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テーマ:コーラス(2695)
カテゴリ:教会コーラス
夏に一度だけ出たS村教会コーラスのプローべで、声を押さない、息を吐きすぎないという感覚がようやく分かった気がした。
それ以来、家の中で、小さな声で少しの息で、できるだけ響かせるように歌うことに気をつけている。 大体、家の中で大声で歌うのは恥ずかしいし、狭い上にコンクリートの壁なので自分の声がやけに響いて、うんざりしてくる。 ものぐさな私は、毎日きちんと発声練習をするなんていうことができず、たいていはPCに向かっている時にRコーラスの練習用CDを流して一緒に歌っている。 まじめに歌うことに取り組んでいる人にはもれなく、「間違っている!!」と教育的指導を受けてしまいそうな歌い方だと思う、自分でも。 でもこれがなかなか面白くて 立っていると、体全体、いろんな筋肉を動員できるので、ついつい力いっぱい息を吐き出してしまう。 でも座っていると、体の動きが制限されるので、息が少ししか吐き出せない。 それでも上半身を使ったり口の開き方を工夫すると、ある程度の高音は出せるということに気づいた。 少しの息で高音を出すには、口の中を縦に開けなければならない、逆に少しの息でも高音が響いて楽に出せる開き方がある。 さらに、口の開け方で声の響き方がまったく変わるところがなんとも面白い。 そうやって歌ってみると、面白いことに息が余る 息はまだ余ってるんだけど、新しい空気を吸いたいから、とりあえず息継ぎで息を吐く。 この感じ、なんだか懐かしい。 小学生の水泳の授業が思い出される。 私は他の子達と比べて水泳の級がかなーり低かった。 息がまったく続かない、顔を上げても息が吸えない、苦しいからすぐに立ち止まってしまって、それ以上進めなかった。 どうして私はこんなに苦しいのに、みんなは平気な顔をしてるのか、と不思議で仕方が無かった。 そんな時、一人の先生がアドバイスをくれた。 「顔を上げたら意識して残っている息を吐きなさい。息が残ってるから吸えないの。息を全部吐けば、空気は勝手に入ってくるから」 いやいやいやいや、それって理屈が合ってないから。 大体、息が残ってないから苦しいんだろう。 とはなっから猜疑心いっぱいで可愛げのない小学生だったが、それでもためしに顔を上げた瞬間息を吐いてみた。 ほんの一瞬の出来事。 息を吐いたらすぐに顔を水面に戻す。 あれ?苦しくない?? 神秘、人間の体 と、そんなことを面白半分に繰り返していたら、以前は立たないと出なかったような音が、座っていても楽に出せるようになった(それがいいのか悪いのか分からないけど)し、時間とともに声がかすれることが少なくなってきた。 こうしてみて初めて: 以前は高音を出そうと思うと、自然と息を強く吐いていた そうすることで高音が出せるのは最初だけで、続けていると段々と出なくなる 出なくなるとなおさら強く息を吐こうとするという悪循環に陥っていた ということが分かった。 月曜日のS村の教会コーラスのプローべで、自分の声に集中してみた。 どうも私の声は他の人の声とよく混ざるらしい。 聞いている人がすぐに聞き分けられるような主張のある声ではなく、周囲の声にあっさりと混ざって全然自己主張しない声。 やっぱり私ってコーラス向きかも。 本当は、はっきりとした色のある主張のある声がうらやましいし、そういう声が欲しいけど。 あなたの声の見つけかた ~呼吸から始める発声法~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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