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2006/08/09(水)07:34

風呂:疲れとる夏のお風呂 ぬるめに半身浴がお勧め

健康増進・遅老延寿・若返り(631)

いつもありがとうございます。 抗加齢実践家てるです。 我家では、夏はぬるめの半身浴です。 安全な水を500ml持ち込み、飲んでいます。 1~2週間に1度くらいの頻度で銭湯にも行きます。 今は430円なのをご存知ですか。 やはり、水を持ち込みますが、そんなことをしている人は 男湯では一人もいません。 ************************************************************ 暑い夏は、湯船に入らず、簡単にシャワーで済ませてしまいがちだ。しかし、専門家は「シャワーと入浴では、体への効果が大きく違う。夏も面倒がらずに入浴してほしい」と話す。エアコンによる冷えや日ごろの疲れの解消に、夏のお風呂を上手に活用したい。 ◇湯船につかれば血液循環促進 「シャワーは体の表面を流すだけ。5分くらい浴びても、汚れは十分落ちないし、老廃物の排泄(はいせつ)も促進できない」と、日本温泉療法医会顧問の植田理彦・内幸町診療所長(内科)は話す。 一方、湯船につかれば、血液循環が促進される▽毛穴が開いて汚れが落ちやすくなる--などの効果が期待できる。 体が温まると、体内の不要物質を取り除くフィルター役の腎臓や肝臓が活発に働き始める。エアコンの冷えなどで働きが悪くなった新陳代謝も回復し、疲労や肩こりの原因となる血液中の乳酸などの老廃物が排泄されやすくなる。 また、じっくり温まれば汗が出て、毛穴の汚れが押し出される。しばらく汗が出ると、新しい皮脂が分泌され、皮膚の潤い保持に役立つ。 だが、植田さんは「肩までドボンとつかる全身浴は心臓や肺への負担が大きく、高血圧や心臓に病気のある人、高齢者は注意が必要だ」と言う。 全身が湯につかった時に体全体にかかる水圧は大人の男性(65キロ)約8人分の体重に相当し、腹囲が3~5センチも小さくなる。横隔膜が上に押し上げられて肺の容量が小さくなるほか、血管やリンパ管が圧縮されて心臓の動きが急に早くなる。 お勧めは「半身浴」。おへそからこぶし一つ分上まで湯につかる。上半身が湯の外にあると、体が冷えそうだが、「体の一部が温まれば、そこで温まった血液は約1分で体内を一巡する。20分も入っていれば全身ポカポカになる」と植田さん。 ◇ぬるめに半身浴がお勧め--熱い湯に入ると血液粘度増し、脳卒中の危険も 「江戸っ子は熱い湯を好む」と言われるように、日本では42、43度の湯が一般的だが、42度以上の湯につかると、興奮状態の時に働く交感神経が活発になる。血圧が上がったり、筋肉が収縮し、余計なエネルギーを消費する。一方、39度前後のぬるめのお湯に入ると、副交感神経の活動が優位になり、高ぶった精神状態を静めたり、筋肉の緊張を解く効果がある。熱い湯に真っ赤になって入るのは、疲れを増すだけになりかねない。 高温の湯は血液の粘り気を増すことも実験で明らかになっている。白倉卓夫・群馬大名誉教授(老年医学)らは、42度の湯で10分間全身浴した場合と38度の湯で10分間全身浴した場合の血液粘度を比べた。42度の全身浴では入浴直後から粘度が大幅に上がったが、38度の全身浴ではやや下がった。 白倉さんは「熱い湯に入り体温が上がりすぎると汗が大量に出て血液の濃縮が進む。血液粘度が増すと血栓ができやすく脳卒中や心筋梗塞(こうそく)の危険性が高まる」と警告する。 ◇温泉にも入り過ぎは禁物 夏休みは、温泉などへ出かけ、家庭以外の風呂に入る機会も増える。 温泉に行くと、何度も風呂に入る人が多い。植田さんは「1泊2日で温泉に行くなら、到着時、就寝前、翌朝の計3回までにすべきだ。それ以上入ると、温熱による疲れが残る」と助言する。 温泉の温度は高いことが多く、湯船に入る前に何度もかけ湯して体を慣らす▽半身浴を心がける▽短い時間に区切って入る--などが注意点だ。体が温まって皮膚の血管が拡張すると胃の働きが落ちるので、食事前後の入浴は避けた方がよい。 白倉さんは「こまめな水分補給が大切。高齢者はのどが渇きにくく特に注意が必要」と指摘する。 静岡県は昨年、伊豆の温泉で「かかりつけ湯」制度を始めた。湯の浮力を利用したリラクゼーションやストレッチ、バランスのとれた食事などを組み合わせた健康増進プランを提供している。県ファルマバレーセンターの小桜充久・企画部長は「科学的効果と精神的な癒やしの提供で健康な生活に寄与したい」と話す。 最近は、温めた石の上に寝転がる岩盤浴なども「汗がよく出て、体が温まる」と人気だ。だが、岩瀬敏・愛知医科大助教授(生理学)は「汗には尿素などの不要物質が含まれ、『デトックス(毒出し)』効果があるとされる。ただ、普段の食事とは別に1日1・5リットルくらい水分をとれば発汗が促進され、不要物の排泄はできる」と話す。 (出典:毎日新聞)

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