ワインを飲むと眠くなる
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ブルゴーニュ・ブラン・レ・フェルメッテ[2009]/ドメーヌ・シャヴィ・シュエ下北沢の七草で。知らない造り手でした。乏しいネット情報によると、ムルソーが本拠地らしい。ピュリニィのシャヴィの遠戚??09にしては、さらりとした味わい。今どきの、グラを求めず、ミネラルを表に出した造りです。七草は、野菜中心のコース。料理に合うワインを置くという方針なので、なるほど!と思いました。さらにもう1本、前回も飲んだピエール・フリックのシルヴァネール11(画像ナシ)。太くない味わいのシャルドネ同様、シルヴァネールも七草の料理とよく合います。
2014年02月27日
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ヴォーヌ・ロマネ 1er Cru レ・ゴーディショ[2004]/ニコラ・ポテル先週の土曜日は、青山の中国料理エッセンスで持ち込みワイン会。3人で泡の後に、ブル赤3本。ひさびさの2度目でしたが、いいお店でした。丁寧な四川料理。持ち込みワインラバーにも優しく、グラスもたっぷり使わせてくれました。泡は、ルイ・ロデレールのブラン・ド・ブラン05(画像失念)。私が持参したラ・ターシュになり損なったゴーディショですが、想像とは違う味わい。にごった旨み系で、ロックまではいかなくても、アチラの方向性。う~ん、状態に難アリか、あるいはヴィンテージ? まずくはないのだけど、ヴォーヌ・ロマネらしくはありませんでした。Iさんが持参したのは、デュジャックのマルコンソール07。サン・ヴィヴァンになり損ねたこの畑のデュジャックは、打って変わってヴォーヌ・ロマネらしいすみれの香り。すでに飲みやすくはなっていますが、本領発揮はまだ先の様子。昔と造りは違っていて、違うドメーヌと思ったほうが気持ちがすっきりする味わいだと思います。コレはコレでありの美味しさ。↑追記:クロワ・ラモーと、勘違いしていした……。Yさんは、88のルーミエのクロ・ド・ラ・ブシエール。熟成の始まった土のニュアンスが、先の2本とは明らかに違います。無骨さはなく、こなれてきて、美味しい! でも、これもあと10年待ちたいかも(待てないけど)。3人くらいだと、1本ずつをしっかり味わえるのでいいですね。
2014年02月24日
八丁堀にあるmaruというワインバルに連れて行っていただきました。1Fが酒屋と立ち飲み、2F,3Fが椅子席。並んでいるワインを、自分から取りに行くスタイル。ムニエ主体のリースブルなシャンパーニュ。家でも飲んだことがあるマウント・エデンのシャルドネ10。ブラン・ド・ランシュ・バージュ。12だったのですが、若さゆえのソーヴィニヨン・ブランらしさが美味しかった。次にシモン・ビーズのサヴィニのグラン・リヤール07。この村名畑、1級より早く美味しくなる気がします。すでに丸くなっていて、美味しい!ルーチェンテ11。恥ずかしながら、ルーチェにセカンドがあるのを、初めて知りました。これも若くてもこなれた味わい。この後、2次会で近所のバールに行って、泡とこのシャプティエを飲んだのですが、味の記憶がありませんzzz。
2014年02月20日
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ[2009]/ドメーヌ・バシュレ贔屓の造り手。この銘柄の05は素晴らしかった。抽出強めでタンニンのエッジを感じるのですが、それと酒質のコアな部分のバランスがよく、体幹がしっかりしていて、表面の筋肉の適度に付いている、いい感じのスポーツマンのよう。ことに05はぶどうの熟度を感じて、このアペラシオンでも出色の1本だと思いました。ですが、その勢いで開けた同じく05のジュヴレVVは、まだまだ先に飲むべき味わいで、基本は寝かせてナンボの造りだなあ、と思った記憶があります。その後、06や07のCDNを飲みましたが、やはり05ほどの完成度は感じず……。