徳川慶喜弟_昭武と愛犬涙の別れ,渋沢栄一の約束と運命,少年プリンス昭武と愛犬リヨン,リヨンの犬種&特徴&その後,慶喜の禁手!編No.28,愛犬とプリンス編,渋沢栄一と徳川慶喜,幕末,戊辰 | | | ![◆渋沢の決断と約束、◆徳川昭武と愛犬リヨン](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/dd3cb8f13adbb582cbca72657d75e79e7aaecfd1.09.2.9.2.jpeg) | 徳川慶喜シリーズ_慶喜の禁手!「教えてはならぬ事!尻尾を出した人間臭さ!」編 |
| 徳川慶喜の禁手!_「教えてはならぬ事!尻尾を出した人間臭さ!」編No.28 | | けっして、教えてはならぬ事!言ってはならぬ事!されど人間愛! |
今回シリーズMENU_慶喜の禁手!露見!「教えてはならぬ事!尻尾を出した人間臭さ!」編- 「おダサイ場面に寧ろ、人間らしさ!&安堵感!」を感じさせる事象抜粋
- No.1~:加賀藩近郊で密かに逃がしてやった幼少少年
元治元年(1864)、武田耕雲斎以下天狗党討伐の際、消えた!一部の行方不明?!少年 - No.6~:慶喜:心の古傷「お兄ちゃん、慶篤」兄慶篤への助言と、慶篤の死
- No.11~:渋沢栄一の袖を引っ張るの巻(現在頁の項)
| 【項3の18】慶喜:渋沢栄一の袖を引っ張るの巻(その18) | ◆犬のリヨンと可愛いプリンス_少年「昭武」_(その5) | 孤独な少年「徳川昭武」:愛犬「リヨン」との別れ!(その3) |
はじめから読む:No.1<【3項_渋沢栄一&徳川慶喜編】の1番はNo.11<前頁から読む:No.27
結局、この犬「リヨン」は、その後?
|
昭武は泣く泣く、犬を、出国の際伴ってきた通訳の
「アレクサンダー・フォン・シーボルト」に引き渡した。
日本の情勢が悪い為、帰国の際、彼は、同行しない為。- アレクサンダー・フォン・シーボルトとは、
あの偉大なシーボルト「フィリップ・フランツ・
フォン・シーボルト:長崎で活躍の医者」の倅
★ところが、これも辛い。それは、彼の職業。
アレクサンダーの祖国は、ドイツ。彼の父は、オランダ
人だと自ら偽っていたが、それは、父の時代は、鎖国
の都合上、オランダ人を装っていたから。
| 写真は徳川昭武
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f6346%2f63460840.jpg%3f_ex%3d300x300&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f6346%2f63460840.jpg%3f_ex%3d80x80)
| その為、仮にアレクサンダーが祖国に帰るとて、陸続きだから、
犬も連れて行ってくれるだろう・・・というほど、世の中、甘くない!!
▼
アレクサンダーが、永久に犬と一緒に暮らしてくれるならいいが、あいにく、彼の職業は通訳。
▼
案の定、この後、アレクサンダーは、1869年(明治2)初めには、早々!日本に再就職!
この時、弟のハインリッヒもついてきた。
▼
これじゃ、あんまりだ!なんのことない!アレクサンダーは、即!日本へ!
即!犬のリヨンはひとりぼっち。
▼
・・・結局、どうなったんでしょうね!!
▼
心から犬が好きで永住してくれる人物が引き取ってくれたことを祈ります!!
犬のリヨンについて「犬種想定と習性&特徴」
犬の名はリヨン。渋沢栄一の「航西日記」などの資料から、多少の情報は解るが、あんまり
詳しくは解らない。犬だから!!
