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泰の日常

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April 29, 2008
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 少し、難しい話になってしまうのですが、今とても悩んでいることがあります。

 実家には、今年で18歳になる、「まろ」という名前の猫がいます。
 先週、実家に行ったときに、妙にまろのお腹が丸く膨らんでいたので、慌てて近所の動物病院に連れて行きました。その病院の先生が、触診などをして「腎不全」と「腹水」ではないか、とおっしゃったのですが、どうも不安が残りました。念のため後日、知人に紹介していただいた病院で再度診てもらったところ「腹水」ではなく、「何かの臓器に液体が溜まっている」事がわかりました。
 「腎不全」は、年を取った猫ならどうしても起きてしまう病気だということです。でもその「腎不全」も、水が溜まった臓器に圧迫されて一時的に悪化している可能性もあるそうです。
 血液検査の結果、白血球の異常な上昇、軽い脱水、BUNとクレアチンの数値の異常などが見つかりました。
 この病状の説明と、治療の方針などを丁寧にお話してくださって、とても信頼できる先生でした。
 主な治療方法としては、まずは腎不全に対しての「輸液」。脱水症状を改善し尿毒素を薄めて、回数を多く排尿させるための必須の治療手段なのだそうです。これは様子を見ながら、毎日から数日おきに行います。しばらくは病院でやって貰いますが、自宅で輸液をすることも、将来的に考えていくことになりました。
 もうひとつは、お腹に溜まってしまった液体を吸引すること。これは液体によって他の臓器や呼吸器系が圧迫されてしまうのを防ぐための治療。
 輸液を行わなければ、脱水、貧血、痙攣、そして体内に溜まる液体を抜くのをやめれば、呼吸困難、脳障害、痙攣の末、最期を迎えるということになるそうです。

 他にも「療法食」「活性炭の摂取」などもありますが、これらは腎不全においては基本的なことなので、とりあえず省きますね。

 まろと出会ったのは僕が通っていた小学校の校庭でした。子猫だったまろを保護した生徒や他の生徒も中々、家で飼う事が出来ず、しばらく何軒かの家を数日おきに移動する回し飼い状態が続いていました。
 風邪をひいて、みるみるうちに元気がなくなってしまったので、うちで引き取る事になり、それからかれこれ18年。僕をはじめ、家族の楽しかったことも大変だったことも、ずっと見守ってきてくれていました。

 僕自身は、途中から家を出て一人暮らしを始めてしまったので、それからは両親が面倒を見てくれていました。
 18歳、という年齢からは想像もつかないほど元気で、18年間大きな病気も怪我もしないできてくれたので、家族全員で「この猫は妖怪で、きっと死なないんだ」なんて話したりもしていました。ですが、それは流石に夢物語。現実ではやはりいつかはお別れをする日がやってきてしまいます。その現実が、今回あらためて目の前に突きつけられたのです。
・・・ショックでした。
 僕もですが、僕が家を出てからの数年間、ずっと一緒にいた両親の方がきっとショックだったと思います。

 今、まろに対する治療に関して、家族の間で二つの考え方に別れてしまっています。

 僕は、先生のおっしゃる「輸液」を家で行い、食事も低タンパクなものなどにし、体の中に溜まる液体を定期的に病院に通って吸引する、という治療を。これは、まろも体内で頑張っているのだから、最後まで出来る限りの手伝いをしてあげたい、なるべくまろの体内の負担をなくしてあげたい、と思う気持ちからの考え方です。

 両親は、僕とは違う考え方をしています。
 「輸液」をする際に針をさしたり、数週間に一度、血液検査をされるのは辛いだろう。
 お腹の液体を抜くために針をさしたり、数分間拘束されたりするのは辛いだろう。
 だったら、「輸液」はせず、尿の量が減ったり呼吸が苦しそうになってきたら、その時に病院に連れて行く、ということにしよう。という余生を静かに送らせてやりたいという気持ちからの考えです。

 お恥ずかしいことに、18年間まろはほとんど外に出たこともないし、定期検診も予防接種もしてきませんでした。それでもまろは、今日まで元気でいてくれました。病院も現在は電車か車で40分ほどかかる所へ連れて行かなければならないので、外出経験の少ないまろには疲労になってしまうかもしれません。それは確かです。

 「輸液」や「血液検査」、「液体の吸引」で使用する針は使い捨てのよく切れる針を使っていますし、動物はヒトより痛点も少なく、また「輸液」に関していえば皮下なので、僕たちが心配するほど痛いことはないそうです。なので、治療効果と、治療による痛みを比べてみれば、やっぱり効果の方があるんだと思います。
 また「輸液」も家で行えるようになれば、片道40分+2時間弱ほどの診察の回数も減り、移動等の疲労も減少します。「液体」に関してはどうしても病院で吸引してもらうしかないので、それだけは最寄の病院などでもやってもらうしかありませんが…。でも、これだけ負担は減らすことができます。

 今は確かに、慣れない外出続き、しかも病院で色々な治療をされて、まろはびっくりしてると思います。それでもまろは、お腹の中の液体を抜いて家に帰ると、部屋の中を歩いたり、ご飯をしっかり食べてくれたり、確実に元気になっています。しばらくするとまた液体が溜まってしまうので、だんだん動きづらそうにはなってしまいますが、それは「治療が負担で元気がない」のとは少し違うと、僕は感じているのです。
 
 ですが両親は、一週間強の治療を見てきて、辛そう、かわいそうだということで、上記のような考えになったそうです。
 今日、いつも通っている病院ではなく、近くの病院にまろの病気の相談に行ったところ、そこの先生が両親の考えに似た答えをされたそうです。1週間まろを細かく検査し、出来る限りの手を打ってくれて、さぁこれから!という所まで治療してくれた先生より、たった数時間お話をしただけの先生の話を信じるというのも、僕としてはどうかと思うのです。それに、一週間でそこまでの決断をするのは早すぎるのではないかと。
 確かに、「輸液」や吸引をされている時に「シャーッ!」と怒るまろの姿を見るのはつらいですし、まろも大変だと思います。でも、この後ちゃんと治療を続け、「輸液」や病院での吸引をしていけば、病気や体内に溜まる液体の苦しさを軽減させて、もしかしたら数年間生きていてくれるかもしれない。

 治療を続けず、病状が悪化したときにだけ病院に連れて行くということになれば、連れて行ったときには手遅れになっていることだってあるかもしれない。まろはきっと気をつかって、ギリギリまで我慢しようとするでしょう。表面からはわからないので、穏やかにしているように見えても、体の中では確実に痛みや苦しさが増しているのかもしれない。

 腎不全で亡くなる猫の最後は壮絶だと聞いたこともあります。

 実家に住んでいないので、僕も偉そうにはいえませんが、まろにとって、また飼い主にとってどちらが良いのか。

 今、非常に悩んでいます。僕は今、両親があまりにも理不尽に思えていますが、もしかしたら僕の言っている事が、自己満足なのかもしれません。

 このブログをご覧の皆さん。動物と暮らしていらっしゃらない方もいらっしゃると思いますが、僕に気を遣うことなく、どうか率直なご意見を聞かせてくださいませんか。





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Last updated  April 30, 2008 02:02:12 AM



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