|
テーマ:自転車のカスタマイズ(9)
カテゴリ:自転車関連
メガレンジスプロケットを組み込んだリヤホイールのタイヤの空気を抜きフレームに再び組み付けます。タイヤがブレーキシューの部分を通過したら再び空気を入れても構いません。後の車軸周りの部品を外した順番の逆順で組み付け、最後にナットキャップを取付たらリヤホイールの取付が終了します。もちろんリヤブレーキとの位置関係などもちゃんと元の状態に合わせておくようにします。とは言っても外装変速機を持つ自転車は基本的にチェーンの張り具合を調整する必要がないので、ママチャリよりはかえって楽ちんです。
さてホイールの組み付けが終わったら、期待に胸躍らせて変速シフターを動かし、正常に変速するか確認です。ガチャガチャ・・・・ガチャガチャ・・・・ガチャガチャ・・・・ うまく変速してくれませんでした。2速から6速までは従来スプロケットと全く同じなので問題ありませんでしたが、1速だけどうしてもチェンジしてくれません。メガレンジの大きな1速スプロケットは、まるで壁のように立ちはだかり、チェーンを容赦なくけ落とします。1速用スプロケットにはチェーンが壁を伝って上り下りするためのガイドが取り付けられているのですが、そのガイドにチェーンが当たりガチャガチャと音を立てるばかりです。因みに下記写真は乗り上げがうまく行った後のものです。 仕方がないのでディレイラーの調整を行います。調整箇所は3箇所あります。下記の写真で1,2,3の番号をそれぞれ振ってありますが、1は変速用ワイヤーの張り調整です。ワイヤーは張りが強くなる方向で、ディレイラーがロー側に移動し、張りを弱めるとトップ側の方に移動します。もちろんこの場合張りを強くする方向にします。 2はローアジャストボルトと言い、3はトップアジャストボルトと言います。1で張りを強くした場合トップ側での変速がうまくいかなくなることがあります。その際には3のネジを回し、トップでのガイドプーリーの位置を合わせる役目を持ちます。左(反時計)に回すとプーリーがトップ側によってきます。同様に2のネジはローのプーリーの位置を調整しますが、こちらの方のネジは左に回すとプーリーがロー側の方によっていきます。つまりいずれのネジも左回しで可動範囲を拡大し、右回しで可動範囲を縮小させることができるわけです。なお、詳細な調整方法は下記のURLなどが役に立ちます。 http://www.rakuten.ne.jp/gold/kahoo/bicycle/darkhorse/avisclassic/maintenance_derailleur/maintenance_derailleur.html 調整を何とか済ませるとようやくメガレンジのてっぺんにチェーンが乗り上げてくれました。それまでの間壁をチェーンがこすり続けたので、1枚目の写真を見て分かるとおり塗装や白いロゴマークがかなり削れ落ちてしまいました(白っぽく光っている感じ)。ギヤチェンジは元々壁にぶち当てる方式ですので、これ以上傷めないようにスプロケットにはグリースをたっぷりと塗っておきました。うまく乗り上げができるようになったところで少し後から撮影したのが次の写真です。 チェーンテンショナーの様子を見るためにトップギヤに入れてみたのが下記の写真です。テンションプーリーは余裕を持っているのが分かります。 しかし、1枚目の写真でも同様ですが、メガレンジの場合ローポジションでチェーンがかなり強く張ってきます。このあたりは問題点として次回採りあげてみます。下記の写真では壁にグリースがベタベタに塗られている様子が分かります。 ここまでの段階の作業で無事新スプロケットをつけた我が自転車は無事に動き出しました。普通に乗って坂道を走るというような用途には何とか使うことができます。とりあえずは万々歳と言うところでしょうか。一応の完成を見ましたので今日のところはここまでとします。 次回はディレイラーの仕様とチェーンの長さあるいは、チェーンとディレイラーの位置関係の問題点などを洗い出します。またより快適にする方法についても考察してみようと思います。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月10日 23時12分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[自転車関連] カテゴリの最新記事
|