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小説書くの、楽しいですよ。
仕事で小説書くあいまの息抜きに、趣味で小説書いて楽しんでますもん。 誰にも見せてない習作が山ほどハードディスクの中に眠っています。 私は依頼がバンバン来る売れっ子ではありません。 仕事量はさほどではなく、締め切りがキツイとか厳しいと思ったことは一度もありません。 最低でも締め切り一カ月前には初稿納品してるしね。 小説の仕事をしていて、「イヤだなぁ。しんどいなぁ」と思ったのは、「か×××が売れてる、×の××を書け」と編集にゴリ押しされたときかなぁ。 だって、そういう依頼って、欲しいのは「××こ×」であって、わかつきの小説ではないのです。あんたの個性はいらない、あんたの文章もいらない、俺のイメージを小説にする人間が欲しいだけだ、あんたは俺の言う通りにやれ、と言われて、うまくいくはずがないのです。 打ち合わせの最中編集に居眠りされるのも、名前を呼び間違えられるのも、ケータイをいじりながら打ち合わせされるのも苦しいなぁ。 いちばん困るのは原稿料の未払いですが(信じられないでしょうが、よくあるんですよー)。 打ち合わせ時間に遅刻せずに来てくれて、名前を間違えずに呼んでくれて、ケータイではなく目を見て話してくれて、わかつきの小説が欲しいと言ってくれる編集と仕事したいですね。 私は、雑誌、編プロ、ポルノの編集、ライトノベルの編集、ゲーム会社の社長、漫画の編集と、いろんな人たちと仕事をしてきましたが、編集が年齢的に若く、編集の練度がもっとも低いのはライトノベルでした。 ライトノベルは、急激にシェアを伸ばしたせいで、出版点数の膨張に編集者の供給が追いついていないようです。 ライトノベルだけ書いている作家は気付かないでしょうけど。 好きな物語をノリノリで書いているときは、筆が進んで長編一冊二週間で書けてしまいます。震災のあと、プチスランプに陥り、長編一冊書き上げるのに3ヶ月かかったけど、こんなこと、めったにないです。 自分が書いて楽しい小説は、書き上げたときに手応えがあるし、表紙やアオリ文句もぴたっと来て、やっぱり売れます。 そういう仕事はすごく楽しいし、幸せです。 そして、売れると、みんなが幸せになります。 売れてる作家は、そういう幸せな仕事ばかりしてるんだろうなぁ。 幸せなお仕事を増やしていきたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.07 11:11:53
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