一見すると「なんだ?これ」。実はれっきとしたストーブなんですよ。まあ、マニアの間では硬派なストーブってことでそこそこ有名で逸品度も高い・・・それが今回紹介のボルドーバーナー。ボルドーっていうからフランスなのかと思いきや、スイス製だそうな。職人の手作りらしいから、そこそこ製品のばらつきがあったりするけどそれを個性と呼べればもうあなたもストーブマニア(笑)!世界最小という触れ込みだけど、ゴトク無しだからちょっとズル(^_^;)。ただまあ、それを差し引いても可愛いやつですョ。
クロームメッキで銀ピカのボディはそそられるよね!まず使い方はこう。。。尻のネジを開けて白ガスを注入。クルクル渦巻きの所に着いているヘリコプターの羽は締めておいて、さあ液燃の定番儀式プレヒート発進!・・・えーと、えーと、どこに火をつけるの?・・・実はまだ火を使わないのね(^_^;)。このタンクを愛を込めて握りしめるわけ。ホントだよ。そうするとタンクが温まって中のガソリンが蒸発しはじめて内圧が上がってくる。心が冷たい人の方が手が暖かいそうだから(笑)。。。なんて話をしているうちにこの作業も終了。温まったら次に本体をそっと大地に横たえて、ヘリコプターの羽を開いていくと気化したガソリンがシューっと出てくるからそこへ点火。しばらくすると火が安定してきます。まー、心が温かな人や面倒くさい人は中途半端に手で暖めてもバルブからガソリンが溢れてくるからそれに火をつけてグルグルをあぶっちゃえばそれでもイイよ。点火後は付属の棒でヘリの羽をいじることで火力調節が出来る。
ゴトクは無いから、なんか考えなくてはいけない。カンカラで作ってもイイだろうし、その辺の石を拾ってゴトクを組むのも楽しいね。トランギアのゴトクなんかも使えるよ!
使用上の注意としては、尻のネジは付属の棒か、コインでも使ってしっかり締めること。ここからガソリンが漏れたことあります。。。案外大変(^_^;)。ヘリの羽は力任せに締めないこと。華奢にできてます。あと燃焼するとボディはかなり熱くなるから火傷にも注意ね。
小型でシンプル、決して便利とは言えない・・・いやむしろ便利とは対極にあるものだけど、充分使い物になるし、なかなか味わいのあるストーブでしょ!ただなんでも、例によってそろそろ製造も終了するとの噂もあったりして、欲しい人はそろそろ決心のタイミングが近いかな(^_^;)。ちょっとお高いのが難点だけど、「それなに?」とか「おー、カッチョイイ!」なんて言われて話題になっただけで、とりあえず1回1000円くらいは元取ったような気分になるから、合計で15回くらい言われるとトントンかな(笑)。20回くらい言われると儲けた気分にさえなってしまうスバラシイ逸品としてイチオシしておきまーす。(ボルドーバーナー・・・15,435 円/ アウトドアマーケット )