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テーマ:韓国!(17273)
カテゴリ:びっくり韓国
「ピヤギ」はおかげさまでまだ無事に生きている。
相変わらず貧弱な羽をばたつかせて、自由の世界を夢見ているようだが・・・ ヒヨコで思い出したことがある。 私の昔の教え子Y君の悲しい話だ。 その日は日本語のロールプレイの授業で、お題は「ペットについて」だった。 Y君は今は外大生であるが、当時はちょっと小生意気な高校生だった。 導入は「何か生き物を飼ったことがありますか?」 「イヌ!」 「ウサギ!」 「クワガタ!」 数名の学生から声が上がる。 しかし、日本語の成績もクラスでは優秀で、発言率の高いY君は答えない。 「Y君は何も飼ったことがありませんか?」 と聞いてみるとぼそっと 「・・・ハムスター・・・」 と言った。 「ああ、ハムスターもかわいいよね」 と次の段階に進もうとしたらY君は話し始めた。 ここからはY君のカタコトの日本語で・・ 「実は、そのハムスター、小学生のとき、学校の前に売りに来ていたアジョシから買ったんです」 さすが韓国、ハムスター売りもいるのね。 「白くて、かわいいと思ったんですけど」 ほほう、白いハムスター。 「家に帰って洗ってやったら、どんどん白い色が落ちてきて・・・」 ああ、日本でもあったよ。色付きのヒヨコ。 「そしたら・・・」 「そしたら・・・ただの・・・ねじゅみだったんです」 どっひゃー!!ね、ねじゅみ!!! 授業は波乱の幕開けだったことは言うまでもない。 とにかく、腹を抱えて大笑いした。 しかし、いくらなんでもひどいよね。 私なんて道端で野ねずみがさーっと走っていくのを見るだけで戦慄が走るのに・・・ 正直言ってイソップ物語の「田舎のねずみと都会のねずみ」も想像すると気持ち悪かったりして・・・ それを、つかんで、洗ってやったーー!? Y君、幼き頃の忌まわしい記憶をよみがえらせてごめんね。 「ピヤギ」を見て、ふとそんな事を思い出したのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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