2013/09/02(月)10:11
小井土文雄さん、旭日双光章受章おめでとうございます。
高崎で行われた、小井土文雄氏旭日双光章受章祝賀会に参加しました。
小井土製材さんとは長くお付き合いをさせていただいています。
私が印象に残っているのは小井土さんがJAS認定工場に
なったときのことです。
小井土さんの地元・下仁田小学校が新しい校舎を作るときに、
木材を供給する条件として、JAS認定材を求められました。
小井土製材さんは下仁田小学校に木材を供給するために、
JAS認定工場になることを決め、当社に相談にみえました。
中小規模の工場がJAS認定工場になるには、事務的な手続きが
かなり煩雑で、正直ハードルはかなり高いのですが
小井土製材さんは、見事にそのハードルをクリアして
下仁田小学校に木材を納入することを実現しました。
現在、群馬県内にある2つのJAS認定工場のうちの1つは
小井土製材さんです。
もう一つ印象に残っているのは、国内クレジット制度排出削減事業に
小井土製材さんが参加したときのことです。
小井土製材さんがバイオマスボイラーを導入する際に、
ちょうど林野庁がCO2の国内クレジット制度排出削減事業に参加する
事業体を探していると聞きました。
小井土製材さんの了解をとったうえで、林野庁に小井土さんの情報を伝えた
ところ、話がまとまり、小井土製材さんは国内クレジット制度排出削減
事業に参加して、CO2の国内クレジットとして登録されました。
小井土製材さんは木材だけでなく、CO2のクレジット、つまり「空気」も
売ることになったわけです。
木材業界で「空気売り」というと、丸身のついた製品を角材として
販売することを指し、あまりいいイメージではないのですが
小井土製材さんの「空気売り」はCO2削減に貢献する、社会貢献の証です。
そんな縁があっただけに、今回の受章は嬉しかったですし、
受章祝賀会に参加できてよかったと思っています。
小井土さん、受章おめでとうございます。心からおよろこび申し上げます。