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「森の動物 食肉市場へ」というのは、
10月29日付の朝日新聞の一面にあった記事のタイトル。 これを見たとき、「ブッシュミートのことだな」 と思ったのだけれど、案の定でした。 記事の舞台は、コンゴ共和国北部のヌアバレ・ヌドキ国立公園を 中心として3カ国にまたがる熱帯林とのこと。 7月に世界遺産に登録されたとのことだが、 この熱帯林に暮らす様々な動物が「食い尽くされつつある」 と書かれている。 熱帯林の真ん中にある町の中央市場に並ぶブッシュミートは、 密猟された動物の肉で違法とのこと。つまり売買目的の狩猟は 禁じられているのである。しかるに密猟は後を絶たず、 ニシローランドゴリラやマルミミゾウといった 絶滅危惧種の肉も並ぶのだそうだ。 国連食糧農業機関(FAO)によれば、周辺6カ国で消費される ブッシュミートは人口増に伴い、1990年代の4倍以上の量である 年間500万トン(推定)にまで増えているとのこと。 ブッシュミートに言及した記事は2面にも続き、 「密猟 手当たり次第」「ゾウもチンパンジーも売買」 「人口急増で加速」「牛肉はない 鶏肉は高い」 「伐採で動物激減」といった見出しが目に入る。 密猟は、コンゴ共和国の森林省と 国際NGOの野生動物保護協会(WCS)による 「エコガード」と呼ばれる自動小銃を所持した パトロール隊によって監視されているそうなのだけれど、 密猟の範囲が広いためエコガードのパトロールが 追い付いていないという現実があるらしい。 さらに、記事はブッシュミートの密輸にも言及している。 野生動物には気の毒なことだけれど、 野生動物=おカネと考える人はどこの国にも存在している。 おびただしい数の野生動物が 野生動物=おカネと考える人の犠牲になっている現状は、 先だって、米国務長官のヒラリークリントン氏が 12月4日を野生動物保護の日と定めたことからも知れるように、 世界的に深刻な様相を呈しているのでしょう。 日々の生活の中で、 ヒト及びヒト以外の動物を苦しめる構造に できるだけ加担してしまわないように 心掛けたいものです… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.17 21:36:36
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