Napping of Woog

運転免許証の更新でした。


　なんてったって
　バッタモンの優良ドライバーですからね
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　車持ってないし
　すぐに終わりましたよ。


　最近、運転したのは
　与論島でレンタカーを借りた時。




　１０数年前やんけ

　　　　　　　　　　　　　　　　そりゃずっと無事故無違反でしょうよ




　

　　　　ぼくは大学３年で免許を取りました

　　　　今でこそ、首都圏で駅のすぐそばに住んでますから
　　　　車など贅沢物ですが
　　　　当時は、まだ先がどうなるかわからない
　　　　とりあえず取りなさいと言うことで

　　　　しかし、自分があんなにドグサイとは思わなかった

　　　　　　　　　　　　　　　ドグサイ＝ドングサイともいう　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　「のろま」とか「不器用」の意味

　　　　ストレートには行きませんでした

　　　　　　カーブ、シュート、フォーク
　　　　　　ナックルまであったような


　　　　でも、車を運転するのは嫌いじゃなかった　
　　　　プログレが終わり、自分を見失っていた頃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　半分冗談ですが

　　　　ユーミンやバーバラ・ストライザンドが歌っていたように
　　　　夏や秋の夜、ドライブしたかった

　　　　ストリートランプが照らすハイウェイは
　　　　まるで滑走路のよう
　　　　　　　　　　　　　さあ、星になろう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　死んでどうする


　　　　星空の下、あまり往来がない広い道を
　　　　もちろん、助手席にはロリコン風味のかわいい子がいて
　　　　BGMはシャカタクや「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」

　　　　　　　　　　　　　　♪Once in your life you will find her
　　　　　　　　　　　　　　　Someone that turns your heart around
　　　　　　　　　　　　　　　And next thing you know
　　　　　　　　　　　　　　　You're closing down the town♪
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　原題は「Best That You Can Do」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛想のない
　　　　　　　　　　　　　　　　　この日本語タイトルがなければ
　　　　　　　　　　　　　　　　　たいして売れなかったかも

　　　　　　　　　　　　　　　　　クリストファー・クロスは
　　　　　　　　　　　　　　　　　声とルックスのギャップが大きかったなぁ


　　　　彼女が潤んだ瞳でぼくを見つめ
　　　　そっとささやきます

　　　　ねぇ、キスして

　　　　　　　　　　　　　　こんな妄想をしていると
　　　　　　　　　　　　　　女の子には絶対もてないです
　　　　




　　　　一度、安いシビックを手に入れそうになりました
　　　　残念ながら、ひょっとすると幸運なことに
　　　　ポシャってしまって

　　　　貧乏学生のくせに
　　　　車が大好きで、ローンで買った奴がいました
　　　　生活が大変だったし
　　　　あんなこともあったから







　今では身分証となり下がり
　年に何度も使わなくなった免許証には
　怒った顔のぼくが写ってます。

　　　　　　　　　　　　　　　思ったより老けてないな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ささやかな自己満