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テーマ:コーラス(2664)
カテゴリ:教会コーラス
8時45分、通常通り教会でメッセが始まった。
通常メッセでは、教会コーラスが歌う聖歌の他にも、歌本の中から何曲かの聖歌を歌う。 この日、メッセの中で教会コーラスが歌う予定になっていなかったので、ウォーミングアップもしないで、集まりたい人だけがメッセの時間に直接集合した。 バルコニーのオルガン横で、ウォーミングアップ代わりに聖歌を歌う。 この日のメッセは、Kaplanと呼ばれる司祭の見習いのような人が行った。 このKaplanは去年の秋頃、新しくこの地区で就任したばかりなのだが、まだ若い上に非常に人懐っこい性格で、保守的な所や堅苦しさが全く無い。 あまりに砕けすぎると、尊敬されなくなり問題が起こると心配する声も無いことも無いが、とにかくS村の人からもK町の人からも好かれている。 この日の説教では、Prozessionを取っ掛かりにして話が進められた。 Flurprozession(聖体を掲げて村の中を練り歩き、4箇所で祈りを捧げる)は、ドイツでは道路交通法上、重機の輸送などと同じ扱いになっている。 つまり、警察に道路占有許可を得て、初めて実施することができる。 これは、デモなども同じ。 デモという言葉はラテン語の「示す」という単語から来ている、、、。 私はめまいがひどくって座っていたので見ていなかったのだけど、 デモの話に移った時に、Kaplanは用意してきたプラカードを開いて見せたらしい。 そこには、 Mehr Geld! (もっとお金を!) と書いてあったとか ![]() 笑いに包まれる教会。 ここ数年にわたって、 市民の教会離れ → 教会の資金不足 → 教会区の統廃合と人員削減(単純に考えても司祭の必要数が削減される) が議論されているだけに、Kaplanにしてみれば単なる掴みではなく、体を張ったプロテストだったのかもしれない。 教会区の統廃合が本当に実施されれば、人口300人のS村の教会は間違いなくカットされる。 メッセの後、Flurprozession。 Fronleichnamでは、村の人たちによって4箇所のポイントはもちろん、家々の出入口付近も、地面が羊歯の葉っぱやバラの花びらなどで美しく飾られる。 PfingstenのProzessionと同じコースを歩き、4箇所で聖歌を歌い、祈りを捧げた。 今回は、村のブランスバンドも参加して、賑やかに朗らかに行われた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 29, 2010 04:08:47 AM
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