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テーマ:鉄道雑談(1526)
カテゴリ:日常ネタ
広島県広島市安芸区にあるスカイレール(正式にはスカイレールサービス広島短距離交通瀬野線)が、きのう4月30日で運行を終了、本日5月1日付で路線廃止となりました。
この路線は1998年に開業した路線で、JR山陽本線・瀬野駅と乗り換えられるみどり口駅を起点とし、途中にみどり中街駅があり、終点にみどり中央駅がありました。 この「スカイレール」というのは独特の構造をした乗り物であり、懸垂式モノレール(ぶら下がる方式のモノレール)とロープウェイを掛け合わせたような仕組みの乗り物でした。比較的低コストで建設・運行ができることや、強風に強いのがメリットです。ただし輸送力はそれほど多くないため、以前は朝ラッシュ時には通学のための小学生専用便と小学生乗車禁止便を分けていたこともありました(団地内に小学校が開設されたためこのような措置はなくなりました)。 しかしこのようなメリットがあっても「スカイレール」はあまり広く普及せず、独特な構造という位置づけでとどまってしまったため、部品を製造する会社の営業終了などがあって更新が難しいこともあり、結局は存続を断念せざるを得なくなりました。この路線廃止により、電気バスでの輸送へと転換されることになります。 この路線はその構造が独特というだけでなく、1998年の開業時に日本初のICカード乗車券が導入されたこと(JR東日本の「Suica」は2001年11月サービス開始)、2013年1月にQRコード乗車券が導入されたことといった、先進性も話題になりました。 私が乗車したのは2007年8月のことでした。ロープウェイのようで多少の揺れる感じもあり、なかなか面白い乗り物だなとは思っていたのですが・・・。しかし二度目の乗り直しがかなうことなく廃止になってしまいました。 ランキングへお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.01 18:24:07
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