NHKスペシャル「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」の中で、経営者の理解の重要性を述べていたが、まさしくその通りだと思う。研究開発は、もっともリスクの大きな領域で、成功すれば当然リターンも大きい。でも、大体がうまくいかない。米国のエンジェルらは、20のうち、1つでも成功すればよい、という考え方で投資を進めている。
日本の場合はどうか?
直近の利益(売上)ばかりを気にして、長期戦力が描けていない感じだ。電機業界は特にそうで、結局、今はかなりヤバい状況となってしまった。残念なことだ。
まさに
ものづくり大国の黄昏ともいえるが、しかし、京大の山中教授がノーベル賞を受賞したように、日本の技術はまだまだ捨てたものではないはずだ。電機業界は様相が異なるだろうが、長年培ってきた技術で、何とか挽回してほしいものだ。