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熱は下がったけど、どうも元気が出ず、薙刀のお稽古休みました。喉がまだ痛い。
体調が悪いといやなことばかり考えますね。今日は黒い日記です。 今から二十五年以上前。パソコン通信もなかった時代の思い出話です。 当時私は、派遣社員&近畿大学通信課程の学生でした。 ものすごく忙しくて、長編を書く余裕がなかった私は、当時いくつかあったライトノベルの小説雑誌の小説コンテストに投稿していました。 ソノラマのグリフォンの「明日のための創作ジム」とか、ログアウト冒険文庫の短編小説募集とかあったんです。 当時の私の成績は、投稿すると確実に名前は載る。掲載されることもある。佳作だとか小さな賞はもらえる。でも、一等は取れないというレベルでした。 毎回投稿していたのが某誌の小説コンテストで、ポイント制になっていて、佳作三十作ほどの上に銅賞銀賞金賞とあり、金賞で5点、銀賞で3点、銅賞で1点とポイントがついていて、ポイント10点でデビューだったんです。 佳作でテレカ、銅賞以上で図書券でした。 ところが賞金は送られたり送られなかったり。 私は一生懸命に投稿していたのですが、ゴールが見えてきたとき、いきなりコンテストが終わりました。 そうなると私は、図書券がものすごく欲しくなりました。 がんばったことの証明が欲しかったんです。 電話をしたり、手紙を書いたりして、送って頂くようにお願いしたのですが、無視されてそれっきり。 その後、パソコン通信をはじめて、ニフティのフォーラムで、某誌の小説コンテストで賞品が送られてないという書き込みを見つけ、あれは私だけではなかったんだと知りました。 雑誌を売るためのコンテストだったのでしょう。 某誌の小説コンテストでデビューされた方はいらっしゃいますけど、活動は冴えません。 私はその後デビューして、五十代になってもなお仕事を続けています。文筆業者として税金を払い始めて二十年以上。よくぞ生き残ってきたものです。出版業界の闇みたいなものも見ましたけど、某誌の小説コンテストは、アマチュアの私がはじめて覗いた闇でした。 テレカと図書券はどこに行ったのかなぁ? 「罪悪感よりシメシメ感」税金着服 着服でつかまった地方公務員の目が覚めるようなクズっぷりを見て、昔の苦いせつなさを思い出しました。 私はたいしたことのない作家ですが、私がたいしたことがないのは、デビュー前からそうだ。 先頭集団から一歩抜けることが、どうしてもできなかった。 でも私は、工夫と努力で生き残った。 だから私はがんばらなきゃいけないんだ。今のままでいいなんて考えると、たちまちのうちに置いていかれる。私を新しくしていこう。 薙刀をがんばろうと思います!(違うって) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.16 12:18:01
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