『MILK』
ネタ切れなので、久々に映画レビューでも『MILK』 posted by (C)willow30『MILK』70年代のサンフランシスコが舞台の実話。同性愛者であるミルクの半生を描く。恋人と共にサンフランシスコへとやってきたミルク。「カストロ・カメラ」を開店するとやがてそこにはミルクの人柄に吸い寄せられるように同性愛者やヒッピーが集まるように。その一方でミルクたちを快く思わない人々がいた。ミルクは地元商店街や近隣住民が抱える問題に政治的に関わるようになりカストロストリートの市長とまで言われるようになった。しかし、自由の地サンフランシスコであっても同性愛者に対する偏見と暴力が公然と行われていた。ミルクはすべての人のための権利と機会の平等を求め73年、サンフランシスコ市の市政執行委員選挙に立候補する主人公の ハーヴィー・ミルク を演じるのはこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞した ショーン・ペン。ショーン・ペン は本当にゲイなのかと思ってしまうくらい見事なハマリよう。他のキャスティングも良いですね。日本ではいまだ男尊女卑的な部分が残っていて同性愛者やセクシャルマイノリティーの人々への偏見も根強くある。だから今のところ元男性だったり、ゲイやレズの政治家なんていない(と思われる)もちろん女性の首相もまだ誕生してません。(まだまだ頭の古い政治家がいるからね)40年も前にゲイの政治家が誕生しているアメリカに対しいかに日本は遅れているか…技術だけ最先端じゃ世界をリード出来ないんだよ…事実を元にしたストーリーということが信じられない場面が多々あります。「真実は小説よりも奇なり」とはよく言ったものですね。真実であることを頭に入れておくとよりこの映画は深い作品になるでしょう。DVDはこちら『MILK』☆☆☆☆