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星群の会の先輩作家(故人)が言っていたのですが、「トラブルの頻出はバブル崩壊の前兆」なのだそうです。
1970年代に、SF小説がブームだったときがあるのですが、バブル崩壊の前には、前兆とも言えるトラブルがたくさん現れたそうです。訴訟ざただとか、いろんな事件があったのだとか。 私がバブル崩壊を体験したのがエロゲーブーム。私は当時、エロゲーのテキストライターをしていたので、条件が悪くなっていくのをひしひしと感じました。 エロゲーにおけるトラブルをまとめたリンクがこちらにあります。こうして見るとすごいですねー。 ケータイ小説ブームのときも、バブル崩壊の前は、本を刷りすぎてベストセラー倒産した出版社があったり、いろいろあったみたいです。 (本は委託販売なので、売れるつもりでたくさん刷って、でも、ぜんぜん売れなかったら、出版社がその損害を被ります) 私がいま気にしているのがなろう小説です。トラブルが散見されるからです。 株式会社『アルファポリス』 GATEの大量返本と他の書籍販売不振で株価が大幅下落 ついに3桁に… これなんか、ケータイ小説のバブル崩壊と同じ経緯です。 【酷い】「小説家になろう」の運営会社が小説家養成講座「小説家(ライター)になろう講座」に対し名称使用差し止め要求し「無慈悲」とネットで話題に 退会するユーザーも ! これはSFのバブル崩壊と同じ経緯です。 終わりの始まりなのかな? 作家仲間は、読者が常に供給され、しかも卒業しないジャンルだからバブル崩壊しない、と言います。 でも、ケータイ小説も、読者が常に供給され、しかも卒業しないジャンルだと言われていました。 ××系も、不祥事のあとは下火になりましたね(バブル崩壊はしてないものの、条件がすごく悪くなってしまった)。 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶとビスマルクも言ってますしねー。 まあ、どんな流行もいつかは終わるわけだし、いつかはなろう小説のブームが終わり、別のジャンルが流行するのでしょう。 私は編集の依頼に従って、書ける小説を書いて行くだけです。デビュー当時、確かにあったはずの書きたい小説は、どこかに行ってしまったので、転がる石のように作家業を続けていきますよ。テンション低い私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.12.02 10:03:00
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