カテゴリ:撮影・編集あれこれ日記
今日は結婚式と離れた話になってしまいますが、ビデオの編集をしている時にはだいたい音楽を聴きながらやっています。 と言っても編集中に音楽を聴けるタイミングというのは少ししかなくて、それはもちろんビデオでは音も重要な要素だからなんですね。例えばスピーチの切れ目でカットを繋ぐなどはもちろんなんですが、オープニングやエンディングのBGMを使用した編集シーンの場合、曲のイメージや音のタイミングと映像をシンクロさせたり、より効果的に演出するようにタイミングを取ったりする必要があります。 音と映像のタイミングがほんの少し違うと、なんだか気持ちが悪いと言いますか、妙な違和感が抜けないのです。傍目にはタイミングを合わせる前と合わせた後の違いはほとんど分らないかもしれません。でも一度この違和感を感じてしまうとどうしてもその後の作業が進まないので、編集には丸1日、いやほとんど2日かかってしまうのです。 そういう編集作業の前段階、映像の断片を基本的な状態にしていく時や、編集以外の作業(請求書書いたり、ケースのジャケットデザインをしたり、HPを更新したりなどなど、一人でやってるといくらでも仕事はあります)の時には、いつも音楽をかけています。 そこでマイク・オールドフィールドなんですが、初期3部作はもちろん、「呪文」から「アイランズ」まではアンビエントな感じでグッドです。「アース・ムーヴィング」もポップながら昔の思い出に浸れるということで仕事中の頭がトランス状態になります。「アマロック」は1曲60分のうち40~45分は完全に無我の境地になれる曲です、後半はトランス状態というよりも興奮状態になります。 で、ここでマイクのヴァージン・イヤーズ、ラストのアルバム「ヘブンズ・オープン」です。 ヘヴンズ・オープン(紙ジャケット仕様) / マイク・オールドフィールド 改めて聞くとモダンな音に感心します。前半のヴォーカル曲はマイクのヴォーカル曲にしては陰湿な感じが強く(まぁ自分の声または歌に合わせた結果でしょうが)、ちょっとヘヴィー過ぎるかな?とも思いますが1曲、1曲の出来、音、演奏はかなりハイ・レベルだと思います。 それこそ「ムーンライト・シャドウ」タイプの曲とは違う、マイクの別の一面を代表する曲と言えるくらいのレヴェルだと思うのですが、なにぶんヴォーカルが・・・。 「ヘヴンズ・オープン」のヴォーカル曲を誰か別の人が歌っていたら、かなりの名曲になったのでは・・・、と残念でなりません。マイクの歌もそれほど酷いわけではないんですけどね。 今からでも誰かカヴァーしてくれないでしょうか?でも誰だったらいいでしょうね、そう思うと中々難しいです。 「ヘヴンズ・オープン」についてもう一言。 このアルバムのジャケットは黒地に空の卵?割れた卵からは砂金のようなものが流れています、そして飛び立つ3羽の鳩。 卵の空は、青空に雲のイメージから「チューブラー・ベルズ」のジャケットを連想します。TBから飛び立つ鳩はヴァージンを後にしたマイクでしょうか。そしてTBから流れ出る黄金・・・。 勝手な想像ですが、マイクの当時の心境を表したジャケットなのでは?と見る度に思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.29 22:09:08
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