ただブルゴーニュ・ルージュもそこそこ美味しいし、何しろ全体のエレガントに向かっていく近年の傾向にあって、変わらずやや濃いめを造っているので、しっかり系のブルゴーニュ赤を飲みたい時は、まずコレを考えてしまいます。さて09ですが、05ほどではないけどかなり好ましい味わいでした。アフターにいい感じの熟したタンニンがあるのはあい変わらす。09は、果実の甘みがしっかりしていて、両者がバランスしていました。リリースが遅めで最新はまだ10ですが、きっと10とこの造りの相性はよかろうと、何本か買ってみました。まあでも飲むのは、少し先になりそうです。
2014年02月19日
クレマン・ド・リムー[NV]/ベリー・ブラザーズ&ラッド先日のホワイト・バーガンディに続き、BBRものの泡を。ちなみに両者とも、百貨店価格で2,000円以下です。クレマンでも進んでリムーを選ぶことはあまりありませんが、このエチケットは立派ですよね。1杯目、「おっ旨い」と思いました。きれいな辛口で、アフターにやや乾いたニュアンス。泡の細かさと長さは、クレマンとしては上々です。非常にニュートラルな味わいです。2杯、3杯と重ねてくと香味や旨みがやや乏しいところを感じてしましますが、苦味や甘さに逃げない感じは、好感度大。日常的なごはんの食中酒としてなら、ジャンルを問わず、行けそうです。あるいは乾杯の一杯なら、申し分ないのでは?何より、エチケットがカッコいいのが嬉しいかも、です。
2014年02月17日
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ[2010]/ドメーヌ・ド・ラ・モンタニェットいわゆるエステザルグ協同組合ものですが、いちばん最初に飲んだのがコレだったからか、いちばんリピートしています。ヴィラージュなしの組合のスタンダードものの2012年もあったのですが、コチラを先に開けました。コチラも現行ヴィンテージは2012のようですね。適度にスパイシーで、でも丸みのある味わい。スパイシーさを強調したい時はボルドーグラスで、柔らかく飲みたい時はブルゴーニュグラスで飲みます。昨夜は、ブルゴーニュグラスで。半睡したようで、エチケットを下にしてグラスに注いだ形跡があります。
2014年02月14日
ホワイト・バーガンディ[2011]/ベリー・ブラザース&ラッドブルゴーニュに嵌るきっかけの多くは、とある造り手のとあるワインに出会ったことが多いのかもしれませんが、私の場合はBBR、ベリー・ブラーザーズでした。12年前のこの季節、高輪にあった古酒ワインバーで飲ませてもらった、BBRラベルの村名ヴォーヌ・ロマネ1971。ほぼボルドーだった私には、衝撃だった甘露な味わい。次の週も同じ店に行ってしまい、同じくBBRラベルの村名シャンボール・ミュジニィ1969を飲んで、確実にやられてしまいました。今にして思うと、誰が造ったピノだったんだろう?なんて、考えもしませんでした。そんなわけで、BBRにはよき思い出があるので、それ以降、BBRものはシャンパーニュやボルドーなんかの新しいものも買ったりもしました。で、昨夜のワイン。ブルゴーニュ・ブランと表記しなくても、ヴィンテージを記せるんですね。これは、マコネの生産者のものようです。白い花とハーブに、マコネらしい味わい。サラサラと流れる小川のごときシャルドネ。アルコール度数13%ですが、もっと軽く感じました。最後のほうで、やや酒質は深まったかもですが、さわらの西京漬けにはよく合いました。こういうデイリーには多くを期待しませんが、BBRのエチケットを見ながら飲むだけで、まあいいキブンなので。同じくリーズナブルBBRもののクレマン・ド・リムーも買ったので、近々飲んでみようと思います。
2014年02月13日
