臍帯は概ね太さが2cmで長さは50~60cmほどで、臍帯には2本の臍帯動脈と1本の臍帯静脈が流れています。 へその緒は非常に丈夫で、胎児が動いても切れることはありません。 胎児がへその緒を踏んだり握ったりしても切れないように丈夫にできています。 へその緒の血管に流れている血液は胎児のもので、へその緒の血管が胎盤にある母親の血液に浸っているような構造になっていて、そこで栄養や酸素、老廃物や二酸化酸素を交換するので、母親とと胎児の血液が混ざることはありません。 この血液は、臍帯血(さいたいけつ)と呼ばれています。 出産時に臍帯血を検査することで、生まれた赤ちゃんの状態を把握することが出来ます。 臍帯血には、血液細胞のもとになる細胞が多く含まれていて、血液の病気の治療に使われたり、再生医療へ活用されています。 切手は2019年アイスランド発行の「助産師協会100周年記念切手」で子宮を表現した円を優しく持つ助産婦の手と、苑の中には母親の顔から胎児につながったへその緒が描かれています。 余談になりますが切手に描かれたこの時期の胎児の胎位は逆子です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.07 07:30:09
コメント(0) | コメントを書く |
|