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カテゴリ:大学野球
来年7月にチェコで開催される第4回世界大学野球選手権の日本代表候補強化合宿が7日、愛媛・松山市内の坊っちゃんスタジアムで始まった。日本代表監督を務める青学大・河原井正雄監督(53)は、スモールベースボールで北京五輪出場を決めた星野ジャパンを理想の野球として掲げ、日の丸エースに早大・斎藤佑樹投手(1年)を指名。初の金メダル獲りを目指す。同合宿は9日まで行われる。 来夏の世界選手権に向け、本格始動した大学ジャパン。日本代表を率いる河原井監督は、迷わず日の丸エースに斎藤を指名した。 今夏の日米大学野球選手権では東洋大・大場(ソフトバンク)、慶大・加藤(ヤクルト)の両輪がチームの中心選手だったが、2人の後を継ぐ存在は斎藤以外にいない。1年ながら東京六大学リーグでは春4勝、秋にも4勝し、早大を優勝に導いた。「当然、軸になってもらわないと困る」と河原井監督は話す。 大学ジャパンにとって、北京五輪行きを決めた星野ジャパンの戦いは大いに刺激になっている。「何番打者だろうと、送りバントにスクイズ。打球は逆方向。トッププロがこういう野球をすると非常に参考になる」と監督は力説する。過去3回の世界選手権では、銀メダルが最高だが「パワーだけでは外国には勝てない。足の速い選手をそろえ、投手力で逃げ切りたい」。悲願の金獲りに向けて、エース斎藤を中心としたチームを構成していく考えだ。 この日の斎藤は、室内練習場でキャッチボールなど軽めに調整し「残り2日間、楽しみです」と話した。合宿2日目の8日は、紅白戦に登板する予定だ。 来年7月に大学ジャパンが初の金メダルを獲得すれば、翌月に開催される北京五輪を戦う星野ジャパンの弾みにもなる。アジア予選ではアマから唯一、愛工大・長谷部(楽天)が選出された。国際舞台での活躍次第では、佑ちゃんを含めた大学ジャパンの中から星野ジャパン入りする選手が誕生するかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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