4967202 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

小説家わかつきひかるのブログ

小説家わかつきひかるのブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011.06.24
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
アニメのフラクタルは一回も見てないのですが、コミカライズしてもらった経験とノベライズした経験がある私は、どちらの気持ちもわかります。
(なんのことだ、と思った人は、フラクタルで検索してください)

原作者としては、コミカライズは、原作を好きな人に描いて欲しい、私の小説の世界観を守って欲しいなと思うのです。

ノベライズライターとしては、原作の世界観を守った上で、私なりのノベライズをしたいのです。

私はコミカライズにあたって、漫画家の先生に、「漫画と小説は表現方法が違うので、お話は小説通りじゃなくてもかまいません。先生の書き方で原作を料理してください」とお願いしました。

ノベライズは、「コミック通りのストーリーにしないでください。漫画の世界感を守り、漫画の登場人物で、オリジナルストーリーの外伝を書いてください」という依頼でした。
これは燃えます。好きでずっと読んでいる漫画のノベライズでしたから、そりゃもう、一生懸命に書きました。

コミカライズをしている漫画家に、原作がつまらないと言われたら、原作者としては不愉快になります。だったら降りろよと言いたくなる。気持ちはすごくわかるのです。

でも、できれば怒りをぐっとこらえて、「原作通りのストーリーじゃなくてもいい。あとは好きにやってくれ。好きに原作を料理してくれ」と、漫画家さんに言ってあげてほしかった。

それだけでもう、ぜんぜん違ってくるのですから。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.06.24 13:27:13



© Rakuten Group, Inc.