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カテゴリ:ちいさなわにさん
「びえーー!オンマ!僕のおもちゃ捨てないで!!!!」
という絶叫に起こされたのは夜中の3時。 何事か!!とたちまち一家は大騒ぎになった。 絶叫の主は次男。どうやら変な夢を見たらしかった。 「分かった、分かった。捨てないから、大丈夫だよ」 と抱きしめようとすると、 「ぎやああああああああああ!!!」 と体をよじって大騒ぎ。 沈黙を守っていたオットが、抱き上げると 「ヒクッ、ヒクッ」 と沈静した。 最近こんなことがよくある。 みんなが寝静まっているこの時間になんか怖い夢を見るらしいのだ。 「オンマがおもちゃを捨てる夢を見たの?」 と聞くと 「ウン・・・」 「オバケの夢も?」 「ウン・・・」 オバケか・・・ どうやら「かみなりオバケ効果」の副作用が現れてしまったらしい。 日増しにキカン坊になっていく次男を統制するために 「言う事きかないとオバケが来るよ!」 とか、 「オバケに来てもらうように電話するよ!」 とか言っていっていたのが災いしたらしい。 その度に次男は 「ダメー!オバケ、呼んじゃダメー!!!!」 と泣いた。 オバケが相当怖かったらしい。 最近ではトイレに行くのも 「ムソウォーー・・・」(怖い) 冷蔵庫に水を飲みに行くのも 「ムソウォーー・・・」 だった。 義母にそのことを話したら 「ちょうど何かが分かってきた時期だ」 と言ってくださったが・・・ 抱っこしてあげて背中をとんとんしながら話した。 「この世に怖いものなんてないんだよ。 もしいたとしても、オンマやアッパやお兄ちゃんや、いろんな人がチャンソンを守っているんだから大丈夫なんだよ。 だからね、オバケだって怖くないんだよ」 「でもオバケ、ムソウォ・・・」 「オンマがこうして抱っこしてあげているじゃない、怖くないよ」 夜中の3時だ(しかも私は2時に寝たのに)眠い・・・ オットはすでに安らかに寝ている。 「ジャジャーーン、ジャジャーーン、ジャジャーーン、ジャジャン・・・」 と韓国の子守り歌を歌ったら 「違うその歌じゃない」 とクレームをつけられた。 「じゃあ・・チャールジャラー、チャールジャラー、ノレル プルミョ・・・」(シューベルトの子守り歌) 「違う、違う!!」 「はあ・・・チャルジャーラ、ウリ、アガ・・・(モーツァルトの子守り歌)これ?」 「そうそう」 「わかったわかった」 「背中トントンもして」 「へいへい」 そして、もーろーとしながら子守り歌を歌ってやる。 途中、襲ってくる睡魔に負けると 「オンマ、ノレ!」 と叩き起こされる・・・まるで拷問じゃ・・・ なんとかして寝かし付けた。 オンマに怒られてオバケが来た夢でも見たのだろうか。 次男、ほんとにオバケが実在すると信じているのね。 純真でかわいい奴! こういう時期って誰にでもあるのだろうか? それとも私が脅かしすぎちゃった? だとしたら、ごめんね・・・ もうオバケ、オバケって言わないから、夜中に叫ばないようにね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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