墨田区の建築家 「気まぐれブログ」

ワコールの表参道スパイラルビルの地下に「ＣＡＹ」という大きなステージのあるレストランが出来た。明日グランドオープンを前に、オープニングパーティーと言うことで関係者へのお披露目があった。
何故、僕が行ったかというと、このレストランを設計した設計士、都市建築デザインの石井敦さんが招待してくれたからである。石井さんは、新木場の「アゲハ」や代官山の「ユニット」など、今話題のクラブやダンスホールを次々と設計している。現在はやはり大阪のクラブのプロジェクトが進行中とのこと。元々は、墨田区のベンチャーＳＵＭＩＤＡに入居していたのだが、今は文京区に事務所を構えている。ベンチャーＳＵＭＩＤＡにいた頃はコーポラティブハウスの分野での受注を考えていたが、その分野では一軒も仕事がなかったようである。しかし、いまや「音楽に関わる商業空間」と言うニッチな分野では今日本一なのではないかとさえ思うほどの活躍ぶりである。自分の思惑とは違うところでどんどん実績を積んでいるようである。
世の中のニーズに合わせて柔軟に自分のサービスを変化させオリジナリティーを確立している姿を見ていると大変勉強になる。
「ニッチ」「選択」「集中」が大切なのかな？