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テーマ:コーラス(2695)
カテゴリ:その他のコーラス
この週末はRコーラスの合宿だった。 Rコーラスのメンバーは、学生だったり社会人だったりいろいろで、平日の夜にある通常の練習に来られたり来られなかったり、色々。 だから半年に一度、ゼメスター毎に一度、山小屋を借りて泊りがけで練習をする。 深い森の中の奥の方にある山小屋で、最寄り駅から約6km。 アウトドア大好きのドイツ人だから、自転車で来たり、ハイキングしながら上ってくる人達も中にはいるけど、基本的に車を出す人のところに分かれて乗ってくる。 山小屋と言っても、水道も電気も通っているし大きなキッチンだって使えるし、電話も一応ついている。 でも携帯の電波も届いたり届かなかったりする。 そんな山小屋に、金曜日の夜から日曜日の昼まで、文字通り缶詰になって練習をする。 夜は、アルコールが入り、わいわいとおしゃべりをしながら、メンバーからのリクエストで古い歌、覚えたばかりの歌、いつも歌う歌を歌いながら、更けていく。 こうして、新しく入ったメンバーは他のメンバーとゆっくり知り合う機会を得られるし、まだ知らない曲を聴くことができる。 今回は、次のコンサートの予定が2月で時間的に余裕があるし、参加メンバーが意外と少なく、特に新しいメンバーと長く歌っている中心的なメンバーの参加が少なかった。 ということで、新しい曲をたくさん練習した。 その数なんと5曲! 合宿はこれまでに4回くらい参加しているけど、5曲はレコード。 もちろん、比較的短い曲や簡単な曲が多かったんだけど。 うち一曲はオーソドックスの神に祈りを捧げる曲で、ハーモニーがすごくきれい。 これをいつかコンサートでどっかの教会で歌うのかと思うと、今からワクワクする
今回の合宿で特筆すべきことは、小さな子供連れの参加が3組あったこと! そのうち一組は、今年の夏に出産したばかりの4ヶ月の赤ちゃんと、シッターをするためにパートナーも一緒に泊まり込んだエレナ。 彼女は夏ゼメもほとんど全部の練習に出席したし、前回の合宿でももう結構大きくなったお腹を抱えて参加した。 もう一組は昨年出産したイーナで、彼女も1歳になったばかりの息子ちゃんとシッターをするパートナーと一緒の参加。 そういえば彼女も去年、大きなお腹を抱えながらほとんどすべての練習やコンサート、イベントにも参加してたっけ。 出産後も長く休むことなく復活してきた。 最後の一組は、 ユリアと4歳になる娘ちゃん。彼女はシングルママで、半年くらい前からテノールのメンバーと幸せそう ドイツでは、子供がまだまだ小さい時でも、乳飲み子でも、親や友達に預けて、パートナーと一緒にレストランで食事したり、パーティに参加したりするのは、よくあることだ。 コレ初めて聞いた時にはビックリした。 でも、子育て中で育休中のお母さんだってたまには息抜きが必要だし、パートナーと二人っきりの時間だってとても大切だと思う。 そして、その重要性を認めてくれて、受け入れてくれる受け皿のある社会がすばらしいと思う。 それにしても、シッターが必要だからってパートナーが一緒に山小屋に泊まり込んでくれるっていうのはさすがに驚いた ま、でもエレナの場合、授乳中だから簡単に置いてくるわけにはいかないのよね。 そんなエレナ・ファミリーは、全行程参加。 イーナは土曜日の夜に帰っていった。 今夜は、これからパーティなのよ
土曜日の練習の最中、指揮者のぺトラが全体に向かって話しかけた。 ソロ曲のレパートリーも増やしていきたいの。それで、みんなに異存が無ければ、1曲にソリスト一人じゃなくて、複数の人がその曲を歌えるようにしておきたい。そうすれば、コンサートの日に○○が来れないから△△は歌えない、とかいう事態が防げるでしょ。 でも私は、誰がどんな声でどんな曲に適しているとか分からないから、ソロ歌ってもいいと思っている人は、どんどん自己申請して欲しいの。 これ、実は今までにも何度も言われてる。 でもね、ソロを持っていない人が、練習したソロ曲を歌いたいって思ったって、その曲には既にソリストが居て、そこに名乗りを上げるのって、「横取り」するみたいで、すごく勇気がいることだと思う。 知らない曲の中にもイイ曲はたくさんあるんだろうけど、知らなければ手を上げようがないわけで、、、やっぱり曲を知っている人がこの曲はこの人に合いそうって感じで言ってくれないと難しいよね。 その後の休憩時間、伸びをしてボォーッと突っ立っていたら、ぺトラが近づいてきて聞いた。 で?どのソロ曲歌いたい?? へ?? このゼメスターに入って練習を始めた曲にごくごく短いソプラノ・ソロのフレーズがあって、それをたまたまその時に人がいなかったから、とりあえず、ってな感じでなし崩しのような形で結局毎回歌っている。 最初は二人でっつーことで、もう一人の声の通る女の子と一緒に2度ほど歌ったんだけど、今回の合宿には彼女が来ていなくって、一人で歌う羽目になり、もう頭に血が上って、体も固まって、声がぜんぜん響かないんですけど??っていう情けない状態になってしまった。 その後だったので、まさかぺトラが私に聞いてくるとは夢にも思っていなくて、言葉も出なかった。 するとペトラ あの曲でソロを歌うの、嫌? え、、いや、嫌じゃないんだけど、大きな声が出ないし、、、。 練習しなさいっ! 「なぁーんだ、そんなこと」って顔をされてしまった。 簡単に言ってくれるけど、、、 でも、それじゃ、どうやって練習したらいいの? って聞いても、声楽をやったことも無ければ音楽を専攻したこともないぺトラは肩をすくめるだけ。 そうなんだよね、大きな声が出る人には、大きな声が出ない人間の辛さや苦労なんて、分からないんだよね 練習します。 練習して良くなるのであれば、喜んで練習はしますけど、一体どうやって?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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