ヴァン・ヌーヴォー・ブラン[2011]/ピュズラ・ボノームデイリーワインの日々に戻っています。ピュズラのヌーヴォー、赤はいつも解禁日にはリリースされますが、白は醸造上の不安定さがあるようで、ある年は輸送中に何本も爆発(!)したそうで、キャンセルになったこともあります。瓶内2次発酵の進み具合の問題のようですが……。昨年は、もともと予約がなかったと思ったら、最近になって船便で到着した模様。1本入手したのですが、ちょうど2年前にも美味しくて半ダースほと買い込んだものの1本を取ってあったのを思い出して、抜く栓してみました。ちなみに王冠留めです。リリース直後は微発泡で、シュナンのぺティアンのようでしたが……。2年の瓶熟の結果、酒質はグッと深まり、果実の甘みが出ていました。ドゥミ・セックとは言わないまでも、かなり蜜の味わい。コレ、まだまだ熟成しそうでした。ヌーヴォーといえど、ぶどうの熟度がしっかりしているのでしょうね。この甘みを喰い切ったら、また一段と深みのある味わいになる予感がします。2013年も放置プレイにすることにしました。
2014年02月12日
先日の土曜日、東京のあの大雪の日、元麻布のエクアトゥールで、ワイン会の予定。私を含めて、誕生日が近かった3人のお祝いを兼ねての会でした。何となく予感がしていたのですが、案の定、誰もが決行のつもりでいて……。6人で8本のゴージャスな会になりました。いちおうブラインドで。1本目は、クリュグ98。とてもドサージュが少なく感じました。いい感じの熟成感と重厚さ。でも、クリュグとはわからず……。2本目は、アンリ・ジローのコード・ノワール・ロゼ。この造り手らしい豪奢な味わい。でもムンムンはしていなくて、きれいなゴージャスさ。白の1本目は、ルフレーブのピュゼル97。最初は閉じ気味でしたが、少しずつ香ばしさが増してきて、熟成感と果実味が拮抗してきました。でも、まだ少し早かったかも。しれから、ソゼのシュヴァリエ10。もちろん早いのですが、ルフレーブと並べて飲むと、違った美味しさ=ポテンシャルを味わう幸せがありました。ミネラルのきれいさがたまらなく、これはブラインドで若いシュヴァリエだと思いました。ここから私が持参した赤の2本。まずは、ポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュ06。まだ早いとは思っていたのですが、やはり!でした。香りは、「ポンソ」でしたが、味わいは「ポ」くらい。寝かせてナンボだとは思ってはいたのですが……。でも、ハズレのポンソではなく、それなりに楽しめました。それから、ラモネのブードリオット・ルージュ05。ポンソがいま一つな可能性もあるので、スーパーサブとして持参しました。これ、どのヴィンテージもハズレがなく、白よりかなり安いのに、いつも満足度大のピノです。05は、さすが良年。みっしりとした果実味と旨み。ニュイの洗練さはないけど、いい感じでした。赤のトリは、DRCのエシェゾー04。ひさびさのDRCでした。持参の方が、雪を心配しながら、お昼に抜栓したそうです。エシェゾーといえど、半端ない香ばしさ。04ですが、まだまだ初期的な美味しさでした。私も1本持っていますが、まだまだ取っておこうかな、と思いました。でもDRC香には、やはり陶然となります。しかし、ここで終わらず〆シャン。セロスの88!です。88なんて、あったのか!とビックリ。熟成したブラン・ド・ブラン、それもセロスの芳しさ。これも陶然となり、気がつくとZZZ……。いい気持ちで、雪の降りしきる外へ。と、運よくタクシーがつかまり、無事帰宅。しかし6人中4人は、2次会。広尾のボン・ピナールに繰り出したそうです。スゴイ……。たまたま誕生日が近いということで、混ぜてもらったようなワイン会。大雪もあって、とても印象に残る会になりました。ごちそうさまでした。
2014年02月10日
