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カテゴリ:わかばやしくのこと
![]() そんな事実がかれこれ半世紀前(約50年前)にあったようです。このお話、お恥ずかしい限りでございますが、実は私・わかばやしくの父親の「おハナシ」なんですよねー。こどもの日を前にして、昨日は息子の話を。今日はオヤジの話を・・・、AMラジオ「武田鉄也 今朝の三枚おろし」風にゴー、ゴ、ゴー。 ★『私・わかばやしくの父親は、岩手県下閉伊郡田野畑村羅賀というところで生まれました。三陸海岸として世界地理としても有名な「リアス式海岸」の真っ只中にあります。宮古から車で北に1時間ほどいったところでして、目と鼻の先には沈降海岸として入り組んで湾がいっぱいあり、ちょっと内陸に進むと険しい山が待ち構えています。歴史的には、平泉の戦いに破れた落人が厳しい自然の中でひっそりと生活しはじめたのではないかと私・わかばやしくは勝手に推測しているのでございます。 さて、そのような中ここは本当に静かでホノボノとした風が毎日吹いているところでございます。郵便物も「岩手県田野畑村羅賀の○○さん」とさえ書けば、必ず届くようなところ。そんな土地にわかばやしくのオヤジは生まれたようです。何もない土地、だからこそしっかりと自給自足で強く生活している方々がいっぱいいるのでしょう。大半は小さい頃から海と一緒に暮らしはじめます。 私のオヤジも多分にもれず漁師の息子として試される時がきました。それがちょうど中学校卒業時。ある日「イカ釣り漁船」に同船せよといわれたようでございます。そこで一大問題が!! なんと「船酔い」してしまったようなのです。「それじゃぁ、いかんダロっ」ということで漁師として一人前になるのあきらめ、宮古の「お菓子屋」さんに丁稚奉公にだされる羽目になったらしいのです。 ここで「情けない漁師の息子だなぁ」と思うなかれ。それから彼は宮古から仙台へ丁稚の修行に「何かの縁」で出され、これまた「何かの縁」でケーキとパンの作り方を習い、「何かの縁」でいまや23年にも及ぶ「ちっちゃな洋菓子店」を経営しています。その中の「何かの縁」で私・わかばやしくのオフクロと出会い、そしてわかばやしくが生まれる。とても運命じみた本当にちっぽけな輪廻の一つとして考えてしまいます。 あの時、「オヤジが船酔いしなかったら・・・」→たぶん、私・わかばやしくは生まれず、そして「このブログもなかった」→そして「息子も生まれなかった」と考えると非常にオオゲサではありますが、そのようにしてヒトもつながっているのでしょう。もちろん皆様にも、ちっちゃくてもでっかい「何かの縁」がいっぱいあるのですよねー。 こどもの日を前にしてだからこそオヤジの話をしました。「オヤジも昔はこどもの時代がありました」。そして、私も君もアナタにも・・・。 今日は「船酔いしてしまった漁師の息子のおはなし」からくる、「土地」と「縁」と「輪廻」の話を「あんまり検証することなく、こどものように勝手気ままに脈略なく、ドロドロとしゃべってしまいましたー」。 ≪それでは、私・わかばやしくの「今朝の三枚おろし」は、このへんで・・・。ハイ、カンッ、カッ、カンッ≫』 ※本日の画像は、実家の縁側で近所のおじ様とオヤジとオフクロの「井戸端会議」中の模様です。なぜか息子が「話題の中心」を仕切っていまーす(笑)。 ▼わかばやしくのオヤジが勧めるんじゃなぁい? と思うフードでーす。三陸の幸を取り揃えてみましたよん。(結構、GW期間中、会社の友人も田野畑方面に旅している模様です。お土産話もまってますよー。) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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