前述のとおり、フランス皇帝から、徳川昭武が貰った犬。プリンスへの贈り物。
これについては、さすが、発想もお国柄。愛犬王国フランス。
イキモノのプレゼントだが、きっと皇帝は、少年、昭武の心への思いやり。
宝物よりも、生きた愛情。国内情勢が悪く、心にきっと一杯悲しみを持っているだろう存在の
昭武に対して、愛の贈り物。
写真で見る限り、犬はボテッ!と潰れているから、老犬みたいに見えますが、犬好き人間の私が、
見るところ、これは、まだ成長期。犬種は、おそらく、フレンチ・マスティフ。
成犬ならば、昭武と並ぶと、もっと大きいはず。成長期の昭武は、パリ滞在中にも、ぐんぐん
背丈が伸びてるようですが、それにしても、出発当時の集合写真を見るとわかりますが、
大人の家臣軍団に比べるとダントツに小さい。当時の11~13才の子供とは、平均的に、皆大抵、
現代と異なり、随分、びっくりするほど小さいのです。それも考慮すると、やはり、この犬は、
巨大に見えますが、まだ半端サイズ。犬も、昭武同様に成長期と思います。
【犬種に関して】
ズバリ!「フレンチ・マスティフ」そのものか、或るいは、「マスティフ(=マスチフとも書く)」
系の某なのか、別枝種の犬種なのか?までは判然としませんが、短毛であることと、この筋肉、
それから、顔から首の皺々。これは、まさに、マスティフ系。
顔のダブダブ、ブルドックみたいな皺は、まさに、これですね!
多分、フレンチ・マスティフと判断した訳は、この犬種は、歴代、皇帝家系、貴族の象徴、
誇り高いワンコ。彼らは好んで、この犬種を飼っています。即ち、犬種自体が、高貴の印。
だからこそ、プリンス昭武に、この犬種を贈ったと思います。
マスティフ系は、幾多もあり、各種、改良を重ね、性格的に優しくなったり、飼い易いタイプも
ありますが、もとをただすと、闘犬タイプの大型犬。短毛種で大抵、濃い目の赤茶色。成犬の体重は、
犬のご家系や、飼い方&餌で差はありますが、35キロ~45~47がだいたい平均。中には50キロ以上の
子も案外居ます。日本でなじみの深いゴールデン・レトリバー 、ラブラドール・レトリバーのように、
とても優しくて誰にでも人なつっこいタイプだったら、飼い主がコロコロ変わっても、
まあ、なんとか対応できるわけですが、リヨンの場合、ちょっと心配。
忠義度100%、飼い主に絶対的に従う賢い犬種ですから、日本の武士道みたいな・・!
飼い主の為なれば、命を惜しまず・・タイプ。日本の土佐犬が、いくら犬好きさんでも、
素人なら、ちょっと修行積まないと対応には、大変苦労する、或いは無理だと言われるわけですが、
リヨンの犬種も、個体差、性格の差はあれど、超簡単タイプの犬ではありません。
はたして、この子は、幸せなペット暮らしを、その後できたのやら・・。
フランス側に、心温まる話、残されてるといいですね。この子は幸せに長生きしました・・と、
どっかに書いてあるか否かまで調べてませんが、そう祈りたい。(イヤな予感は、この場合滅却!)
尚、実質飼い主の座を、昭武がアレキサンダーに譲ったとされる期日は、
以外に早く、1868年3月24日とあります。日本の事象に照合させるには、1868年3月24日とは、
明治元年3月1日。「慶篤」の死亡期日の前後事象考察表がリンク先にあります。ご参考に。
当時の書簡到着は、1~2ヶ月かかっていることから、1/3の鳥羽伏見敗戦情報か、
2/12の慶喜「寛永寺謹慎開始」あたりの事象による決断と想定されます。先発隊は、早期に
帰国しましたから、昭武も、おそらく、そのつもりだったのでしょう。
この後、兄の慶喜から、「かまわぬ。留まって、お前は、まだ、学べ!」の手紙が到着。
しかし、それも虚しく、新政府の圧力。すぐ帰れ!コールの連発。結局、志半ばの帰国となりました。
フランス国内フィーバー「可愛いプリンス昭武」
の噂と、影響(No.29)![next](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/87/0000350987/29/imgf8d092b6zik9zj.gif)
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Last updated
2013.04.18 04:10:16
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