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2012.11.03

徳川秀忠考察No.6,人物像と事象,徳川の皇族作戦,五女和子を後水尾天皇に入輿の展開,

カテゴリ：徳川歴代と枝葉

ド狸大合戦IN京都,徳川の皇族作戦,2代将軍_徳川秀忠考察No.6,人物像と事象,五女和子を後水尾天皇に入輿の展開,

TOP（サイトTOPは犬猫サイト）＜幕末玄関＜人物名から追跡＜徳川絡み
「家光は実父「秀忠」に愛されてなかった！特集」＜（現在シリーズ）「2代将軍_徳川秀忠考察」

2代将軍_徳川秀忠考察＿No.6

「徳川秀忠」人物像
自動修復装置付、サイボーグマシン、情に流されない・・・に至る迄推移

1代目家康（1543～1616）、2代目秀忠本人（1579～1632）、3代目家光（1604～1651）

徳川の血を皇族に！作戦＿その2

初めから読む：No.1＜前頁から読む：No.5

■二代目将軍_秀忠、勝ったつもりが、やられた！
・・・狸合戦は、以外や以外、後水尾天皇に軍配が！！

尻を叩かれ、「早くせい！早く子を作れ！まだまだ作れ！」とは、大層迷惑な話。
・・・後水尾天皇は、歯を食い縛り、命掛けで、作らねば許されない！！

逃げ道が無い！！彼は、仕方ないから、励む。元和9年12月19日（1624※）、第一子が生まれた。
「興子内親王（1623-1696）」と呼ばれた。ところが、残念ながら、この子は、女児である。

（1624※）元和9年は1623年。和暦の12月事象は西暦で1624年

徳川は、油断しない。お上品なお婆さん「雲光院」と称する「お須和の方」とは、
おっそろしい！！性別も見かけも正真正銘女性だが、中身は、完全に戦国侍。
まだまだ、容赦しない。
（彼女、敵に降伏を勧告＆徳川加担側に靡かせる実績は、関が原、大阪夏の陣etc.スゴ腕女性。）

「もう一度、やり直せ！これで逃れると思ったら、大間違いぞ！！」
・・・とは言わないが、実質、その状態に変わりない。

後水尾天皇に、ふらふら余所見を許さない。
「もう一度、子を作れ！早く作れ！」・・・こりゃ、たまらん！！完全監視付き。

「まだまだ！ワンスモア、プリーズ！もう一回作れ！必ず男児を作れ！！」
▼
天皇も若いから、隙を見て、こそっと、女官に仕込んだ実績もあるが、怖い徳川。
妊娠した女官はマークされて、命まで奪われないが、流産に追い込まれ、また、
前述のとおり、難癖くっつけられて、追放に追い込まれた女官も居た。

後水尾天皇は、屈した。この悲惨な状況から、逃げ出す方法はひとつしかない。
イヤだが、さっさと、徳川交じりの子を作ってしまわん限り、己は永久の囚人同然だ！！
助けてくれ！！
▼
天は、哀れな彼に救いの手を差し伸べる。
願い叶って、皇子「高仁親王（男児：1626-1628）」が生まれた。徳川勢は、大歓喜。
やれやれ、これなら大丈夫。

ここから、世紀の「ド狸合戦」が始まる！！
天皇と徳川バトル、後水尾天皇が一枚上手か？

話がややっこしくなる為、わかりやすく、当事者は、後水尾天皇の名前で書き進めますが、
黒幕は、ご本人ではない。ご本人の力だけでは不足。
実際は、バッグに、お公家さん老獪グループの連携パワー。

【ド狸合戦＿その1】：紫衣事件

今や、お公家さんは、徳川の許可なく、勝手に物事決定するはならぬ。それが「公家諸法度」。
ところが、後水尾天皇は、独断で、若い僧に、名誉の「紫衣」を許す。
徳川は、怒った。怒ったんだか、ご用済みの天皇「後水尾天皇」のご引退促進術だか、知らないが、
早速、難癖攻撃。この一件に絡んだ僧侶、約90余名が摘発されて、皆処罰された。大事件。

頭に来た後水尾天皇は、「マロは、もう止めるぞ！もう、こりごりじゃ！」
・・徳川としては、待ってました状態。
これにて、満2歳の天皇ができあがり！！・・・のはずだった。それは、男児の「高仁親王」である。
▼
ところが、やられた！！史実の上では、原因は、あくまで夭折。
されど、ものの見事、この男児は、早々に2歳で冥土入り！！（徳川勢、隙有り！！甘かった！）

【ド狸合戦＿その2】：後水尾天皇フェイント！

くたくたの後水尾天皇は、釈放を乞う。「これで良かろう？これで勘弁してくれ！」

＜中略しておりますが、制作した子は、上記の2人だけでない。後述：和子枠に記載＞

▼
徳川ピッチに押されて、恰も、身も心もボロボロ状態・・・に見える後水尾天皇が、
老獪おばさん「雲光院」に、確実に頷いた。

「解った。解った。この子は、おなごなれど、マロは嘘は申さぬ。
お望みどおり、この子を天皇と致す。善は急げと申す。その証拠に、マロは、ただちに
天皇の座を、この子に譲り渡す。マロは、天皇の地位を辞退致す。それで宜しかろう。」
▼