サヴィニィ・レ・ボーヌ・レ・ゴラルド[2007]/フレデリック・コサール昨夜は、麻布十番の串右エ門。店内写真NGなので、外の看板です。ココの焼き鳥の丁寧な火の通し方、いつもいいなあと思います。料理はいつもレバーパテ、10本コース、〆に親子丼。そしてワインは、いつもシャソルネイ(コサール)。サヴィニィは、初めて飲みました。07が初リリースで、今は自社畑になって、ネゴシアン名のフレデリック・コサールからシャソルネイに替わったようです。いつものらしいビオ香とビオ味。でも、サン・ロマンやオーセイとは、微妙に味筋が違う気もします。う~ん、上手く言えないのですが……。このワインには、エカールやビーズとも共通する、いい意味での、この村らしい「いなたさ」があるように思いました。07あたりで、そのへんがうまくなじんでいるのは、やはり早く飲んでも美味しい造り方をしているのでしょうね。いまの新進の造り手のきれいな味わいと比べると、ある種のくぐもった感じやにごりを感じるのですが、どうにもこうにも、個人的には好ましく思えてしまうのです。あと串右エ門の焼き鳥と、シャソルネイはとても相性がよいので。できうれば白と赤を同時に開けて、塩の串には白を、タレには赤を合わせると最高なのですが、自分の酒量を考えると、2人ではツライですね。眠って、カウンターから落ちる危険大です。
2014年02月05日
ランゲ・ネッビオーロ[2004]/カーサ・ヴィニコラ・ニコレッロ家の近所のバールで、グラス泡の後に1本。ボトルで4,000円以下。リーズナブルなネッビオーロだなあと思ったら、ネットでは1,500円以下で売られているようです。でも、悪くなかった。アセロラ系の赤系果実で、熟成の恩恵を受けて、しっとりした味わい。大きめのグラスでも破綻することなく、最後までまとまってくれていました。10年熟成のACブルゴーニュを思わせる味わいなので、そう考えるとコチラのほうが安くていいかもです。
2014年02月04日
シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru レ・ヴェルジェ[2009]/カミーユ・ジルー昨夜飲んだワイン。デ・クロワを含め、最近赤をいくつか試していて、白にも興味を惹かれて購入。スムースで、きれいな味わいのシャサーニュでした。赤は、わりあいしっかり目に抽出しているのかな?という味わいが多いのですが、この白は今時な味わいに思えました。パンジャマン・ルルーなんかの白(といっても上のクラスは飲んだことありません)にも通じる感じがするのですが、パトナージュとかをあまりやらない印象。リッチよりエレガンス志向?なかなか美味しいワインだなあとアタマで思いつつ、何かもう一歩、足りない気も……。それはたぶん、シャサーニュの1級に対して、少し野暮ったくてもいいからインパクトが欲しいと思っているんからだと思います。エチケットにシャブリとあったら、きっとそうは思わない気もするので……。これはもしかすると、ブルゴーニュの白を飲み始めた時期には、そういう味わいがメジャーだったからかもしれません。
2014年02月03日
1月最後の日の夜は、NHKホールでスピッツ♪。このバンドのライブに行き始めてそろそろ20年になりますが、変わらず特別に楽しい時間でした。その後、近くの老舗のビストロ行きましたが、ワインリストが昔のままの感じ……。グラスの選択肢が多いのはいいのだけど、いま一つのものが多くて、結局ボトルにはせずに、泡、白、赤とグラスを重ねました。翌日は、とりあえず自分の生誕日だったので、何を開けようかと、少し思案し……。そんな日に、ワイン好きのオトコが自宅で晩ごはんとなると、自分でお金を出したワインを飲むわけですが、やはり歳を重ねると、自分への思い入れなどはどんどんなくなるので、虎の子のグランクリュの赤でもないなあと……。で、泡を。でもせっかくなので、ウーリエ。普通のとコレがあったので、高いほうを。最初の1杯。あれっ、マズイ! 泡の持続力もなく、相性のあまりよくないウーリエ、またか!と思いましたが……。杯を重ねるほど、時間が経つほど、どんどん変わっていきました。じんわり、じんわりと開いていく小宇宙が!香りに階層が出てきて、不思議に泡と余韻が長くなってきて、ぶどうの熟度がだんだんと感じられ、さらにはニュイの赤ワインを飲んでいるような感覚も。ブラン・ド・ノワールらしい重厚さはあるのですが、鈍重には感じず、ネゴシアンのプレステージのような高級感とはまた違う特別感がありました。旨かった、です。