Bunkamuraザ・ミュージアムに「ルドンの黒」を見に行った。
ルドン???
ラドンか???ってなぐらい理系な僕なので、
「キュプロクス」ぐらいしか知らない作家だった。
黒というのは彼の作品の中心が、リトグラフがほとんどだったことによるのだろう。
精神世界を描いたとされるルドンの作品は、
目玉おやじや、タツの落とし子のような怪獣モノが多い。
科学にも影響を受け、幻想世界、精神世界を描いていたかららしい。
見ていて、ふと思ったこと。。。
「千と千尋」ってこのルドンのキャラをパクってない???
人気の「蜘蛛」は「釜爺」の子分にそっくりだし、
「カオナシ」のようなキャラもあったぞ。
いや、あれはぜーーーったいパクリだ。
(僕はジブリのキャラはパクリが多いと前から思っている)
技術的に思ったこと。
線が細かい。やはりリトグラフをこよなく愛していたにちがいない。
ハッチングが大好きみたい。
いっぽう木炭画は、ハッチは見るべきものが少なく、
粉で描いているみたいだ。また一番外側に鋭い線があり、その内側にゆるい線(影)があった。
顔のデッサンは非常に丁寧なものがある一方で、
全身のデッサンは「あれ・・?」と思うものも多かった。
最後にいくつかクレパスの作品があった。
クレパスってきれいなんだなぁ。
なんか描いてみたくなったぞ。
まだまだ油絵を描く技術はないけれど、
クレパスだったら手が届きそうだ。
調子に乗って絵葉書も買って帰ったのだった。