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カテゴリ:人文:文化芸術・サブカル
義弟がニューヨークADC賞を受賞したので、妹夫婦と友人とで 授賞式に出席しにニューヨークへ行きました。 せっかくの機会なので、私はあちこちの小売り店に営業にいったんですよ。 その時ある老舗のバッグ専門店のゼネラルマネージャーが私のつくったバッグを見て 「It's clean!」 と評価したのです。 coolでも stylishでも modernでもなく clean。。。 なんじゃそりゃ??? どういうニュアンスなのかさっぱりわからなくて何度も聞き返したんだけど 「It's clean」ていうんですよね。 私としてはけなされもしないけど、あんまり褒められた気もしなくて 釈然としないままずっと月日流れたのですよ。 そうしたら、先日 新しいバッグのイメージを作ろうと雑誌の切り抜きをしていたんですが みつけたんですよ、「クリーン」という表現を。 北欧の食器のデザインコピーでした。 それをみて、ああ、なるほどー!! 一瞬でわかりましたよ、クリーンのイメージが。 たしかに、クールでもモダンでもスタイリッシュでもなく クリーンがピッタリです。さすが英語圏の人は単語が的確(当たり前か) クリーンでいうのは無駄な飾りがない、気負いもない自然な雰囲気で かといって機能一辺倒というわけでなく 人に近い感覚のあるスタイルなんですね。 なんだー、わたしもしかしたら褒められてたんですね。 このクリーンという感覚、日本の伝統的な道具のデザインにもとても 通じるものがあると思います。 わたしもやっぱり日本人なのね。 *写真ブルーの花柄のお皿とカップ&ソーサーに 「北欧のクリーンなデザイン」という見出しが付けられていました。 日本の下駄のデザインにもワークストリームのエンベロプフェイスの デザインにも通じるところがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
November 1, 2009 06:09:51 PM
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