|
テーマ:韓国!(17273)
カテゴリ:にほんごじゅく
かわいいおじいちゃんおばあちゃんが沢山いる老人大学の授業、
ところが、その日に企業の出講が重なってしまいました。 2ヶ月ほどの短期ですが、決まるかどうかも直前までわからず、 期間も延長されるかもしれない、という状況でした。 一応福祉会館の担当職員には4月の半ばごろから 「もしかしたら5月からお休みさせていただくかもしれません」 と伝えてありました。 担当職員のS嬢は驚いて言いました。 「みなさん5月はお忙しいんでしょうか。実は他の先生も5月から辞めると言う方が多くて・・」 困ったちゃん顔になってしまったS嬢に、わたしは胸を張って言いました。 「わたしは代講の先生を立てられますよ」 「ホントですか!ありがとうございます!!」 体裁が整えば先生は誰でもいいらしい^^; 代講の先生は頼んであったものの、わたしの方の調整が付いていなくて、 もう、休むとか面倒くさいことしないで、きっぱり替わってしまったほうが かえって迷惑をかけないですむと思ったので、その旨をお伝えしました。 でもじいちゃんばあちゃんには最後の授業のその日に伝えることになってしまいました。 で、最後の初級の授業を何気なく始めていたんですが わたしの予定では30分ぐらい授業を進めてから 「実は・・・」と平謝りするつもりだった。 どんな理由があれ、どんな生徒であれ、授業の途中下車は失礼じゃないですか。 5分ぐらいしてからS嬢の上司のチーム長(アジュマ)がどかどかと教室に入ってきました。 たまに福祉会館からのお知らせごととかがあると 授業中に職員が話しに来ることがあったので 今日も何かの連絡事項かな、と思い わたしは「どうぞ、どうぞ」と前のほうにチーム長を呼びました。 そしたらチーム長、前に来るや 「新しい先生はこの人ですよね」 と代講の先生の履歴書をわたしに見せて言います。 「え?新しい先生?? 」 「先生おやめになるんですか?」 ざわつくじいちゃんばあちゃん。 チーム長 「とても評判がよかった先生なので残念なのですが、みなさんよろしいですか?」 じいちゃんばあちゃん絶句・・・。 「じゃ、そういうことで」 出て行くチーム長。 この雰囲気、どう取り繕えと言うんでしょうか! 「いや・・・あの、もう少し後でお話しするつもりだったんですが・・・ 本当は1学期が終わるまでは、と思っていたんですが、他の授業との折り合いがどうしても付かなくて、今日が最後になりました・・・こんな風に無責任に辞めたくなかったんですが・・・」 「私達は先生がいいのに」 「行かないでくださいよ」 「せっかく、親しくなれたのに・・・ 」 そんな言葉にうるっとしてしまいました。 「先生ここよりいい所に行くんだからよかったじゃないですか」 「残念だけど、仕方がありません」 とまとめてくれる若いおじいちゃん。 「それにしても、あの職員はいきなり入ってきて失礼だな。 自分たちを馬鹿にしてるんじゃないか」 本当にそうですね。 授業中なんだから、わたしへの確認事項はわたしを呼び出すとかすればいいのに。 老人福祉施設の職員なのに、しかもチーム長なのに、 お年寄りの人権無視じゃないですか、これ? それから例の俳句+カーネーションカードをお渡ししました。 みなさん喜んでくださいました。 本当に申し訳なかったです。 わたしの中にも ボランティア並みの講師料だし、老人相手だから という無責任な気持ちがあったのだと思います。 そのことが申し訳ない・・・ でもアサンを離れるわけじゃないし、 いつでも電話ください。 といって笑顔でお別れしました。 じいちゃんばあちゃん、今までありがとう^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|